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適応障害を発症してよかった

今日の天気は、晴れ。
気持ちまで少し明るくなる。

適応障害と診断されてから、73日が経過した。
昨日だって落ち込んでいたし、今日の午前中だって動けなかったから、まだまだ完治とは言い難い。

病気を発症した2カ月強、色々なことを考えて苦しくなったり、悲しんだり、時には涙を流したり。
両親にも、すごく申し訳ないことをしたなという気持ちもある。
親の反対を押し切って知らぬ土地での一人暮らし。1年後に心身共にボロボロになって帰省、、なんて親としては心配でも溜まらなかったはず。

それでも私は、適応障害になって良かったって思いたい。
これまで味わった事のないどん底だったけど、それすらも私を構成する一つの要素だと思って愛したい。
そしてこの経験を必ずバネにして、また前向きに生きていきたい。

具体的に適応障害になって良かったと思った事を、書いていく。

1.人の苦しみに寄り添える人間になれる


適応障害や鬱病と言った精神疾患は、実際に経験しないとこの辛さは分からないと思う。ビックリする程辛い。
人って楽しい出来事があるから、幸せを感じるのではなく、要は脳内の幸せホルモンが分泌されることによって、快楽を感じる。
この幸せホルモンが出なくなる現象は、本当に辛くて、何で生きてんだろうと考えるようになってくる。
それでもこの経験をしたからこそ、人の苦しみに寄り添える人間になれたんじゃないかなとも思う。
本当に辛い人の苦しみを全部わかることはできないけど、寄り添える人間にはなれたんじゃないかなと思う。

2.無理をしない生き方が身に着く


適応障害を発症した人は、必ず「無理をする」という経験をしている。それでも無理をしすぎて病気を発症してしまったからこそ、無理をしない生き方を学べる。
私も今は復職に向けて、自分に出来ることと出来ないことを整理している。
もう無理する生き方は出来ない。
肩の力を抜いて、生きていく事が出来ると思う。

3.ゆっくり将来を考えられる


会社員はとてつもなく忙しい。
私の配属された部署は、特に忙しい部署だったから、毎日家に帰ってきては寝る生活を続けていた。
だから働いている時に、ゆっくり将来を考えられる機会になって、全くなかった。
これを機に、自分がどうやって生きていきたいのか、考えるよいきっかけとなった。

4.他人からの目線を気にせず、カッコつけない生き方が出来るようになった


人生のどん底を経験して、「カッコつける生き方」の空虚さを知った。
結局無理をしてかっこつけても、自分が付いていけなくなるだけだし、ありのままで生きられる方がいいんだなという事が体感的に分かってきた。
これは、適応障害になって一番良かったことかもしれない。
他人軸で生きてきた結果、適応障害を発症した。他人を優先しすぎて、自分を押し殺しても意味がない。
どう思われるかではなく、どう思うか。
自分軸を大切に出来るようになった。

今のところ、私が思いつく適応障害になってよかったことは、この4点だ。



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