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【新電力コンサルティング】一般社団法人セカンドステップ 星野友宏さんインタビュー

みなさんこんばんは!
一般社団法人グロウイングクラウドインターンシップ生の坂本綾乃です!


新電力で起業されている星野友宏さんに、起業に到った経緯や事業内容、そして今後の展望についてお話をお伺いしました。


ー起業に至った経緯、きっかけを教えてください。

星野さん:電力自由化で、電気が好きな会社で買えるようになりましたよね。原発事故のあと、電気代は上昇し、二酸化炭素の問題や原子力の安全性の問題がありました。そこで日本は再生可能エネルギーにシフトし、同時に電力自由化によって各社競争させることで電気代を下げていくという政府の考えで、電力自由化が動いています。こんな風に制度がガラッと変われば、ビジネスのチャンスが転がっています。その当時、様々な会社へのエネルギーマネージメントシステムを提案する仕事をしていまいたが、その中で、ビジネスアイデアが生まれてきて、自分で起業したいという熱意が湧いて、セカンドステップを立ち上げました。一回目に起業した際の会社の名前はファーストステップだったので、二回目に起業した会社はセカンドステップにしました(笑)



信頼できる仲間
ー今は何人でお仕事されていますか?

星野さん:はい。現在、私とビジネスパートナーの二人が専任として働いています。その他、副業というかたちで他に3人の方達と一緒にビジネス展開をしております。パートナーと一緒にビジネスをするということに対して、まったくリスクを感じませんでした。彼は、人一倍行動力がありますし、決断力もあって経営者として信頼できるので。



新電力普及率80%を目指して
ーセカンドステップさんの事業内容を教えてください。

星野さん:電力自由化の中で、私の会社は、電気を発電して売るのではなく、電力会社と複数提携して、お客様に1番メリットがある提案をするといった、電気代削減のコンサルティングと新電力の代理店というビジネスを行っています。「電気料金の削減を通して100年先まで残るお客様の経営サポートをする」というミッションのもと事業を行っています。現在新電力の普及率が3割から4割ほどなのですが、それを80%にすることを目指して、電気の自由化の恩恵を全国に広めたいと思っています。今までは、発電した電気を送電線で家庭に引いて、電気会社と契約するといった発電、送電、小売という三段階になっていました。電力自由化によって小売の部分が完全に自由化になって、各社いろいろな料金プランを持って、競争が激しくなってきています。送電線に関しては、各社共有して使用しています。会社によっては、発電から小売まで行っている所もありますが、うちの会社は小売の部分、お客様が契約するお手伝いを行っています。電力自由化によって特定規模電気事業者が約630社まで増えてしまい、お客様はどの新電力と契約すれば良いのか分からない状況が発生します。そのため、セカンドステップはこの630社の新電力会社の中から、お客様に最適な電力会社やプランを提案しています。電気の契約はお客様と電力会社とで直接してもらいますが、そこまでのサポートを私たちが行います。



ーセカンドステップさんの強みを教えてください。

星野さん:私たちが行っているビジネスモデルは、仕入れが発生しません。世の中のビジネスは、ものを仕入れて加工して製品にして売ってお金がもらえるというケースが多いですが、我々が行っている電気のコンサルティングは電気を仕入れていないので、ビジネスのリスクがあまりないというメリットがあります。また、ストックビジネスという側面もあって、お客様と電力会社が契約を続けている限り毎月一定の手数料が入ってくるので、ビジネスを行いやすいです。そして、お客様にとって最適なプランを提案できること、お客様が電力会社と契約した後もお客様の目線でのアフターフォローをしっかりすること、営業力があることもうちの強みです。



リスクに備えた事業の方向性
ー起業した際に苦労した経験はありますか?

星野さん:起業して1年経ちましたが、会社として軌道に乗っていて順調です。でも、いまちょうど岐路に立っていると感じています。我々がやっている電気のビジネスは、競争が激しく、もしも政府の見解が大手電力会社に有利なものに変われば新電力の事業も劇的に変わるので、ずっと飯を食べていけるとは思っていません。そのリスクを考えながら、新電力以外の柱を作っていかなければと考えています。最近では、HPを作るIT関連の事業や、お客様の会社のシステム開発、SNSやウェブを使ってプロモーションをやっていこうと考えています。この中から新しいビジネスを開拓していくことに、今は難しさを感じています。



起業家ならではの「自由」
ー起業したことによるメリットを教えてください。

星野さん:自分で1事業のボリュームのさじ加減ができますし、動きやすいです。もしどこかに属していて、1つのことしかやっていなければ、コロナ下ではだいぶ大変だったと思います。責任はすべて自分にのしかかってくるので、そこの部分は大変ですが、どんな状況下でも「自由」というのがメリットです!



ーco-ba koriyamaを利用するに至った経緯と、魅力を教えてください。

星野さん:毎月数万円払って事務所を借りることは現実的ではないと感じました。そこでシェアオフィスを探していた際に、co-ba koriyamaを見つけて試しに行ってみたら雰囲気とか代表の三部さんやコミュニティマネージャーの丹治さんの人柄が良かったので、即決しました。co-baにはいろんな業種の人が集まって、横のつながりができるというのが魅力だと思います。もうすでに何人かと事業の提携を始めました!



思いついたら、まずは行動に移してみる
ー星野さんの行動力は、どのような思考のもと培われているのですか?

星野さん:1つは、あまり考えすぎずに行動します。そうするとうまくいくことがあります。綿密な計画を作ってしまうと、リスクのことばかり考えて動けなくなってしまうことが多いと思うので、まずは行動します。2つ目は、自分の中で72時間ルールを設けています。何かやりたいなと思ったら、72時間以内にはじめの一歩を踏み出すようにしています。自分の中でふつふつと発生する、何かわくわくしそうなおもしろそうなことを、ぱっと行動に移してみると、そのあと助走がついて行動がしやすくなります。人に会うのが怖くて一歩踏み出せないというのは、ブレーキになってしまうこともあると思いますが、そこは全然気にしなくて良くて、自分は常に勉強中だと思ってさらけ出していくことが大切だと思います。今までたくさんの経営者に合ってきましたが、共通して根本に情熱があって、物事を主体的に捉えて意欲的に動いていると思います。



ー今後の展望を教えてください。

星野さん:電気以外にガスや石油などいろいろなエネルギーを安く手に入れたいというニーズはあるので、その面でお客様に対してトータルで提案すること、そしてお客様は自分たちの会社や商品をたくさんの方に広めたいというニーズもあるので、そこをITの力でお手伝いしていきたいと考えています。




インタビューを通して、星野さんの事業や想い、新電力について理解を深めることができました!72時間ルール、私も小さなことから実践していきたいと思います!星野さんの今後のご活躍をお祈り申し上げます。ありがとうございました!

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