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【イベントレポート】2020.10.27 地方テレビ局の情報発信のウラ側をマルッとお見せします

オンラインイベントが続きますが、今回は【地方テレビ局】にフォーカスをあてたイベントを開催しました!
みなさんの関心の高い領域だったのか、イベント公開後すぐに定員に達し、増席もさせていただきました!

イベントの内容

デジタル化の流れでテレビ局の役割が変わりつつある中、全国のローカル局ではキー局とはまた違う挑戦が始まっています。
今回、ローカルテレビ局の1日の流れやここ数年の新しい取り組みについて 、KSB瀬戸内海放送での報道番組の取材やドキュメンタリー番組制作を手掛ける山下記者と、名古屋テレビ放送(メ〜テレ)の新規事業(ハピキャン)を担当するハッシン会議 井上代表がざっくばらんにお話しします。
また、広報PR担当者の関心領域である「ローカルテレビ局の記者・ディレクターはどんなテーマ、ネタを求めているのか」といったところも掘り下げてお話をお伺いします。

ゲストプロフィール

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■山下洋平
KSB瀬戸内海放送 記者
2003年入社。警察・司法、行政取材などを担当。「高知白バイ衝突死」報道で、放送批評懇談会の「ギャラクシー賞」報道活動部門の大賞。ノンフィクションも執筆。2011年から4年半、ニュースの編集長を務め、日々大量のプレスリリースに目を通して取材項目を決定。報道部長(マネジャー)時代にYahoo!ニュースやLINEへの配信を主導。2018年から記者に復帰し、ゲーム条例の検証報道やドキュメンタリー番組制作を手掛ける。

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■井上千絵
株式会社ハッシン会議代表取締役
大学卒業後、2005年より瀬戸内海放送(KSB)の報道記者として2年間勤務。その後、名古屋テレビ放送に転職し報道記者・宣伝広報として9年間勤務。結婚・出産を経てテレビ局を退職し、慶應大学大学院メディアデザイン研究科修士課程へ。
2018年 独立し、スタートアップの企業を中心にコミュニケーションデザイン・PR戦略を担うPRコミュニティ「ハッシン会議」を設立。

イベントの様子

「KSB瀬戸内海放送」の山下さんと、「ハッシン会議」の井上さんはなんと、もと先輩・後輩の関係性!井上さんが大学卒業後に就職した「KSB瀬戸内海放送」で、2つ上の先輩が山下さんということで、当時は今では想像もできないような、とても厳しい先輩だったようです!笑
でも当時から、山下さんの取材への熱量や、取材相手にとことん向き合う姿勢は変わらないみたいですね。

お二人の当時のお話や、TV局でどんな取材をしてきたか、取材中に事件後の犯人に遭遇したお話、管理職を自ら辞めることを会社に申し出て記者に戻った話など…過去のお話をお伺いするだけでひとつのイベントができそうな内容でしたが(笑)、今回は2つのテーマを設定してトークセッションを行いました。

<前編>ローカルテレビ局記者・ディレクターの1日を知ろう 
放送までの流れは?どんなテーマ、ネタを求めている?

皆さんローカルテレビ局の記者ってどんな1日でまわってるって想像つきますか?勝手ながらにほとんど寝てない・家に帰っていないというイメージがあったのですが…山下さんの場合はきちんと育児・家事の時間もとられていて、もともと思っていたイメージと違った1日を過ごされていました。
もちろん若手の頃は徹夜が続いていたり、取材内容や時期によって日々スケジュールの変動はあり、常に時間や締め切りに追われることは日常のようです…。

また、テレビ局の記者として、どんなニュースやネタを求めているのか。このテーマについては参加者の皆さんも非常に興味のあったようです。他局との差別化をはかるためにも、ニュースやドキュメンタリー取材においては、独自性というところにこだわりをもっているとのこと。独自ネタを出すメディアには独自ネタが集まるということで、ちょっとこのおもしろいネタ、山下さんだったら取り上げてくれそう!といった良い連鎖で、ニュースの種を山下さんに直接連絡をする方も多いようです。

<後編>地方テレビ局の現在地
〜ニュース情報番組をはじめとしたクロスメディア戦略〜

ローカルテレビ局におけるここ数年の新しい取り組みについて。ハッシン会議 井上さんから、担当する名古屋テレビ放送(メ〜テレ)の新規事業(ハピキャン)の取り組みについてお話していただきました。ローカルテレビ局もWebメディアやSNSなどをミックスさせたり、他社メディアとの記事提携などで色んな層に情報が届くように工夫されているとのこと。

また、WEB配信に力を入れることによって、全国から地域に興味をもってくれる人が増えているということで、もはや地域からの発信にアドバンテージもなくなってきています。

質疑応答タイムでは、ブレイクアウトルームに分かれて、山下さん・井上さんそれぞれに質問していただけるお時間をつくりました。

記者目線で求めるニュースやプレスリリースについて、テレビ局はとくに、どんな絵が撮れるのかというのを重要視しているということなど、なるほどというお話をたくさんしてくださいました。

地方テレビ局の情報発信のウラ側をマルッとお見せします 〜ニュース現場の1日・テレビ局の新しい挑戦〜 (1)

ゲストのお二人、本当にありがとうございました!大変興味深い内容がたくさん聞けました。今度はプレスリリースの書き方講座なども開催できたらいいですね!

ご参加いただいた皆さんもありがとうございました♪




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