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事務の再定義『生きのびるための事務』が面白い!


おはようございます。現在時刻は午前5時48分。
この部屋から降りて下に行って朝の準備を始めないといけないのは6時15分。
つまり、あと30分弱。
寝起きのタイピングで、どこまで書けるかな。

先日、『生きのびるための事務』という本を読みました。
このタイトルがいいよね。
事務職を生業にしているものには刺さるフレーズ。
どんなことが書いてあるんだろう、と気になりました。

開いてみると、コミックエッセイのような感じです。
普通のコミックエッセイと違うのは、コマ割りが小さくて、基本は6コマ割りで、淡々と進んでいくところ。
主人公と、主人公から登場した「ジム」の2人の会話だけで展開していきます。
この絵がまた味があって好き。

事務の再定義

この本の最大の功績は、事務を再定義したところ。

「事務とは抽象的なイメージを具体的な数値や計画に置き換える技術である」

事務作業は単なる雑務ではなく、未来を描いて引き寄せるために不可欠なのものだとして、描かれています。
創造的な仕事を支える基盤であり、スケジュール管理やお金の管理が重要だよ、と教えてくれています。

僕は税理士業をしているので、まさに典型的な事務職なのですが、お客さんに対して、経理の仕方だったりといった事務を教えていく立場でもあります。
これが、進まない人は全く進まないのです。
僕らは、経理を通して事業の業績と財務状態を把握してもらって、このままいったらどうなるか、どういう未来へと進みたいのか、そのためには何をしたらいいのか、といったことを考えるお手伝いをしています。
ただ、この経理が整わないお客さんには、現状もわからず、申告期限ぎりぎりにようやくレスポンスが入り始め、申告が終わるとまた何も返ってこない、ということになってしまう人がいます。
これが悩み。
事務作業は生産性がない雑用、やる時間がない、細かい数字を追っても何にもならない・・・etc.
まぁ、とにかく、いろいろ言ってきて進まないのです。

この本は、事務の定義を拡大解釈したところがとにかく素晴らしい。
僕らの仕事は、まさにこの本の言うところの「事務」を手伝って伴走するところにあります。
みんなが事務をそんな風に認識してくれたら、どんなにいいことか。
いや、これを僕らは教えていかないといけないんだな。
入り口を変えていけばいいのかもしれないね。

あぁ、時間だ時間だ。
では、今日はここまで。
僕のこんな風な思い付きで書いていくのは正解と言ってくれているのもこの本でした。
本を出版して売れるまでの話もあって、noteを書く人にもめっちゃ面白いと思いますので、ぜひ読んでみて。


生きのびるための事務の感想②はこちら↓


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