サザエさん症候群の大人たち


たおたおです。


日曜の夜ですね。


皆さんは『サザエさん症候群』という言葉を

ご存知ですか?


サザエさん症候群とは、 日曜や休日の夕方から夜にかけて「休暇の終わりと仕事の始まりを実感し憂鬱になる」状態を指す言葉。
日曜夕方18時30分~19時に放送される「サザエさん」が、休みの終わりを実感させる代名詞となっていることが言葉の由来。(参照元


こんな言葉があると知ったのは

まだ小学生の頃でした。


(教えてくれたのは

 日本で働いていたアメリカ人の方…)


当時とても衝撃だったことを覚えています。


だって、幼稚園に通っていた頃から


「将来は何になりたい?」

「どんなお仕事をしたい?」


そう問われ続けて、

大人になるその日を

子どもたちはみーんな

ワクワク楽しみにしてるじゃないですか。


なのに、ほんとうの大人たちは

日曜の夜にサザエさんを観て

つらくなってる……?


当時のその言葉が忘れられなくて、

「普通のサラリーマン」になることに対して

心の奥底でずっと抵抗感がありました。


大学進学にめちゃくちゃ抵抗して

親とバトルしたのも、

その考えが根底にあったからでした。


学問には興味がないのに、なぜ大学へ行くの?

「大学行って、普通のOLになる。」

そんな平凡な人生を歩むことしか

わたしに選択肢はないの?


そう不満に思いながら

結局その通りの道を歩み続け、


無事、サザエさん症候群の大人になりました


決して親のせいだとは思っていません。

自分の責任です。



いまの会社には、いろんな同僚がいます。


親に内緒で退学して

仕事しながら生活を送っていた女性や、


新卒で入った会社を2ヶ月で辞めて

この会社で圧倒的な成果を出している営業マン。


一見すると

継続力がないように見えるけど、


勇気と行動力があって、

自分に合う道を自分で選択できる人たちです。


私にはその勇気も行動力も無かった。


だから大学4年間を遊んで消化したし、

入社の前から辞めてやると決めていた銀行で

気がつけば4年半も立ち止まっていました。


「違う」とわかってることを続けるのは

継続力なんかじゃない。


ただ、そこから動く勇気がないだけ。


だからとにかく変えたくて

日曜の夜が憂うつになる生活を捨てたくて

銀行を飛び出しました。


いまの仕事はもっとつらくて

サザエさん症候群は治ってないけれど、


でも、「行動しなきゃよかった」とは

絶対に思うことはありません。


自分で自分を変えていける、と

知ることができたからです。


まだまだしばらくはきっとしんどいです。


だけど、絶対に折れません。


日曜の夜、明日の仕事のために

ワクワクできる大人になるまで。


乞うご期待です!

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