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仲介手数料って高くない!?

そもそも、不動産屋さんに支払う仲介手数料って高くないですか?5000万円の物件で消費税込みで約170万円です。

「仲介手数料半額!」とか、さらに「仲介手数料無料!」とか、そういう不動産屋さんが現れて10年以上が経つでしょうか。
「仲介手数料が安くなる」、これって今ではそんなに珍しいことではなくなりました。

この手数料「値引型」の不動産屋さんが出始めた頃、中には「安かろう悪かろう」というところもあったようです。
しばらくはこの「値引型」の不動産屋さんと、従来通りの3%+6万円+消費税をいただく「満額型」の不動産屋さんとが共存していました。

要するに、サービスや担当者の質が悪くても「手数料が安ければ良い」という選択肢と、大切な買い物だから「満額の手数料を払ってもしっかりとしたサービスを受けたい」という選択肢と、二極化していた時期がここ10年くらいです。
一言で言うなら「手数料とサービスはトレードオフの関係にあった」のです。

個人的には、「仲介手数料も第3期に入ったな」と考えています。
もう、安くなることは前提として「サービスの質はどうなの?」ということが問われているのです。

消費者というのはいつの時代も「わがまま」なものです。
それが世の中を進歩させてきたのです。
今や仲介サービスも料金とのトレードオフではなく「安くて良いもの」、その両立が求められているということです。

ところで、インターネットがなかった頃は、不動産屋さんの役割の一つとして「情報提供」というものがありました。
今でも商店街などにある地元の不動産屋さんの店舗の窓に間取り図が貼ってありますよね。
あれは、不動産屋さんが情報提供者という役割が重要であった頃の名残です。
インターネットのなかった頃は、家を買おうと思ったら何件も不動産屋さんをハシゴしなければいけなかったのです。

今はどうでしょうか?
インターネットがあるので、お家探しをする人はネットからいくらでも情報を得ることができます。
不動産屋さんの役割、それはつまり手数料をいただく根拠の一つ、が無くなったのです。
それなのに、手数料は相変わらず昔のまま「3%+6万円+消費税ですよ」というのはこう考えてみれば「おかしな話」と気付きます。

「満額型」にしろ、「値引型」にしろ、それなりの理由が必要ですね。
払う側もいただく側も、両方です。
払う側からすると「その百何十万円のお金ってなんのお金なんですか?」ということに納得できることです。
いただく側からすると「自分はその何百万円もの貢献をお客様にできたのか?」と自問することです。


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