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尾崎ゼミで授かったのは世界をみる「メガネ」|OBインタビュー vol.8

こんにちは。立教大学経営学部で「国際経営論」を専門に学ぶ尾崎ゼミです。OB・OGの体験談をお届けするのは今回でラストになります。ゼミ選びや自分のキャリアについて考えるきっかけになれば幸いです。

最終回は、尾崎ゼミ伝説の第一期生にして、今なお絶大な存在感を放つ趙カンさんへのインタビュー記事です。商社から投資ファンド業界へ華麗なる転身を遂げた趙さんの学生時代に迫ります。是非最後まで読んでください。

趙かんさん

尾崎ゼミを選んだ理由は何ですか

僕は土屋さん同様、経営学部が設立された2006年入学組です。もともと尾崎ゼミの前身は社会学部産業関係学科にありました。尾崎ゼミを選んだのは、もともと社会に出た時、グローバルな舞台でビジネスをしたいと考えていたからです。また、尾崎先生の人柄や、ゼミを海外の留学生と共に作り上げていく挑戦にも大きな魅力を感じました。

尾崎ゼミではどんなことを学びましたか

端的にいうと尾崎先生からは世の中を覗き見る「メガネ」をいただきました。ゼミに入る前、世界の動向や社会の構造はぼやけて見えました。しかし、尾崎ゼミで政治や経済の制度と仕組み、国ごとの違いを学び、社会というものを物凄くクリアに俯瞰できるようになりました。

特に仕事で海外のビジネスパーソンと商談する時は、国ごとの差異を理解しているかどうかで、得られる成果が大きく変わります。そのため、尾崎ゼミでの学びは社会に出てから大きなアドバンテージとなりました。また尾崎ゼミで磨いた英語力も、海外のクライアントと交渉する上での必須スキルです。

尾崎ゼミで印象的だったのは何ですか

私たちは一期生で、0からゼミを作り上げなければいけない立場でした。そのためゼミの運営について考えた時間が一番印象的です。他のゼミを見学して参考にさせてもらったこともあります(笑)

当時は2年次から留学生と英語でゼミをしていましたが、日本人と留学生の間には大きな英語力の差があり、もどかしく思ったことを覚えています。そんな状況を打破するべく、同期たちと奮起して立ち上げたのがサブゼミです。

サブゼミでは日本人が中心となって、授業の予習・復習に励みました。同じ教材を読んでも、各々のバックグラウンドや知識量によって理解の程度や仕方は違います。そのことを踏まえて議論することで、自分にはないものの見方や考え方を理解できるようになりました。

これこそゼミでの学びの本質ではないでしょうか。また、手探りの状態で色々なことにトライし、時には失敗も経験し、そこで得た学びを元に仮説を練り直して、再びチャレンジするPDCAサイクルを回す経験ができたことは大きな財産になりました。

卒業後のキャリアを教えてください

新卒で総合商社の丸紅に入社し食品関係の貿易を2年間担当していました。その後は丸紅の中で部署を異動し、中東地域での事業投資に携わりました。

3年半ほど経験を積んだタイミングでPE投資会社のJ-STARから、より大きな裁量権を持って投資業務に関わってみないかとご提案いただき、ファンドマネージャーに転身しました。現在は主に中小企業への投資業務を担当しています。

一年生にメッセージお願いします

泣いても笑っても人生は一回しかないので、後悔がないように過ごしてほしいと思います。私の大学4年間は、今振り返るとあっという間に過ぎていきました。時間は有限です。どう時間を使いたいのか、何を身に着けたいのか、というのは人それぞれです。そのやりたいことに対して貪欲にやることは大学生にとってとても重要なことです。

今年はコロナウイルスの影響もあって不自由なことも多いとは思います。その中でアンコントローラブルな部分は少なからずありますが、コントローラブルな範囲内で後悔なく大学生活を過ごしてほしいです。

気づいた日が残りの人生の一番早いタイミングです。過ぎた日は明日の自分にとっては取り戻したくても取り戻せない昨日なので、気づいたら行動してみてください。

文:矢野譲士・橋本世央

最後まで目を通していただきありがとうございます。尾崎ゼミでは2021年度から一緒に勉強する仲間を募集中です。10/22(木)の5限にオープンゼミを開催するので、ご興味がありましたらぜひご参加ください。

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