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#5 二本松市→新潟 景色&砂地農場に驚き! 「日本一周農旅!」~東日本編~

8/14(月) 5日目

今日も雨の音で勝手に目が覚める。
いつも聞く、アラームの音以外で目が覚めるのは、体が自然の音に敏感になっているせいだろうか。

急いで身支度を済ませて、頂いた豆腐一丁とキュウリ、トマトを腹にためて、自転車にまたがる。

阿武隈川の新船橋!

国道、県道といっても田舎道は起伏が激しい。
一つ山を乗り越えたと思えば、また山が現れる。
計15㎞のライドだったにも関わらず、疲労感が半端ない。
ただ、その分の達成感も素晴らしい。
朝から流した汗は、格段に気持ちいいものだ。

二本松駅!

そして、無事に駅に到着。
今回二回目の輪行へ。一回目のギリギリに、自転車を詰めて急いで電車に駆け込んだ反省を踏まえて、今日は、一時間前に到着。そして車内へ。

車内から見ることが出来る景色は、まるで美術館の写真のように美しい。
トンネルを抜けた先には、ひと味違う風景が現れる。
きっと天候や季節によって、二度と同じ風景には出会えないだろう。

この自然や農地が作り上げる風景については、私の大学の先生が研究をされていらっしゃる。
農業と水と土、地域総合農学入門の授業の中で学んだ内容。(同じ大学ならわかるはず笑)
景観学や、ランドスケープデザインなどにも繋がる。

昨日、金子先生や菅野さんにも学んだ棚田と近い所もある。
棚田ひとつとってみても、様々な考え方があるそうで、一概に綺麗で美しいもの、だけでは終わらない。
それが、行き過ぎた棚田問題である。
棚田百選など、日本の農林水産省が、定めた日本全国の美しい棚田のセレクト。
これらは、日本の伝統文化である棚田を守る目的の一つとして作られた。
しかし、写真家や全国のファンは、この見た目だけに注目したのである。
そのため、農家の作業中に必要である、簡易トイレの設置が出来なかったり、自然農法での畦道の雑草の駆除を強いられたり、するという。
昨日の記事にもかいたのだが、日本人は過剰に「見た目・外見」を気にする傾向があるらしい。

農業とは離れるかもしれないが、人間同士でも同じようなことが言える。

具体的には、最近言われるようになった「ルッキズム問題」である。
海外では、「目が大きい、顔が小さい、足が長い」などの言葉は、嫌悪感を覚える人も多いという。
一方、日本ではどうだろうか。
当たり前のように、褒め言葉として、使っていないだろうか。
これらについては、どっちが悪いということではなく、日本人がいかに容姿を気にしているか、についての一つの指標として考えていきたいことなのである。

このように、棚田はきれいなのだが、その背景には多様な課題があることも知っておきたい。

ただ、やっぱり棚田は美しい★


そして、電車での移動は自転車とは異なり、また違った楽しみもある。
その一つ面白い駅名である。
以下に2つご紹介!!
・馬下(まおろし)→こんな読み方があるんだ”!と驚いた。
・日出谷(ひでや)→日比谷に似ているな~と思って!


初めての青春十八きっぷの利用。
24時間以内ならば、どこまでも行ける優れもの。
そして、一人に限らず5人とまでならシェアも出来る。
こんな素晴らしい切符、なんと18歳でなくても使える!!←知らなかった!
みんなも使ってみてね!

そして、6時間かけて、新潟に到着!!
大学の友達が、駅で待っててくれました!!!ありがと!!!!
一休みさせていただき、その後に、ラムサール条約にも認定された「佐潟」へ。
向かう道中は、どこを見ても、田んぼ、田んぼ、田んぼ。

2人の影!


こんな通学路を毎日通れると思うと、羨ましすぎる。

そして、自転車を走らせてて気になったのが、「曹洞宗 神社」の文字。
よく、曹洞宗○○って見るな~ともっていたら、何やら日本史で出てくる日本への仏教布教とつながりがあるらしい。
大乗仏教がその始まり。大乗仏教とは、出家しなくても良い方式のもの。
その中に禅宗があり、さらにそこから、曹洞宗に分かれているらしい。
そして現代にも、広がっていったという。

旅に出ると、普段は目につかないことも、気になって調べるチャンスを得られる所、そんな所がいい。






今日も沢山の方との出会いに恵まれて、感謝でいっぱい!
★青春十八きっぷをちゃんと見せたとき、笑顔の駅員さん(無人駅だから、車内でしっかり見せた)
★大学の友達とそのご家族の皆さん
★道端で農業をしていたおばあちゃん

田んぼを埋め立てて、家庭菜園に使っているという。




皆さん、ありがとうございます。

明日は、ちょっとのんびり!友達とリフレッシュ!!楽しみだ~!!





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