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【読書感想文】自分の意見で生きていこう―「正解のない問題」に答えを出せる4つのステップ

書籍の情報

  • タイトル:自分の意見で生きていこう―「正解のない問題」に答えを出せる4つのステップ 

  • 著者:ちきりん

  • 出版:2022/1/12発売

  • ページ数:336ページ

  • 読了日:2022/11/15

  • 2時間ほどで読了

意見と反応の違い

前述したように「意見を表明する」とは、「自分はどのポジションにいるのかを明確にすること」です。なので、ポジション、すなわち、立ち位置が明確になっていれば「意見」で、発言を聞いてもどこに立っているのかわからない場合は「反応」です。

自分の意見で生きていこう―「正解のない問題」に答えを出せる4つのステップ 

多くの人は、「意見と反応の違い」をほとんど意識していません。ところが大半の人は、その2つを「無意識には区別している」ようでもあります。

自分の意見で生きていこう―「正解のない問題」に答えを出せる4つのステップ 

「自分の意見を持つこと」を今まで意識していなかった。

なんとなくネットニュースやSNSを見て、なんとなく知った気になって、なんとなく考えて終わりだった。

しかし、本書を読んで、意見を持つことの大切さがわかった。

意見に正しい、間違っているなんてないのだから、臆することなく、自分なりの意見・考えを持つこと。

意見をまとめる、考える習慣を身につけると、仕事はもちろん私生活でも役に立つし、「自分なりの視点」を持てる。

「自分なりの視点」があれば、物事の判断もスピーディになるだろう。
また、後悔も減るのではないか。

意見を否定しない

多様性と言うのは、社会の持続的な発展にとって、とても大切な条件です。世の中にいろいろな考えの人がいたから人類がここまで絶滅せず、社会で様々なイノベーションが起こり、ここまで豊かになってきたのだと私は考えています。

自分の意見で生きていこう―「正解のない問題」に答えを出せる4つのステップ

つまり、「意見には正しい意見と間違った意見がある」と勘違いしているから、「誰の意見が一番正しいか」を巡ってギスギスした相互否定が起こってしまうのです。

自分の意見で生きていこう―「正解のない問題」に答えを出せる4つのステップ

意見はあくまでもその人の考え。

正解、不正解などない。

ただ、あまりに意見を主張しすぎると角が立つこともあるから、意見表明とともに伝え方も身につけるべきかと思った。

「あ、これ『ある、ある』だ」

「あなたに任せる」と言って自分の意見を言わないのは、「自分はもうそのことについて考えたくない」と宣言するのと同義であり、相手は、この「考えない」と言う態度に頭にきます。よかれと思って「好きにしていいよ」と言ったのに怒られるのは、コミュニティ運営の本質がわかっていないからでしょう。

自分の意見で生きていこう―「正解のない問題」に答えを出せる4つのステップ

議論とは、複数人がそれぞれ「自分の意見」を表明し、それらを全員で比較したり深掘りして、どの意見を採用すべきか、さらによい意見を見い出せないかと検討することです。このためひとりしか意見を表明せず、他の人は反応するだけ、では議論は成り立ちません。

自分の意見で生きていこう―「正解のない問題」に答えを出せる4つのステップ

「お任せします」はよく聞く言葉だし、自分も使う。

でも、任された方は必ずしも「快」ではない。

なぜならば、考えることを放棄したと取られかねないから。

考えた末の「任せる」ならば、いいんだろうけれど。

何を答えるかより、どう考えるかが大切。

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