メンタルヘルスマネジメント検定Ⅰ種 論述対策ポイントまとめ【第9章】
🆙更新履歴など
・2024年8月29日更新
🍀2022年11月に受検し、Ⅰ種に合格しました!
11月に行われるメンタルヘルス・マネジメント検定Ⅰ種マスターコースの公式テキスト9章部分のポイントを5,300文字超のテキストにまとめました。
公式テキスト、学術的な表現が多いテキストでなかなか読みづらいですよね。
アンダーラインを引くにも、どこに引けばよいのか迷います。
論述対策のため、テキストだけでは理解しづらく、自分なりにポイントをまとめました。
また、学習時の気づきや参考URLも追記し、関連づけて学べるよう、工夫しています。
公式テキストではポイントがつかみづらい、書かれている内容が理解しづらく困っている方のお役に立ちますように。
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✅職務レベルの改善
QWL
QWL(Quality of Work Life)とは、非人間的な労働から人々を解放し、労働生活全体の豊かさを追求する概念や手法のことである。
QWLには2つの流れがある。英国発祥のソシオテクニカル・システムと、米国発祥の職務拡大・職務充実・職務再設計だ。
ソシオテクニカル・システム
英国発祥。
仕事を行う上で用いるテクノロジーの特性と働く個人およびその集団の特徴を統合し、両者の最適な関係の実現を目指す。
ソシオテクニカル・システムに基づくQWL向上策は以下の8つである。
■ QWL向上策8つ
安全な作業環境の構築
能力の向上につながる職務の割り当て
個人の成長を保障する職の安全
公平な評価と報酬
昇進の機会の提供
個人のプライバシーや権利の保護
個人の私生活を脅かさない仕事の要求
企業の社会的責任の追及
職務拡大・職務充実・職務再設計
米国発祥。
職務拡大(横方向):細分化された職務のうち、個人が担当する数と種類を増やすことで仕事の単調さをなくし、仕事に多様性をもたせる試み
職務充実(縦方向):労働者は自分の仕事についての裁量権をもち、仕事の仕方を自ら管理できるようになる
職務再設計:細分化され単調になった職務を見直し、設計し直すことによって、個人には高い動機付けと満足感を、会社には高い業績や離転職率の低下をもたらすことを目的とする具体的な施策のことである
中核的職務特性5つ
職務再設計をより科学的に行おうとする動きが1960〜1970年代に起こった。
その先駆けとなったのがタスク特性研究である。
タスク特性研究では、どのような職務にも共通の中核的な職務特性(中核的職務特性)を抽出した。
スキル多様性:職務が多様なリスクや能力を必要としているか
タスク一体性:職務の全体像が明らかで、始めから終わりまでを見渡すことが可能か
タスク重要性:職務が世の中の人にどのくらい重要な影響を及ぼしているか
自律性:職務を遂行する上でどの程度の自由、独立性、権限があるか
フィードバック:職務の遂行具合について、直接に明確な評価やフィードバッグが与えられているか
MPSの計算式
MPSをは、個人が職務に対して抱く潜在的動機付けを表す指標のこと。
MPS(Motivation Potential Score)=(スキル多様性+タスク一体性+タスク重要性)/3×自律性×フィードバック
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