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最短の経路で成果に結びつける本【技術編】

1日お疲れ様でした!gw最終日。どんな1日だったでしょうか??

今日のnoteはロジカル・シンキングの【技術編】についてです。

前回はロジカル・シンキングの基礎、ロジカルコミュニケーションについて書きました!
ロジカルコミュニケーション?って方は↓ ↓


論理的に思考を整理する技術として、MECE(ミッシー)とSo What?/Why So?の2つがあります。

このワードを聞いたことのある人は結構多いんじゃないでしょうか?今回読んだロジカル・シンキングの本ではそれぞれの技術についてより詳しく解説されていました!


MECE とは?

ある事柄や概念を、重なりなく、しかも全体として漏れのない部分の集まりで捉えること(Mutually Exclusive and Collectively Exhausive)

じゃんけんで表したら、こんなかんじです。

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ここで生まれてくるのが、じゃあどうやってMECEに分けるの?という疑問。MECEはさらに2つの種類に分かれるんです。

①全体集合を完全に要素分解できる場合
・年齢
・性別
・地域 など
②漏れや重複が絶対にないとは証明できないが、これだけ押さえれば大きな重なりや欠落はないとみなせる場合
・3C/4C
・マーケティングの4P
・組織の7S
・効率、効果
・質、量
・事実、判断
・短期、中期、長期
・過去、現在、未来 など

説明の上手な人は、1つの事柄をさまざまな側面、場面で説明することができます。使い慣れた当たり前の切り口だけではなく、MECEのポケットをたくさん持つことが重要なんですね。


So What?とWhy So?

So What?
手持ちのネタ全体、もしくはグルーピングされたものの中から、課題に照らした時に言えることのエキスを抽出する作業

→一言で言えば、「結局どういうことなのか? 」

Why So?
So What?した要素の妥当性が、手持ちのネタ全体、もしくはグルーピングされた要素によって証明されることを検証する作業

→「なぜそのようなことが言えるのか?具体的にはどういうことか?」ということ。

MECEとSo What?/Why So?をまとめると、このようになります。

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フカボリ

ところで、So What?/Why So?にも2種類あるのご存知でしたか?それが"観察"のSo What?/Why So?と"洞察"のSo What?/Why So?です。

観察のSo What? Why So?
So What?は提示した事実を全体集合として、そこから言えることを要約する作業であり、Why So?は要約された観察結果を要素分解して検証する作業

まずは、事実を正しく"観察"し、その"観察"の結果を受けてにも同じように理解してもらえるように明示することが大切なんですね。

洞察のSo What? Why So?
ある状況を示す複数のデータの中からそこに存在するであろう一定のルールや法則性を導き出したり自社としてとるべきアクションや自社にとっての影響を考えるというように、ある情報から、それとは種類の違う情報を引き出す作業

事実を示す情報から、事実とは種類の違う考えや判断を引き出すものなので、"仮説を立てること"も洞察のSo What? Why So?の一種といえるようです。

ここで注意してほしいことは、洞察のSo What?が観察のSo what?より価値があるように思うこと。(ex.「事実は事実として、私はこう思うんですよ」という考え方)

たしかに、誰も考えなかったようなアイデアは注目を集めます。しかし、相手がこのアイデアに本当に納得するかは別問題です。本当に大切なのは、相手のWhy So?に答えられること。昨日の話にもつながってきますね。

優れたコミュニケーターとは、誰も思いつかなかったような斬新なアイデアを、誰もが理解できるように説明できる人だ」と筆者は述べています。

それは、正確な観察のSo What?/Why So?の上に洞察のSo What?/ Why So?があってこそ生まれるものなんですね。

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今日は論理的に思考を整理する方法について紹介しました。ただ、まだまだ知識感が強いですよね、、

身に付けるためには実践!!ということで次回はこれらの技術をどうやってビジネスで使っていくのか、【実践編】について書いていきます〜



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