10回無失点で投げ切った、で終わらないでほしい

コブ山田です。

ようこそいらっしゃいました。

今回は、中日ドラゴンズ梅津晃大選手について、記します。

2022年04月17日(日)プロ野球千葉ロッテマリーンズの佐々木朗希が08回24人無安打無四死球の完全投球をして、降板。
2022年05月06日(金)プロ野球中日ドラゴンズの大野雄大が10回途中まで29人無安打無四死球の完全投球をするもヒットを打たれ、10回01安打完封勝利。

このふたりの完全試合に限りなく近い快投を見ていて、ひとりのプロ野球選手を思い浮かべています。

中日ドラゴンズの梅津晃大です。

佐々木朗希は故障しないようにひとりでの完全試合の可能性をなくしてまで(その前の週に完全試合はできていたのですが)降板。
大野雄大は10回投げ切りました。ローテーションを崩すことなく、次の週の巨人戦(東京ドーム)にも先発登板しています。

2020年、梅津が素晴らしすぎるピッチングを見せた試合がありました。

08月02日(日)、ナゴヤドームの東京ヤクルト戦。中日は梅津、東京ヤクルトは山中浩史の先発で始まりました。
山田哲人が欠場しているとはいえ東京ヤクルト打線は梅津を打てず、無得点が続きます。一方で中日打線も東京ヤクルトの山中、清水昇、石山泰稚を打てず、09回裏終了時点で0-0のがっぷり四つ状態が続きます。

10回表のマウンドには変わらず梅津が立っていたのです!梅津は10イニング目も無失点(05安打)で投げ切りました。入場制限がかかっていたので満員とはいきませんでしたが、中日ファンはひとりでこれ以上ない仕事をした梅津に拍手喝采でした。

ラジオで聞いていた私も、興奮してツイートしていました。私がTwitterアカウント作ったばかりでしたね。

中日は裏で得点できず、引き分けで試合終了となりました。無失点なら負け投手になることはありません。またこの快投を見せてほしいと多くの中日ファンが願ったはずです。
ところが、梅津は故障でその後登録抹消になり、チームのAクラス入りに最後まで貢献はできませんでした。
その後、2021年に03試合で先発したものの、06月05日(土)のオリックス戦で先発して2回を投げて降板してから、勝ち星はおろか1軍マウンドに立つことはなく、2022年03月にはトミージョン手術を受け、2022年05月現在リハビリ中です。
因果関係が100%あるというわけではありませんが、10イニング投げた結果が身体に大きな傷を与えたような形になってしまいました。

他のピッチャーの力投も、つい心配になってしまいます。

だからこそ思うのです。

梅津は復活しないといけない。再度、中日の先発投手として活躍しないと、2020年08月の10イニング力投で散ったような形になってしまいます。
佐々木朗希は08イニングで降り、故障が発生することなく投げている。大野雄大も10イニング投げてまた次の週も投げた。

どうか、あの時の与田監督の判断が間違いだったという結末にならないように。
どうか、再度中日ドラゴンズの先発投手として勝ちをもたらしてくれますように、梅津の復活を願っています。

ありがとうございました。

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