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異なる意見の衝突から生まれる新しい学びが尾崎ゼミの魅力|OBインタビュー vol.7

こんにちは。立教大学経営学部で「国際経営論」を専門に学ぶ尾崎ゼミです。引き続き、世界中で活躍するOB・OGの体験談をお届けします。ゼミ選びや自分のキャリアについて考えるきっかけになれば幸いです。

第7回は、大学院で産業組織論を学び、日系のコンサルティングファームで一部上場を経験した吉野貴博さんへのインタビューです。ぜひ最後まで読んでください。

吉野貴博さん

尾崎ゼミを選んだのはなぜですか

留学生とのディスカッションなど挑戦的な試みが魅力的に映りました。また、IBMで20年間ビジネスの最前線を駆け抜けた尾崎先生の授業は非常に面白く、この先生のもとで学びを深めていきたいと強く感じました。

尾崎ゼミではどんなことを学びましたか

学ばせていただいた領域は経営学から、経済学、社会学、心理学まで多岐にわたります。中でも、国際経済制度を前提に、国ごとの経済活動や企業が取りうる戦略の違いを勉強しました。

答えが一意に定まらないビジネスの世界における企業の営みを、制度という観点からどのように説明できるのかといった思考プロセスを身につけられたことも財産になっています。

大きなイベントとしては他大学の学生と一つのテーマについて議論する討論会がありました。尾崎ゼミで学んだ理論を用い、与えられたテーマを分析するのは非常にやりごたえのある取り組みでした。また、今まで学んだことを結集させて一つの作品に仕上げる卒論の執筆も印象に残っています。

卒業後のキャリアを教えてください

卒業後は慶應義塾大学大学院の商学研究科で産業組織論を研究しました。これは尾崎ゼミでの学びの延長線上にある学問で、ゲーム理論などをベースに、企業が効率よく競争するための経済的な制度の在り方について研究しました。

修了後は草創期の日系コンサルティングファームに入りました。当時は比較的小規模のベンチャー企業でしたが、おかげさまで今では東証一部上場を果たすなど順調な成長を遂げています。

尾崎ゼミで良かったことは何ですか

ゼミ生同士のディスカッションを通じ、議論を深める喜びに目覚めました。同じテキストを読んでも、ゼミ生1人1人解釈の仕方が違って、それを交換しあう過程から新たな学びが生まれる瞬間の興奮は筆舌につくしがたいです。

「学生が主体的に考える」というのがゼミの基本スタンスではありますが、ディベートのような意見のぶつけ合いではなく、学生の知的好奇心をそそる先生の工夫が散りばめられています。具体的に、各会のテーマに対して、そもそもどのような「問い」を立てるべきなのか、それに対する仮説は何か、それはどのようにして検証可能か、検証した結果として何が結論として導けるか、をぐるぐるぐるぐる考えます。

このような議論を繰り返し重ねていくことで、世の中で実際に起こっている企業の営みを分析できることの面白さに気づけたことが、ゼミで学んだ最も大切なことの一つです。

1年生にメッセージをお願いします

自分が直感でやりたいと思ったことにチャレンジしてみてください。学生のうちにしかできないこと、つまり社会人になった途端できなくなることはあまり多くないと思います。とはいえ物事にはタイミングがあって、その時々でしか経験できないことや感じられないことが必ずあります。

特に10代後半から20代前半にかけては、自分の直感を大事にしてほしいです。遊びも大事です。遊びたいだけ遊んだ経験がのちに財産にもなります。

最後に、吉野さんにとって尾崎ゼミとは

勉強の楽しさを教えてくれる場所ですかね。考えることや議論することに全力で取り組めるのが尾崎ゼミの魅力だと思います。

文:林大輝・橋本世央

最後まで目を通していただきありがとうございます。尾崎ゼミでは2021年度から一緒に勉強する仲間を募集中です。10/22(木)の5限にオープンゼミを開催するので、ご興味がありましたらぜひご参加ください。

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