【京の魑魅魍魎】

先日「京都歴史彩館」なるところで、面白い講座を受けてきました。

菅原道真がテーマの講座でしたが、同志社女子大学名誉教授の朧谷教授のお話しの面白いことと言ったら（笑）

そもそも、私が10年前に
「そうだ‼️京都へ行こう‼️」
と京都へ移住してきたのは、
「京の魑魅魍魎になりたい‼️」と、
本気で思ったからだ。

日本三大怨霊の
「早良親王」
「菅原道真」
「崇徳天皇」は、今では祟りを恐れた、時の天皇によって神様に格上げされ、それぞれ
「崇道神社」
「北野天満宮」
「白峯神宮」
の祭神として祀られているが、
歴史を紐解くと、いずれも自分を陥れた相手だけでなく、その一族郎党にキョーレツに祟り、後々の子孫にまで祟り、恐れられている祟り神だ。

日本は古事記をはじめとする神話の時代から脈々と続く天皇を頂点とした単一国家だが、その天皇の座と実権を誰が握るかを争い続けて、京都に遷都されてから長い間、京の街は地位や皇籍を巡って
魑魅魍魎が渦巻いてきた街なのだ。

「わ〜京都、素敵💓」
などと、若いお姉ちゃんがインスタ映えする路地で
安いペラペラの貸し着物で写真など撮って喜んでいるが、実は、京都は、ほら、その足元にも怪しい魑魅魍魎がうじゃうじゃと〜‥😱

霊感など皆無の私と比べて、霊感の強い友人などは、北野天満宮にも、白峯神宮にも決して近寄らない。
霊は優しい人に付いて来ると言いますからね。
自分には優しいが、他人には厳しいわたくしには霊は絶対近寄らないよな〜。

昨日は、そんな怨霊の代表、下級役人の菅原道真があまりに才長けていたために嫉妬され、どのように陰謀に巻き込まれ太宰府へ流され、果ては怨霊となったのか？当時の天皇の系譜をもとに、平安時代の魑魅魍魎の面白いお話しでした。

それにしても第52代嵯峨天皇は50人の子供がいたそうな‼️
宇多天皇の日記には、今でいうローヤルゼリーを飲んでいた記述があり、う〜む、何十人ものお姫様を相手に頑張らなきゃならなかった天皇たちは、なかなか大変だったんだろうな〜、

と、最後は下世話な心配をしたのでありました。