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キラキラしたゲイ、枯れた自分

めっちゃ久々に、書かなきゃやってらんねえ~と思ったので書く。

(関係ないけど、何の気なしに書いたこの一文さあ、「男もすなる日記といふものを、女もしてみむとてするなり」と趣旨一緒だよね。紀貫之もこういうテンションで書いてたんかなあ。将来古典とかで取り上げてほしい。)


ゲイは普通の人々と違って学校や職場など日常生活で同じ性的指向を持つ人と出会うのが非常に難しい。

だからみんな、友達を作るにしろセフレを作るにしろ彼氏を作るにしろ、マッチングアプリを使う。私もその一人。


でもさあ、これ男女のマッチングアプリでも当然起こってることだと思うんだけど、自分と生きてる世界違う感じの人とよくマッチングするんだよね。


この間マッチングした年下の人はマッチしてその日にLINE交換、次の日に電話、その次の日には酔って電話かけてきた。

私の感覚だと絶対できない距離の詰め方で、嫌なわけじゃないけど慣れてないから正直うっ、ってなる。

その人は平気で「ゲイに生まれてよかった」って言っていた。

都会に生まれ、Twitterで同年代のゲイとつながり、イベントにも参加し、周りの友人にも当然ゲイであることを明かしているその人からすると、ゲイに生まれて幸せなんだって。


なんかグサッときたな。

私は真反対。地方に生まれ、周りには性的少数者をからかう環境がずっとあって、当然オープンにもできなかったし誰かに会いに行こうとか考えたことなかった。そもそも自分もゲイなのにホモフォビアを内在化しててゲイとか気持ち悪いとすら思ってた。だから自分も嫌い。ノンケなりたい。


なんかなあ。

社会から周縁化されてる性的少数者の中にもさらにコミュニティがあって、自分は今その中でも底辺にいるんだなあって思い知らされた。

ここでも私には「べき」思考が働いてしまって、「ゲイでも自分を肯定し自分らしく生きるべき」とか考えてしまって、そういう状態じゃない自分をさらに否定してしまって、いつもの通り自己肯定感爆下げループ。


その人だけがそうってわけじゃなくて、やっぱTwitterとか見てるとキラキラしたゲイの写真がいっぱいあって、その場のノリがあって、え、そんな場所あったん知らんかったんじゃけど?教えてや誰か?って感じ。

まあ、端的に言えばゲイにもパリピはいっぱいいてびびったって感じかな。地方のビニールハウス育ちの私にはわかんなかったや。

でも高校生でクラブイベント参加とかばりばり飲酒とかは向こうが正しいとは思わんけどな。ふつうに生きる世界が違うだけ。

ゲイって多様性の象徴的な扱い受けるけど、ふつうにゲイ内部の多様度は一般社会より全然低いと思うわ。真面目なゲイとかどこにおるん誰か教えて。


では、最後に、年下ゲイくんから言われた言葉で〆たいと思います。

「待って、自己肯定感低すぎん?」


みんな生きていこうね。チュース!!

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