コクテイル

高円寺にある古本屋と居酒屋がいっしょになった店、コクテイル書房を営んでいます。文学をテ…

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高円寺にある古本屋と居酒屋がいっしょになった店、コクテイル書房を営んでいます。文学をテーマにしたおつまみやお酒を提供しています。店の外には本の交換が出来る「まちのほんだな」があり、お金を介さずに本を手に入れることが出来ます。2月9日には文学カレー「漱石」をレトルトで発売します。

最近の記事

高円寺ひとはこ古本市の要項。

明日、ひとはこ古本市を開催します。まだ余裕がありますので、ご参加ください。 info@honnonagaya.com までメールをいただけますか。 ひとはこ古本市を高円寺の様々な場所で開催していきます。高円寺を本の街にする活動の一環です。 第2回「高円寺ひとはこ古本市」の出店にあたっての要項をお知らせいたします。 -------------------- ◆出店いただきありがとうございます。 5月12日に二回目の「高円寺ひとはこ古本市」を開催します。 今回は、高円寺北中通り

    • ことばの壁とことばの木

      本の長屋に新しい壁を設けます。今年の夏に開店予定の本店には木を植えます。どちらの場所も、言葉を大切にするのはもちろん、言葉から現実にある壁を失くしたり、好きな言葉を増やしたりする試みです。絵本コーディネーター東條知美さんの言葉を形にします。 「ことばの壁 壁をなくすための壁」 本の長屋にある壁。毎月、なくしたい壁をテーマに掲げ(人種間の壁とか性別の壁とか)、店に来た人が、店内にある栞に(1枚絵100円、本を買った人は無料)それに壁を失くす方法を書き、張っていく。その栞見て

      • 持続可能なシェア型書店とは

        シェア型書店をやってみて  6月1日で「本の長屋」を開いて1年になる。組みあがらない本棚、決まらない開店日、クラファンでいただいたお金とご好意へのプレッシャー、逃げられない現実。様々な要素が鍋の中で煮込まれ、それを毎日食べる試練の日々。試練は人を大人にすので、いい経験ともいえるが、今思い出しても、深く、重い、ため息がもれる。  店として、ようやく形になったのは、つい最近のこと。開店後にも複数回レイアウトを変更した。試行錯誤の店づくりを重ね、時を経て今の形に収まった。要領とス

        • 「高円寺 本の街商店会設立(案)」こ

          高円寺を本の街へ。私からの提案です。本棚はありますが、本はまだ入っていません。以下の文章はあくまでも(案)。いろいろな方の考え、アイデアを盛り込み、多くの方と手を携えて活動していきたいです。 目的 ①「高円寺を本の街へ!」  高円寺にある新刊書店、古書店、出版社を中心に結成する。また本と相性のいい、文具店、雑貨店、古着屋、喫茶店、居酒屋、などにも加入を呼びかける。書店以外の商店に関しては「店主が本好き」「店の一角に小さな書棚がある」「本と関連したメニューがある」など、本と

        高円寺ひとはこ古本市の要項。

          「本店 設立計画(案)」

          書籍が売れない、書店が減っていく、という話を聞いて久しいです。その一方で、書店のない地方などで、本の買える店を求める人もそれなりにいると言われています。急速に増えている「シェア型書店」や書店経営の全てを公開している「透明書店」など、新しい本屋の姿を求める動きも多く見られます。  それでも、出版、取次、新刊書店、各々が問題を抱えながら、必死でもがいている状況に変化はないように見受けられます。  今年の夏に向けて、開店を目指している「本店(ほんてん)」は、これら川上から川下ま

          「本店 設立計画(案)」

          「高円寺 本の街商店会」設立計画(案)

          2022年ごろより高円寺で書店の開店が相次いでいます。 雑誌『POPEYE』2023年9月号の本の特集号でも、高円寺での書店の開店に関して記事に書かれています。  現在、商店会は狭い地域の区切りで設立されており、コクテイル書房のある高円寺北中通り商栄会は、わずか130メートルの道路に、30店の店があり、これでひとつの商店街として活動しております。  高円寺に遊びに来る人は、例えばこんな風に過ごしたりするのではないでしょうか。南口に点在する古着屋を覗き、喫茶店で休み、高

          「高円寺 本の街商店会」設立計画(案)

          本の長屋フェスを開催します。

           幸せは日常の中にあると思っています。美味しく食べ、楽しく話し、良く寝むる。平凡な暮し。これがどれほど贅沢なことかは、ウクライナや、イスラエルや、パレスチナを見ればよく分かります。平凡とはいえ、これは磨けば磨くほど、非凡に通じ、いくらでも光らせることが出来ます。  とはいえ、時には、仲間と寄り集まって、桜を眺めたり、肉を焼いていみたり、酒を酌み交わしたりと、祝祭の時間も欲しいものです。「本の長屋フェス」はそんなささやかなお祭りです。  外から人を呼んできて、話をしてもらったり

          本の長屋フェスを開催します。

          ノンフィクション作家井上理律子さんと巡る。すてきな古本屋さんめぐり in 阿佐ヶ谷

          ノンフィクション作家井上理律子さんと巡る。すてきな古本屋さんめぐり in 阿佐ヶ谷

          郡山ブック倶楽部計画

           本離れと言われて久しく、それを受けた出版不況は出口を見えず、暗い未来の話ばかりが本の周りを飛び交っている。全国の書店の数は減少傾向にあり、こちらも歯止めが止まらない状況。しかし、近年のコロナ禍で、家にいる時間が多くなり、読書人口も増えつつある、ということも耳にする。  ここ数年で人気なのはシェア型書店と言われる業態で、これは店舗の中に小さな本箱が多数あり、出店者はその箱のひとつを持ち(ひと箱店主と呼ばれている)、その中で自分の好きな本を陳列し販売することができる。  並

          郡山ブック倶楽部計画

          コクテイル倶楽部とは

          面白い人と面白い話をしたい、という一念で生きてきた、私の思いを共有してくださる方々が集える場をつくります。昼は、お仕事、執筆、読書にお使いください。夜は、二階でご自分のキープボトルを呑みながら、夜な夜な集う倶楽部会員同士の社交の場となります。奥に二部屋ある小部屋、奥の茶室で少人数の会合も出来ます。  さらに集うだけではなく、各々をのスキルや気分を上げていくためのイベントも開催します。今期は1年間かけて、会員みんなで一冊の本をつくっていこうと思っています。著者や編集者、ライター

          コクテイル倶楽部とは

          文学カレー それは文学を読みたくなるカレーです。

          カレーとは何か。それを定義するのは難しく「汁気のあるなしにかかわらず、カレー粉で味つけされた全ての料理」と「カレーの歴史」という本の中には書かれています。カレーを最初に食べた日本人は山川健次郎だと言われています、会津藩士で白虎隊として西軍と戦い、後に東京帝国大学総長となった山川。明治4年に国費留学生としてアメリカに渡る船でカレーが出されたそうです。  明治初期にイギリスからカレーが伝わったと言われています。明治5年に書かれた「西洋料理指南」には具材として、鳥、エビ、カキ貝とと

          文学カレー それは文学を読みたくなるカレーです。

          新しい飲食店を作る読書会の仲間募集

          シェア型書店のような、シェア型飲食店の在り方を模索してます。間借りのお店とは少し意味合いというか、方向性が違う感じで運営される場。間借りのお店やっている方って、次へ行くステップとして借りている方が多い、という印象があります。一つの場を、みんなで維持し、商いをやっていく、というのは難しいんでしょうけど、この先にある飲食店の姿としてはありだと思うのですが。本屋と酒場をやっているからこそ、こういう場(店)がやれたらうれしいし、楽しいと思ってます。こういうのは、私一人が考えても答えは

          新しい飲食店を作る読書会の仲間募集

          言葉の街のサイトが出来ました。

          「言葉の街」のサイトが出来ました。 https://kotobanomachi.notion.site/kotobanomachi/2eb7295f5e1d4b3696206a4fa67d617c 現在参加者は私と音羽館で働く杉田さんの二人です。二人で読書会を重ねながら、言葉を交わしながら、構想を固めています。次回の読書会も決まり次第お知らせします。みんなの場所としての言葉の街だと考え、思っております。 このところ思うのは、人生で大事なのは、人という生き物を愛せるかどうかに

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          言葉の街を作る読書会、二回目

          言葉の街を作る読書会、第二回目の音声です。 https://anchor.fm/suguru-sugita/episodes/--e1ft14n 取り上げたのは中島岳志さんの「思いがけず利他」。次回は告知したうえで開催します。参加者も募集します。言葉の街準備室の物件も取得予定です。当店と同じ長屋の一角、築100年の古民家です。

          言葉の街を作る読書会、二回目

          大事な順番は、人、言葉、本

           先ほど投稿したツイッターに関して、年上の友人からメールをもらいました。投稿は以下に上げます。 言葉を綴じて纏めた本。素晴らしいが、とっつきにくく感じる人も多い。端正な佇まいは、ときに閉じているようにも感じる。だから本の街よりは言葉の街。書き言葉も、話言葉も大事。本を読まない、読めない人も参加してほしい。違う言葉を使っている人も仲間。大事な順番は人、言葉、本。 これに関して友人から言われたのが主に3つ。 ・この3つに順番・序列などつけられないのではないか。 ・人、言葉、

          大事な順番は、人、言葉、本

          「本の街」を作るための読書会0回

          「本の街」を作るための読書会0回です。コクテイル書房の狩野と、音羽館に勤めながら独立を目指している杉田さんと二人で始めました。読書会といいつつの雑談かな。楽しかったけど。 https://anchor.fm/suguru-sugita  本の街は読書会という対話の場を重ねてつくっていきたいです。建築家、行政マン、デザイナー、ネットに詳しい方、などなど協力してくださる方募集してます。詳しくはポッドキャストでどうぞ。 今後はお互いのメール(言葉のやりとり)なども公開し、本の街

          「本の街」を作るための読書会0回