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反響率を上げる不動産物件【外観撮影】

不動産物件情報発信において、「写真」は重要な要素となっております。
私自身、超高層建築物が多くある、湾岸のタワーマンションなども含め、これまでに1万数千棟以上のマンションの外観撮影を行ってきました。
建物そのものに限らず、周辺も多く写り込むため、どのような構図とするかによっても、写真の印象は大きく変わります。
そこで、今回は不動産物件の外観撮影について解説してみたいと思います。

●外観撮影について

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正面

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斜め45度


1.外観写真は正面からと斜め45度の2点を基準とすることを意識しています。

また建物360度見渡し、マンション正面の裏側など、撮影した方が良い場合は撮影します。


2.建物の水平・垂直ラインが真っ直ぐになるように合わせます

建物を後処理無しで完全に真っ直ぐ撮影するには、建築写真専用のシフトレンズが必要ですが、一般の広角レンズでも水平・垂直のラインを意識して撮影するだけで見栄えの良い写真になります。
さらにクオリティを上げる時は、撮影後デジタル処理で水平垂直になるように仕上げています。


3.建物の撮影の画角は3:2または4:3の構図で撮影してます。

何故かというと不動産ポータルサイト等全般にこの画角が多く使われているからです。

超広角レンズで35mm換算で16mmより広角のレンズであれば、おおよその建物は横構図でも撮影可能です。
縦構図は、物理的に後ろに引けず、横構図では建物全体が、撮影できない場合のみ撮影してます。


4.建築写真の場合で手ブレや水平・垂直ラインを保つという点で、三脚撮影をおすすめします。

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カバンの中に収まり折り畳みに優れるトラベラータイプの三脚が電車などの移動で撮影する時には重宝します。


5.建物の撮影は基本順光がオススメです
 逆光の場合、ゴーストフレアの原因になる為とコンストラストの薄いぼんやりし た画像になりやすいです、時間的に逆光でやむおえない場合なるべくレンズに直 接太陽光が入らないよう、日陰から撮影したり、ハレキリをしたりと工夫して撮影してます。

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逆光で撮影


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順光で撮影


6.外観撮影はなるべく後ろに下がってみることで、なるべく最適なローケーションの位置から撮影するようにしています。 
 その方が建物の真下から見上げて撮った写真よりも建物全体の形が歪みが無くかつ周辺の雰囲気がわかるからです。

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最適なローケーションの場所から撮影

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真下から撮影


●エントランス付近の撮影について

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エントランス正面

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マンション名のロゴ

1. エントラス撮影は正面からが基本。その他建物の名前がわかるロゴの撮影もします。撮影した後どの物件かわかるメリットもある為です。

2. カメラを水平・垂直ラインがまっすぐなるように合わせます。

✳注意したいのが、エントランス正面から撮影するとガラスに自分が写り込むことが多いです。
なるべく映らないように撮影するのと、写り込んだ場合、後処理で消しています。

3. その他外側からの共用部ですが、特徴的な外側の共用部の写真と、エントランス全体が写るものを撮影します。

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エントランス全体


以上が外観撮影のポイントとなります。

一つ一つの撮影に気を配る事で、物件の見栄えがよくなり反響率アップに繋がれば良いかと思います。

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