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雑誌「オリーブ」に夢中だったGIRL

紙の雑誌を買わなくなってもう10年以上は経つだろうか。
先日、立ち寄った町の本屋さんで、めずらしく雑誌を手に取り、購入に至ったのだけれど、雑誌に紐づけされている記憶が色々とでてきて面白かったので書いておこうと思う。
私がGirlの時代に大好きだった雑誌は「オリーブ」だ。
大好きだった。
あの頃は簡単に情報検索できる時代ではなかったので、雑誌は熟読レベルで読んでいたし、雑誌を読んでいる時間もすごくHappyだったのを覚えている。
外国人モデルのGirlたちの可愛さにウットリし、外国人Girlに憧れ、どんなお洋服がおしゃれなのか、雑誌に載っているおしゃれGirlはどんなこと考えているのか、隅から隅までワクワクしながら見たし、ステキな写真は切り取って保管していた。
発売日にいそいそと買いにでかけるのも大切な行事で、オリーブを買って自分の部屋で読むまでの流れは、今思い出してもワクワクする時間だった。

もう一つ、母の買っていた「家庭画報」にもワクワクした。
家庭画報の紙の厚さ、写真のきれいさ、どのたのお家かわからないけどウットリする豪邸やインテリア、旅の風景に見入ったものだ。
私の知らない世界で、「オリーブ」とも違う世界、大人の世界をのぞき見しているような、ステキな世界だった。
あと、家庭画報は紙が厚いせいか独特な香りがしていたように思う。
紙の厚さや香りを感じるというものは、タブレットではできないことだよねぇと、当たり前のことを想いながら書いている。

オリーブのように、何かが発売されるのを心待ちにして待っているものって、ここ最近はあっただろうか。
好きな作家の本が発売されると言っても、毎月のことではない。
舞台観劇はまた違うワクワクだし、セミナー受講もあまりワクワクしなくなった。
今は知りたいことは調べようとすれば大抵のことは調べられる。
だからこそ、その情報の精査はしないといけないし、他人軸ではいけないのだけど。
そう言えば、最近の私は、そもそも推しがいない。
誰にもハマっていないから、何の情報も追っていない。
心待ちにしたりワクワクすることが減っているのは、雑誌を買わなくなったせいだけではないかもしれない。
なんと、さみしいことか。
私は誰かを応援したり、喜ばせたりして、LOVEを循環させてる方がいいのだ。
断然イキイキするタイプだ。
そうだ、何かに熱くなろう。
CMの「そうだ、京都へ行こう」的に、当面の私だけのキャンペーンは「そうだ、何かに熱くなろう。」に決定した。

めずらしく雑誌を買ったと書きたかっただけなのだけど、今の自分に情熱を燃やせるものがないということに気付いてしまったので、書くって何かしらのヒントに繋がるからすごいや。
また書こう。


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