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【恵比寿の食卓 vol.3】オンラインサロンが「リアルな場」を持つ意味。 Wasei Salon 鳥井弘文さん・長田涼さん

「恵比寿の食卓」って?

2019年12月12日のco-ba ebisuオープンに先立ってスタートした、連載企画「恵比寿の食卓」。co-ba ebisu周辺のランチスポットを舞台に、co-ba ebisuに集うユニークなメンバーを紹介していきます。

第三回の今日は、「これからの“働く”を考える」をテーマとして活動するオンラインサロン「Wasei Salon」のオーナー・鳥井弘文さんと、コミュニティマネージャー・長田涼さんにお話をお伺いしてきました。「働き方解放区」がコンセプトのco-ba ebisuに、Wasei Salonの拠点ができる意味をじっくりと紐解いていこうと思います。

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写真左:鳥井 弘文(とりい ひろふみ)
株式会社Wasei代表取締役社長。北海道・函館市生まれ。慶應義塾大学法学部法律学科卒。大学卒業後、中国・北京へ渡り日系ITベンチャー企業に勤務し、中国版Twitterと呼ばれる微博(ウェイボー)を中心とした日本企業の中国国内PRに携わる。帰国後は、新しい時代の生き方やライフスタイルを提案するブログ「隠居系男子」を運営開始。半年で月間25万PVを達成し、現在はBLOGOSとhttp://Fashionsnap.comにも転載中。2014年9月に起業し株式会社Waseiを設立。主要事業として2015年1月1日、これからの暮らしを考えるウェブメディア「灯台もと暮らし」を運営開始。「SUSONO」や「Wasei Salon」といったオンラインコミュニティの運営や、企業やメーカーのオウンドメディア運営も手がけている。
写真右:長田 涼(ながた りょう)
コミュニティフリーランス。スポーツ大学を卒業後、ユニクロ→スポーツイベント会社→IT企業を経て、2018年にコミュニティフリーランスとして独立。これからの働くを考えるオンラインサロン「Wasei Salon」、卓球複合型施設「T4 TOKYO」、コミュニティ型まちづくり「渋谷をつなげる30人」のコミュニティマネージャーを務める。また、コミュニティポイント「mint」、NPO法人グリーンズ のコミュニティ事業にも関わっている。その他、コミュニティメディアの運営、コミュニティコンサル、コミュニティイベントなど、コミュニティを生業として活動中。また、フレスコボール日本代表選手としても活動している。

オンラインサロンが「リアルな場」を持つ意味とは

鳥井さん:やっぱり顔を合わせたことない人といくらネット上で関わっていても、信頼とか関係性構築には時間がかかっちゃいますよね。顔を合わせてしまえば分かり合えることなのに、その機会がないってだけで遠回りするの勿体ないなって。

長田さん:「そこへ行ったら会える」空間ってすごく良いなって思います。いちいち会うのに頑張らなきゃいけないってなると、たくさんエネルギーを使う。だから、ふらっと行けば誰かがいて、話したい話ができるっていうのは大きな価値なんじゃないかなと。これは、オンラインサロンとしてやってるからこそ気づいたことでした。

鳥井さん:オンラインコミュニケーションって、テーマを設けて対話していくときや、自分の考えを整理してわかりやすく伝えるときには使いやすい。一方でリアルな日常の方が、特に目的のない会話が生まれやすい。雑談から派生して新しい企画やプロジェクトが生まれたりすることもあります。両方のいいとこ取りがしたかったんだろうなあ。

長田さん:僕たちは、一緒に価値を作っていく関係性づくりを、コミュニティの外でやっていきたいと思っていて、そういうことをさらに広げていく場としてリアルな空間が機能していくと面白くなるのかなと思ってますね。co-ba ebisuでは、いろんな企業さん・コミュニティの人たちと関わる機会があると思うので、そこでお互いの良いところを引き出し合えるような活動ができたらいいなと思ってます。

鳥井さん:リアルな場をつくるときに、自分たちでカフェみたいなスペースを借りることも考えていました。でもコミュニティの危うさって、閉鎖的になっていくことだと思うんです。自分たちが正しいと思う方向にどんどん突き進んでいって、何かと対立したとき、「相手が悪で自分たちが正義」みたいな感覚になりやすい。価値観の近い人たちが集まれば、そういうことが起きるのは必然だと思います。だからこそ、自分たちだけがこの場を使ってるわけじゃないんだよっていうのがわかるコワーキングスペースが良かったんです。

どうやって、オンラインサロンやコミュニティに行き着いたのか

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鳥井さん:自分は26歳のときに起業してるんですけど、24から26歳くらいの間って、自分が何者でもないと感じる時間があると思うんですよ。会社でも一番下っ端で自分の無力さに苛まれるし、自立しなきゃいけないから親を頼ることもなかなかできなくなってきて。孤独感や抱えきれないモヤモヤを誰かと共有したいけど、自分が何者でもないが故に、そういう横のつながりもない。その悶々とした気持ちを、僕はブログを書くことで消化してました。

もしあの頃の僕に仲間がいたら、いろいろ情報交換したり自分だけが悩んでるわけじゃないってことを実感できたりする。そんなことを思って、オンラインサロンを作りました。戦って勝って、世界を変えていくような人たちがいる一方で、取り残されてしまう人もいる。そもそもその勝負をしなきゃいけないってわけでもない。それぞれがそれぞれの居場所を獲得できればいいなあと思って、今ない居場所をつくっているっていう感覚ですかね。

長田さん:幼少時代、もともとコミュニケーションがすごく苦手だったんです。自分からクラスの人気者の輪には入っていけず、窓際で静かにしているタイプでした。でも学生時代に始めたテニスを通じてどんどん友達が増えていって、初めてスポーツの「繋がる力」を感じました。そのときからスポーツを仕事にしたいと思うようになりましたね。

一社目を経て念願のスポーツ業界に転職したんですけど、スポーツ業界は古い社会。夢を平気で潰すような大人を前に、熱い想いを持っていたのに諦めてしまう若い人がたくさんいました。それってすごく勿体ない。同じような若い人たちで繋がることによって支え合えるんじゃないかって思ってスポーツ系の交流会を開きました。気づいたら、それが200人規模のコミュニティ化していたんです。スポーツの「繋がる力」と相まって、コミュニティには大きな価値があると実感した大きな実体験でした。

働き方を解放するってなんだろう

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長田さん:選択できる選択肢を持つことですかね。従来的なサラリーマンって、時間も場所も他に選択肢がないじゃないですか。本当は働き方ってライフスタイルに紐づいているはずなのに、暮らしの方で何か起こったときに、そっちを優先できないシーンが結構ある。出張でお子さんの出産に立ち会えないとか。それって自分の選択じゃないですよね。結果的にライフスタイルが崩れてしまうなんてことを起こさないためにも、自分で選択できることは大事だと思ってます。

鳥井さん:こういう答えのわからない質問をいただいたときって、自分がこれまで書いてきたブログを脳内で検索するんですけど、唯一「解放する」っていうタイトルで書いたのが「多動力」についての記事でした。働き方にしても生き方にしても、ルールに従うこと、そうでなければそこから逸脱していく・アウトサウダーになっていくことが善とされ、どっちかを目指さなきゃいけないみたいなところがある。多動力という言葉が話題になったとき、「自分も多動力を身につけなきゃいけないのかな」って思い込む人がたくさんいました。でもそれって結構人それぞれで、多動が得意な人もいればそうでない人もいる。それぞれが持っている持ち味をうまく解放していけるようになっていくことが、解放する生き方や働き方につながっていくのかなあと思いました。

きょうの食卓「寺カフェ 代官山」

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co-ba ebisuより徒歩1分。寺カフェは、お寺や仏教を身近に感じてもらうというコンセプトのカフェ。店内には本物の仏像があります。おしゃれなオープンテラスもあり、心静まるお茶の時間を楽しむことができます。ランチも充実しており、今回は「牛すじ炙りチーズカレー」をいただきました。

co-ba ebisuでは、現在入居者を募集しています

co-ba ebisuは、「働き方解放区」をコンセプトとしたシェアードワークプレイス。現在、複数のバリエーションの個室の入居者を募集中。10名程度のチームに最適な個室もございます。WEBページより、お気軽にお申し込み・お問い合わせください。


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全国各地に広がる「あらゆるチャレンジを応援する」をコンセプトにしたシェアードワークプレイス。co-ba ebisuは、「働き方改革」が叫ばれる中、企業側ではなく、働き手が自らのイニシアチブで自由に働き方を選べる『働き方解放区』を目指します。2019年12月オープン。