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就職氷河期世代の特徴



前回はバブル世代の特徴を取り上げました。
その後に続く就職氷河期世代が今回のテーマです。

☆~長い間注目され続けている世代


就職氷河期世代は、バブル崩壊後に就職活動を行った世代を指します。
企業が業績悪化により定期採用を控えたため、新卒で就職できない人が増えました。

現在の40歳代を中心とする世代であり、最近では年金加入率の低さや、親世代である団塊の世代の介護など、今後に向けた課題も表面化しています。
そのため最近は国や自治体が就職支援策を打ち出したり、企業が採用の取り組みを活発化させたりしていますね。

バブル崩壊後から現在まで、ずっと注目されている世代とも言えそうです。

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☆~バブル世代までとは意識が異なる


バブル崩壊後は正規雇用が激減したため、就職氷河期世代は非正規労働者が多く、そのため正社員志向が強いとされ、まじめでストイック、資格取得意欲が高いとも言われます。

しかし「正社員志向」という点については、バブル世代の筆者から見た印象は少々異なります。
当時勤務していた会社では、すぐに辞めてしまう人が多かったためです。

大量採用のバブル世代はあまり辞めない一方で、少数精鋭のこの世代はすぐに辞めてしまう……と人事担当者も嘆いていました。

さらに、後輩指導の面でも難しさがありました。
それまでのやり方や教え方が通用しなかったのです。

それまでは「先輩の仕事を見て覚える」「先輩の技を見て盗む」のが当たり前でした。
なので教えると言っても、基本的には、説明しながらやって見せるだけ。
「一度説明しただけで理解できる」ことが求められていました。

しかし、就職氷河期世代以降の後輩にはそれが通用しません。
逆に「体系立てて教えないのは非効率的だ」「教える人によって教え方が違うのはおかしい」と指摘され、しばらく後にはマニュアルが作られるようになりました。

新人向けにマニュアルを整備するのは、今では当たり前のことですし、「一度聞いただけで覚えろ」「あとは自分で何とかしろ」というやり方も、今では「仕事を適切に与えない」=「パワハラ」と捉えられかねません。

就職氷河期世代はバブル世代までとは意識が全く異なり、それが、それまでのやり方を変えるきっかけとなったと言えそうです。

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☆~「冥王星てんびん座世代」は大きな転換点


そんな「就職氷河期世代」の特徴を、西洋占星術で見てみます。

西洋占星術では基本的に10個の天体の配置をよみますが、その中で世代の特性については冥王星、海王星、天王星を中心によみます。

諸説ありますが、就職氷河期世代は1970年~1982年生まれごろとされています。
前半は団塊ジュニア(1971年~1974年生まれ)、後半はポスト団塊ジュニア(1975年~1979年生まれ)にも該当します。

そのころの冥王星・海王星・天王星の星座は、以下の通りです。

冥王星:てんびん座(1971年ごろ~1984年ごろ)
海王星:いて座(1970年ごろ~1984年ごろ)
天王星:てんびん座(1968年ごろ~1975年ごろ)、さそり座(1974年ごろ~1981年ごろ)

特に前半の団塊ジュニア世代は、冥王星も天王星もてんびん座なので、てんびん座の影響がかなり強くなっています。
バブル世代はおとめ座が強かったのですが、それが一気にてんびん座へと変わる感じです。

西洋占星術では、おひつじ座からおとめ座までが個人的な世界なのに対し、てんびん座からうお座は対人関係や社会的な世界です。
仕事という面でいえば、バブル世代までは「自分がどう働くか」という意識だったのに対し、氷河期世代からは「みんながどう働くか、職場はどうあるべきか」という意識に変わったと言えそうです。

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☆~「正社員志向」には疑問符


またてんびん座は、調和・平和やバランス・公平を実現するために自分から動く星座です。情報や知識に価値を置き、エレガントでスマート、好感度も高いのですが、泥臭いことを嫌うので「いいとこどり」と見られたり、調和を重視するため優柔不断になったりもします。

さらに海王星のいて座は、未知なるものへ挑戦したい、自由に生きたいという意識や、グローバルな意識が強く、チャレンジ精神が旺盛で、夢と希望に向かって冒険します。一方で飽きっぽく、束縛を嫌うので、無責任・軽率と受け取られる恐れもあります。

バブル崩壊との関連は次回のコラムで取り上げますが、世代の特徴だけに焦点を当てると、高度成長期からバブルまでのガツガツした働き方(生き方)は、全く性に合わないだろうなあと思います。

てんびん座は好感度が高いので、みんながずっと注目し気にかけている世代なのもうなずけますし、情報や知識に価値を置くので、資格取得意欲の高さも腑に落ちます。
また、いて座の要素は、会社をすぐに辞める人が多かったことと符合します。

一方で、一般的に言われる「正社員志向」は、星からはあまり読み取れません。
もちろん個人差はありますが、世代全体としての本質はむしろ「公平・公正で自由な働き方」の模索にあると思われます。

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☆~ポスト団塊ジュニアは少しバブル世代寄り


その後のポスト団塊ジュニア世代は、天王星がさそり座へ移動するので、てんびん座の要素が少し薄まり、代わってさそり座の影響が出てきます。

さそり座はバブル世代の海王星でも書きましたが、寝ないで仕事をするような、スタミナたっぷりで、とことん突き詰める、その結果として物事の裏側まで踏み込み、清濁あわせのむタイプです。

ポスト団塊ジュニアは、団塊ジュニアより少しだけバブル世代に近い要素が加わる感じで、
「まじめでストイック」という評価は、ポスト団塊ジュニア世代のイメージなのかもしれません。

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☆~「理解しがたい違い」を知ることが大切


バブル世代以前と就職氷河期世代とでは、冥王星・海王星・天王星の星座が全く異なるのに加えて、おとめ座からてんびん座へ、つまり「個人」から「社会」への転換点となっていることから、互いに理解しがたいと感じるほどの違いが生じることもありそうです。

特に社会に出たばかりの就職氷河期世代にとっては、「自分たちより上の世代」がそのまま「日本社会全体」に見えたでしょうから、疎外感や理解されないむなしさを感じたり、上の世代の言動を不当、不本意と感じたかもしれません。

バブル世代の筆者も、就職氷河期世代の言動が理解できないと感じることもありましたが、こうやって星をよむことで、具体的な違いが言語化でき、理解しやすくなりました。

「違っている」と知ることが、互いを理解する第一歩。
星よみの一番の利点はこういうところだなあと思うのです。

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バックナンバーもぜひご覧ください☆彡
筆者・‥…━━━━━━☆
サイトウユキコ
【PROFILE】
国家資格キャリアコンサルタント。元新聞記者・編集者。退職後にコーチング、キャリアコンサルティング、西洋占星術、アロマによる感情解放を学ぶ。 太陽双子、月水瓶、ASC射手、MC乙女、水のグランドトライン持ち。趣味はクラシック音楽鑑賞とドイツ語と旅行。ビールが大好き。
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