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一年に一度、だれでも。


ついに始まりました。
第九回日本翻訳大賞の推薦作品の募集が。

だれでも応募ができます。
会社員でも、主婦でも、学生でも。

2021年12月1日から、2022年12月31日までに発表された翻訳作品の中から、

" この作品がよかった "
" この翻訳がすばらしかった "

そう思った作品一冊を選び、
推薦するだけ。

昨年出会った物語から、
自分にとっての特別な一冊を
多くの人に知ってもらいたい、分かち合いたい、共有したい、広まってほしい作品に
気持ちをのせて、推薦文を送るだけ。

遅ばせながら、
四年前にこのイベントを知り、
今年で3度目の参加になります。

何より楽しみにしているのが、
みなさんの推薦文。紹介される本。
どれもめちゃくちゃ楽しいの。

自分では手にとらなさそうな本との新しい出会いがあり、本屋へ行く楽しみが増える。

気持ちのこもった推薦文を読んだだけで
その本と知り合いになった気分を味わい、
偶然本屋で見かけた時の喜びったら。

今年も楽しみにしています!

今月末までが応募期間です。

もっともっと周知され、
海外文学作品についての様々な声が
集まりますように。

日本翻訳大賞の創設者であり、
作家であり、翻訳家であり、作曲家である
多彩な才能を持つ西崎憲さんによって、
日本翻訳大賞の歌なんてものが
今年から生まれていました。(^^)



昨年の授賞式セレモニーに
参加することができました。

こういった式典に参加することが
はじめてでドキドキでしたが、
大変楽しく参加させて頂きました。

大賞作品の翻訳者さんの
貴重なお話、秘話が聞けて

そして、本屋さんの棚でよく見かける
あの翻訳者の方々(審査委員)が
集合されて繰り広げられるトークが
大変おもしろかったです。

その時の振り返りで泣く泣くだったのが、
セレモニー終了後、みなさん
ご自分の好きな本をお持ちで
翻訳者さんにサインをもらっていたりしたのです。

この時、あぁ掃除婦のための手引き書を、掃除婦のための手引き書をなぜ持ってこなかったんだ!。。。と繰り返し自分の手ぶらを嘆いてました。^_^。

こんな貴重な機会はなかなかないですからね。

でもでも、
あのステキなセレモニーの空間に
いれただけで大満足でした。

読みたい本がたくさん。

『STONER』は、
第一回日本翻訳大賞受賞作品です。

物語のあらすじといい
みなさんの推薦文といい
好みの世界観でこれは読みたい〜!
と、うなっていたものです。
ゆっくり味わおう。。

『モスクワの伯爵』は、
早川書房の編集者、窪木さんが薦められていた本で、書店員時代に気になっていた本でしたので、より気持ちが加速し、これは読むっきゃない!と手を伸ばしました。
分厚い本ですが、表紙をめくったあとの紙、レースのデザインなどに気品があり、背筋を伸ばして、本の重みも味わいながら読みたい作品です。

『30年目の待ち合わせ』も、発売当初気になっていて、脳内で積読していた本です。
「三つ編み」「あなたの教室」などを翻訳された齋藤可津子さんの訳ということに最近気づき、一気に親近感と読みやすい文章だろうなという安心感から、手を伸ばしました。
ラブストーリーは
いくつになっても大好き。

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