【働くを問い直す vol.2】 〜 「僕にとって働くとは社会貢献」 〜 サイボウデジタル株式会社 奥村祥国さん
「コミュニティスタッフジャーナル」って?
co-baスタッフの素朴な疑問からはじまる連載記事や、co-ba ebisuでの取り組みを発信・紹介するマガジンです。今回は、所属や職種、年齢などの垣根を超えて集まったco-ba ebisuメンバーの「働く」に対する価値観を、紹介していきます。「働くこと」を問い直すことで、自身の働き方を見つめたり、生き方を考えるきっかけお届けします。
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第2回目は、サイボウデジタル株式会社 代表取締役・奥村祥国さんにお話をお伺いしました。
奥村祥国さん (47) 代表取締役
インタビュー 〜 僕にとって働くとは「社会貢献」 〜
今日はよろしくお願いします!いまはどんなお仕事をされていますか?
奥村さん:サイボウデジタル株式会社の代表として、商品選定、ビジョン設定、また、社長業として経営周り全般を行っています。
いまのお仕事はどういった経緯で選択されたんですか?
奥村さん:僕の最初のキャリアはレディースアパレルです。その後、裏原宿でストリート系のメンズファッションに携わり、芸能人のスタイリストやミュージシャンのツアーグッズの作成など、30代半ばまで洋服づくりを仕事としていました。当時アパレルのネット販売もしていて、僕のなかでネットビジネス、Eコマースは衰退しないと確信していたんです。人って一度良いものを知ってしまっていると基準を下げられないじゃないですか。例えば、スマートフォンを知っている僕たちはポケベルに戻れるはずがない、とか。自分が生き続ける中で、デジタルは伸び続けるだろうと見据えた先に、デジタルとEコマースのなかで生きていこうと決めました。
ちなみに、未来を見据えて仕事を選択してるというのは、初めからですか?それとも仕事をするなかでそう考えるようになったんですか?
奥村さん:若い頃に優先していたのは自分自身のことでしたよ(笑)アパレルを最初に選んだのも、自分の能力を一番活かせることを考えた先だったので。自分の作ったブランドで、裏原宿を大行列にするという未来を実現できた時、自分の中での表現を世の中に表していけることができたと実感しました。それを経て、いまは仕事は社会貢献だと考えています。50年先、社会そして未来はどうなっているのか、そしてその未来で僕ができることは一体何か。サイボウデジタルを始めたのもそれが理由で、人々の命を僕たちの手で助けられるかもしれないというところから、これが僕の生きる使命であると感じました。
「使命」!その言葉を実感できるまでには、わたしはまだまだ時間が必要だなあ...。ちなみに、奥村さんがおっしゃる「社会貢献」ってどういうことですか?
奥村さん:僕らって、生きてるわけじゃなくて生かされているんですよ。空気を吸うけど、返すことはできないでしょう。そうやって生かされているからには、社会そして地球に恩返ししなきゃいけないと思っていて、僕が社会に対して動くことで、何かを助けられるのであれば、それが仕事であり、社会貢献です。自分の家族を守ることも、全く知らない家族を救うことも社会貢献。そして、それをしていくことが、僕にとって幸せな生き方です。
働くことに迷ってる人やこれから働く人へアドバイスを送るとしたら?
奥村さん:20-30才までをピークとして考えない方がいいということですかね。花を咲かせるために、土を育てなさい。良い土を、焦ることなく育てなさい。今の子は最短の道を行きたがるけど、遠回りする良さもあります。とことん悩んだ方がいい。そのために、過去から学び、現在を生き、未来を考えること。そして、社会と自分の立ち位置を確認し、俯瞰しながら生きていくことが大事だと考えます。社会のなかに生きることで、自分の立ち位置を確認するんです。それが分からないと不自由な自由を生きることになる。ある意味、社会と同調していく必要があると思うんです。
最後に、co-ba ebisuを選んだきっかけや良さがあれば教えてください!
奥村さん:自分の生まれた場所が恵比寿ということもあって、会社を設立するなら恵比寿がいいと思っていました。加えて、僕たちはスタートアップなので「働き方解放」というコンセプトがある点がいいなって。空間だったり、いろんなベクトルや視点を持つ人たちがいたりと、場の雰囲気が良いのも良かったです。
今日はありがとうございました!
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〜働くことで自分の現在地を認識する〜
働くことは社会のなかに生きること。社会と自分の関係性を模索する過程で、自分を認識し、現在地を知ることができる。そうすることではじめて、いま自分に何が必要か、どう動くのかを考えることができるのだと思いました。漠然とした自由のなかでは、自分がいる場所が分からず、自分の存在すら見失ってしまうのかも。焦らず、自分の位置を確認しながら進んでいくために働くことがあって、そうしていつしか、「働く」と「生きる」が共存しあっていくのかなと思いました。奥村さんの言葉沁みる・・・。
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