仕事は自分の世界を拡げる / エディトリアルデザイナーCota〜HAMMERのメンバー#1〜
こんにちは。
HAMMER by co-baコミュニティスタッフの下岡(しもおか)です。
HAMMER by co-baがリニューアルしてから約2ヶ月半が経ちました。
素敵な会員さんが続々入居されているので、拠点の魅力を発信することで新たな会員さんへ届けられればと思っています。
このnoteではHAMMERの会員さんやスタッフなど、
「HAMMERではたらくメンバー」にクローズアップし、
「お仕事」や、「はたらくに対する想い・価値観」さらには、「はたらく場所に求めるもの」についてお話していただきます。
今日のHAMMERメンバー:エディトリアルデザイナー Cotaさん
第1回目となる、HAMMERのメンバーは
エディトリアルデザイナーのCotaGraこと、Cotaさんです。
とっても笑顔が素敵で、いつも明るく挨拶をしてくれるCotaさん。
そんなCotaさんのお仕事、さらにはこれまでのお話などを伺います。
HAMMER by co-baとは
ー プロフェッショナルが集う「仕事が拡がる」ワークプレイス ー
HAMMER by co-baは、事業開発、デザイン、マーケティング、プロダクト開発など多様な領域のプロフェッショナルが集まり、入居者同士のコミュニケーションを通じて「仕事が拡がる」コワーキングスペースです。
事業開発、デザイン、エンジニア 、マーケティング、プロダクト開発、建築家など専門領域を持った人が集い、HAMMERでの密なコミュニティを通じて、お互いのスキルや価値観を掛け合わせることで新しい価値が生まれる場をつくります。
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📍アクセス
東京都渋谷区猿楽町4-10
🚃 電車でのアクセス
代官山駅徒歩6分・渋谷駅新南口徒歩10分
さまざまな業界のデザインを手がけるエディトリアルデザイナー
ーCotaさんの現在のお仕事を教えてください
個人事業主として、アートディレクターとデザイナーをさせて頂いています。主に、本や、雑誌、カタログなどのお仕事が多く、企画の早い段階から携わり、仕上がりまで持ってきます。
他にも、CIロゴやパッケージ、インフォグラフの作成など、
多岐に渡ってディレクション&デザインさせて頂いています。
最近は、子供向けのデザインをすることが多いですね。
ーCotaさんポートフォリオを見せてくれました
ー素敵な温かいデザインですね!
ありがたいことに、よくそういっていただけるんです。
でも、実は温かみのあるデザインだけではなく、スマートで格好良いデザインなども、出来るんですよ(笑)
まずはクライアント様の要望や、市場のニーズに寄り添えるようなデザイン作成を心がけています。
その上でさらに、人々にちょっとした感動を与えられるようなデザインを
作っていけるといいなぁと思っています。
ー素敵な仕事への心がけですね。お仕事内容は、どのようなことをするんですか。
まずは、クライアント様から、コンセプト等の大きな方向性をヒアリングさせて頂き、それを効果的にビジュアルに落とし込むにはどうすれば良いかを一緒に模索して行きます。
紙にラフスケッチや、サムネを描きながらお話を進める事もあります。
「こんな感じ?」「それともこう?」みたいな。
もし、イラストや、写真が必要な場合は、どんなタッチの方にお願いするのか考え、選出し、撮影や、イラストの内容についても話し合いながら進めて行きます。
写真やイラスト、ライターさんからのテキストが揃ったら、デザイナーがそれらを合体し、レイアウトしていきます。デザインは何個か提案、その修正、ブラッシュアップを経て、完成します。
ーCotaさんはよくHAMMERの窓辺で、色味のチェックをされていますよね。
色校正の確認ですね。
「紙」系のデザインの場合は、全ロット、全部数を刷り出す前に必ず、色がきちんと出ているかの確認をします。窓辺は太陽の自然光が入り、きちんとした色を見れるので、いつもそこで確認するようにしています。
ポカポカして気持ちいいですし(笑)
はたらくとは、「自分の世界を拡げること」
ーCotaさんにとって、はたらくとは何ですか?
『自分の世界を拡げるためのもの』だと思ってます。
過去を遡ってみると、大学時代は私、版画の作家になりたかったんです。
でもそれだけで生きていくのは難しいなって思った時に、デザイナーの友人から、デザインの仕事の話など色々聞いて、「面白そうだな」と思い、少し方向転換をしてみようと思ったんです。
人生での「車線変更」みたいな感じですね。
で実際にデザイナーになってみて、
作家やアーティストが「自分の世界観を作品に込めて、自分から発信していく」のに対して、デザイナーは「自分の知らない世界が、向こうからやってくる」という感じがすごくしました。
デザインで頂くお仕事の内容によっては、自分が全く知らなかった分野に触れ合えたり、そこで出会える人々がすごく多様だったり。
デザイナーとして働いていると、自分自身の「興味、関心」の枠を超えた事柄に触れられる機会が多く、自分の世界や知識が広がっていく感じがします。
ーデザイナーとしてはどのようにキャリアをスタートさせたんですか?
一言でデザイナーと言っても、インハウスデザイナーや、代理店勤務のデザイナーなど、色々な形があると思うのですが、私は、まず、全員がデザイナー集団の、いわゆる「デザイン会社」に入りました。
会社の商品が「デザイン」しかなく、全員がプロのデザイナーでしたので、デザインスキル、ビジュアル面において切磋琢磨出来る環境でした。とても力がついたと思います。
その後、ビジュアル面の仕事の感覚が掴めてきたころに、それ以外の視点も身につけて行きたいと思い始め、同年代の知り合いがスタートさせた新しいデザイン事務所に転職しました。そこでは、デザインスキルだけでなく、スタッフをどう集めていくか、組織文化をどのように構築していくかを経験させて頂きました。
ーその新しい会社の立ち上げにジョインすることに踏み切るきっかけはあったのですか?
自分は、10代の頃、両親の仕事の関係でニュージーランドにいたのですが、その際に、様々な価値観やスタイルを吸収出来る機会に恵まれました。
そのせいか分からないのですが、自身がいた会社のみならず、当時の日本の仕事の進め方や環境に、いつも少し違和感がありました。
日本は、職人的で技術がすごく、生み出す制作物は、どれもとてもすごいです。
一方で、会社内のルールは綺麗に整えられていて、ガッチリ固まっている、そして受け身という感じがしました…。
そこにはそこの良さがあるのですが、さらに自分の世界を拡げるためにも、
自主制と多様性を構築して行けるような、よりスタートアップマインドのある会社に行きたいと思い、次の会社へ踏み切りました。
ーデザイン会社で基礎を固めた後に、その周りのスキルを付けて独り立ちするというキャリア、とてもかっこいいです!
ありがとうございます。基礎はどんな時も自分を助けてくれるので、大事ですよね。アスリートの方々や、音楽家の方々みたいに。
でも、デザインも、時代とともに、色々な事が変化していくので、
常に新しいものにも敏感でありたいなと思っています。
最近、クラウド型グラフィックデザイン作成サービスもすごく普及してきていて、デザイナーのあり方も多様化してきていると思います。
そういった新しいものにも、まずはトライ、体験できる人間でありたいなと思います。あとは、学生時代にやっていた版画制作もまた再開させたいですね。
ーまたさらにご自身の世界が広がっていっていますね。素敵です!
ぜひ、今後Cotaさんの版画の作品を見てみたいです!
繋がりが感じられてホッと安心感のある場所ではたらきたい
ーこれまでデザイン会社、スタートアップの会社、フリーランスといろいろなはたらき方をされてきた、Cotaさんですが、改めてはたらく場所に求めることは何ですか?
まず最初に綺麗で、通いたくなるような場所がいいですね。
あと、程よく環境音がある場所の方が個人的には好きです。
職種特化のコワーキングなどもありましたが、同職種で固まらない多様な職能の人が集まる場所がいいと思っていました。
あと、仕事場として集中できるのはもちろん、コミュニティマネージャーの方が声をかけてくれることも嬉しいですね。
「お茶しませんか?」とか、そこから生まれる繋がりがあるのもコワーキングスペースのいいところだと思います。
ーでも、いろいろなひとがいて、声が聞こえたりすると思うのですが、それについてはどうですか。
私はそんな気にならないタイプで、逆に少し環境音がある方が集中できますね。あと、すごく集中したい時は、家でするという選択もあるので、選んで使っていることもあります。
ー確かに、コワーキングスペースもシーンによって使い分けができて、選択ができるのもいいですね!
そうですね。ずっと働いていると、「こういう生き方をしないといけない」と視野が狭くなる感覚に陥る時があったりするのですが、コワーキングにいると、色んな人、色んな働き方、生き方を見れるので、すごく気持ちが楽になります。
今は様々な人との出会いを通じて自分の世界も広がり、また、自分の価値観を大事にしながら、自分のやりたい仕事にチャレンジできています。
ー多様な人が集まるコワーキングスペースだからこそ、Cotaさんの感覚にフィットしたのかもしれませんね。
HAMMER のお気に入りポイント
ーHAMMERのメンバーになってからはどうですか?
建物の外装と内装のデザインが気に入っています。
また、ここに辿り着くまでいろいろなコワーキングスペースを見学したんですが、やっぱりHAMMERにしよう!と思った決め手は、「コミュニティマネージャーたちがフレンドリーで、柔軟な運用をされていたこと」です。
HAMMERって外装や内装はスタイリッシュなんですが、コミュニティマネージャーの方々がとてもフレンドリーで温かいんです。
入居してから、私が少し運用について気になった点をお話すると、
解決に向けてすぐに動いてくれたり、実際にリクエストを実現してくれたこともあって、柔軟に快適な環境を作ってくれようと頑張ってくれています。
あと繋がりを意識されているところも自分に合っていると感じています。
個人で仕事をやっていると、基本的に一人での仕事が多いので、ビジネスの話ばかりになってしまうんです。だから、気軽に雑談も出来る空気なのも嬉しいです。
いつも楽しくコミュニティマネージャーの方とお話する時間もHAMMERに行く楽しみになっています。
ーありがとうございます!メンバーのみなさんが快適に過ごせるように、また、よりビジネスが加速するような繋がりを作れるように、コミュニティマネージャーとしても頑張って行きます!今日はたくさんお話していただきありがとうございました!
インタビュアー
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