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「本店・本屋の実験室」


本店完成予想図

以下の文章を読み「本店」に参加したいという方メールをください。棚の残りはあとほんの僅かしかありませんが、いちどお会いしてお話させていただき、決めさせてください。

koenjihonten@gmail.com  管理人飯村まで

0. 高円寺の街の書店として SNSで発信する際の共有ハッシュタグ #高円寺  本店 
 
 街の本屋を目指したいです。今までのシェア型書店では、「棚主」「函店主」それぞれが、自分の棚をつくっており、そこが面白い点でもありますが、ひとつの書店としてなかなか成り立っていない、という面があるのではないでしょうか。
 いきなりは難しいですが、やっていく中で、各々を尊重しながら「本店」の色合いを出し、街のみんなに愛される書店になっていけたらいいなと思っています。
 とはいえ「街の本屋」はそれぞれ違います。意見を集約し、より良い「棚」をつくり、いい書店に近づけるために、以下の3つの方策を考えました。
 
・自分の棚がメンテナンスされている
・他の人の棚もメンテナンスしていく
・月に一度の寄合で「わたしのベスト棚」を発表、その理由も話す(棚の合評会)
 
1.書店減少と書店開業を巡る2024年現在の状況
 
 書店の減少傾向に歯止めが利かない状況です。『2028年 街から書店が消える日』という本では、家賃を支払いながら新刊書店を継続していくのは、ほぼ不可能と書かれています。書店のビジネスモデルが崩壊した、と言っても過言ではないでしょう。
 しかし、同書の中では、様々な人から、多様な書店継続のアイデアが書かれています。「本店」は「本屋の実験室」といういわば副題を付けました。本店に参加してくださる方はもとより、多くの方の知恵を借りながら、この場で書店を継続させる方策を示していければと思っています。街の本屋であり、本屋復活の場、にもしていきたいです。
 
2.持続可能なシェア型書店への挑戦
 
 シェア型書店は書店減少への切り札の一つ、として言われてもいます。直木賞作家の今村省吾の「本丸」、鹿島茂さんが関わっている「Passage」など話題のお店もあります。1年間シェア型書店を運営して、この形態の書店では、書店復活の鍵にはならないと思うに至りました。たぶん、今現在も、儲けているのは本当に一部の棚主と、オーナーだけだと思われます。
その一方、やりかたさえ上手くやれば、とても面白い書店になる、という確信もあります。ここ「本店」で持続可能なシェア型書店もモデルをつくり、それを他の土地で真似してもらうことで、書店減少に少しでも寄与出来れば、と思っています。
 
3.「本店・本屋の実験室」の3つの柱
   
   ①新しい売り方、新しい本屋の形を探る実験の場(ラボ要素)
   ②本気で本屋をやりたい人、売りたい人が集う場(コミュニティ要素)
   ③高円寺という地域性が生きる場      (エリア要素)
 
4.「高円寺 本の街商店会」との連携
 
 現在、書店が増え続けているのが高円寺です。理由としては高円寺の持つリベラルな空気感と、書店、本、というのに相性がいいと思う人が、店をだしているのかな、と推察しています。本をテーマにした商店会を立ち上げ、運営していくというのは、いわば高円寺という地域のエリアリノベーションです。この街を本が売れる、読まれる、書かれる、にしていきたいです。
 
5. 「本店」のハード面の説明
 
 キャッシュレス対応のエアレジ、イベント用の機材(マイク、モニター等)、配信用の機材(カメラ、ネット環境)、店番(パソコン、プリンター)などを常設します。
 
6. 「本店」のソフト面の説明(函代と売上手数料、店番ルール、オンライン販売、契約取次、月1回の寄合など)
 
・棚台 1本7段18000円 売り上げ手数料2% (キャッシュレス分の3.5%、ブックカバー、袋、栞、などの梱包材)
・基本契約期間 初回6ケ月 以降3ケ月ごと 退店の場合は1ケ前に必ず告知してください。
・オンライン販売 7月のプレオープンまでにマニュアル化。またネット販売説明会を開催します。
・店番 必須。営業日数と参加者数を考慮し、ひとり辺りの店番割り当て時間を決定します。シフト表を用意し、そこに記入していただきます。不在時の対応(バイトを入れる)。バイトは他の棚主に振る箏ができます(炭素量の取引)
・取次より新刊を卸値で購入できます。本店のパソコンよりネットで購入できます。
・月に一度「本店会議」を開きます。出来るだけご参加ください。本店の問題点、改善点、などのほか、新しい書店像を模索する場としたいです。終了後、もしくは会議の途中から呑み会となります。会議は映像で記録し、不参加の方へも共有し、アーカイブ化し、外へ発信。
・イベントの主宰 企画を立て、イベントの主宰者になれます。使用料1時間1500円。収入はすべて棚主へ。
・展示の主宰 企画を立て、展示の主宰者になれます。使用料1日3000円。展示とイベント、自分の棚組み合わせで売り上げ増を図れます。展示品の販売もできます。展示の内容はご相談ください。売り上げ手数料5%をいただきます。
 
7.正式オープンまでのスケジュール(仮)
 
7月20日 説明会 
8月1日 プレオープン
9月1日 正式開店 (この日から棚代が発生します)

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