見出し画像

「未来のビジョンを呼び覚ます潜在意識テクニック」第12回コア学ゼミ(2020年8月)


この記事は

毎月開催されるコア学研究所の講義を書き起こししたテキスト(有料記事)となります。

コア学研究所はこちら

ダイジェスト動画はこちら


はじめに


8月のテーマは『コアを通して未来からの記憶を呼び覚ます潜在意識テクニック』でした。

どんなにいいと言われる潜在意識メソッドでも、そのときの自分の状態に合っていないと効果が出ません。今回は、自分の状態の見極め方、ゴール設定のコツ、いいとこどりのとっておきワークもご紹介しています。

楽しみながらワークをやっていくうちに、逆算した未来のビジョンがスッと入ってくるようになります。ぜひトライしてみてください。


3種類の潜在意識メソッド


心の不調の状態を一言で「元気がない」「調子が悪い」「気が落ちている」と言うのは簡単ですが、細かく見ていくと「モヤモヤしている」「ガーっとなっている」など、いろいろな状態があることがわかります。

心は体と違って、肌、喉、胃腸の調子とか、特定のところからわかりやすく症状が出てくるわけではありません。よくよく観察しないと、自分の心が今どういう状態なのかわからなかったりします。

心の不調に合わせた潜在意識メソッドは3種類あります。

①お掃除(潜在意識のクリーニングやクリアリング)が必要な状態
②ゴール設定が必要な状態
③定着・習慣化をする必要がある状態

この3つの状態に合わせた未来の描き方、コアの呼び覚まし方、ビジョンの描き方があります。3つの状態と潜在意識のメソッドが合っていないと効果が出ません。

普通に生きていても、季節の変わり目だったり、いろんな外的な影響を受けたり、常に元気なんてことはありません。部屋にほこりがたまるように、自然と汚れていくのと同じで、心も定期メンテナンスが必要です。

コア学のメソッドは、1回やったら全部クリアになったり、1回やったらすごく変わったりするものではなく、日常的なテクニックを身に着けて、いつでも自分でメンタルケアできるようにしましょう、というのが基本的な考え方です。


そのうえで効果的なのが、3つの状態に合わせた方法です。

画像1

①お掃除(潜在意識のクリーニングやクリアリング)が必要な状態

無意識の部屋にゴミがたまっている、汚れているのできれいにすることが必要な状態です。ごちゃごちゃとした状態なので、クリーニングやクリアリングをする必要があります。


②ゴール設定が必要な状態

それなりに掃除はできている、潜在意識のクリーニング、クリアリングはできている。だけど、ビジョンがなく、行きたいところや先が見えずに気持ちが落ちている、心が病んでいる状態です。

①と②は一緒くたの状態になって、なんだか調子が悪い、なんか元気がない、感情が不安定…など、ひとくくりに体で感じてしまうことがあるのでよく観察する必要があります。

③(ゴールやビジョンを)定着・習慣化をする必要がある状態

コア学や自分をケアするセラピーなど学んでいる方はわかるかと思いますが、学びを実践していくと何かしらの効果が出て、自分が変わろうとする、違う自分になろうとしていきます。そのプロセスの中で、過去の自分と未来の自分との間に変化が起きます。

中医学で言うところの瞑眩です。いわゆる好転反応が起きます。止まっていた流れが動き出すと、体の老廃物や毒素が出て一時的に不調になり、出し切ると新しい状態が生まれます。これが実は本当に不調なのか、好転反応なのか、体と違って心は手で触ることができないので、わかりにくいことがあるので要注意です。

カウンセラー、コーチング、メンタルケアの専門家は、相談者の状態、状況をお医者さんのように問診をして、ゴール設定が必要という診断になれば「ビジョンを見つけるワークをしましょう」と処方します。


あるいは、定着のための好転反応が出ている時期であれば「しばらくこんな風に過ごしましょう」とか、お掃除が必要なときであれば、「ゴミがばーっと出ている状態なので今はしんどいですね、こうしましょう」とか、ひとりひとりに合わせて必要なアドバイスや処方をしていくことが大事になります。

今の自分は3種類のどの状態だから不調なんだとか、楽しくない、幸せじゃないとか自分でわかれば、その状態に詳しい先生のところに行けますよね。
ゴール設定できてないとわかれば、ゴール設定してくれる先生のところに行こうと思えるし、定着のための好転反応に悩んでいるなら、好転反応の専門の先生の話を聞きに行こうとか、自分の状態を認識できれば、それに合った方法を取りに行けます。ですが、自分で自分の状態がわからないと、間違ったところに行ってしまう可能性が出てしまうのです。

本当はお掃除が必要なのに、ビジョンが必要だと勘違いしてしまうと効果は出ません。たとえば、引き寄せの法則というのはゴール設定と定着、習慣化がメインです。潜在意識のクリーニングやクリアリングはできません。


そのため、クリーニングやクリアリングが必要な人が、引き寄せの法則(ゴール設定)を実践するとしんどいことがあります。そういう場合は、感情セラピーやインナーチャイルドの解放、自分の感情を出し切ることでうまくいきます。逆に、クリアリングは必要ないのにそればかりやっても、心境や現状は変わらず、成果が出ないということが起きます。


いまのあなたはどの状態?


ここから先は

4,561字 / 4画像

¥ 1,800

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?