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島への移住を決めた理由

「小さい時の夢とか、ワクワクって何だろう?」

振り返ってみるとなかなか思い出せなかった。


小さい時、何に感動し、何にワクワクし、何を待ちわびていたか。


自分の人生を振り返ってびっくりしたのが、7歳の時から親の期待や世間の目を気にして生き始めた記憶が蘇ってきたこと。

自分の場合は、“サッカー選手”だった。別になりたくなかったけど、親がそれを望んでいるように感じて、「夢は?」と聞かれると「サッカー選手」と答えていた。


学校でいい点数をとることを期待されていたから100点を目指した。
そうすると、親の機嫌がいいように感じた。「さすが息子」と言われているように感じた。

いつの間にか、自分の人生の選択における判断基準が「親の期待」になり、自分が「心から楽しいこと」を考えることもしなくなった。

だから忘れていた。


自然が大好きなこと。ペンションをやってみたいこと。山小屋に住みたいこと。キャンプファイヤーでワクワクすること。自然の中で語らう喜びを感じること。


振り返ると、

大学で休みがあれば、友達と自然の中に行こうとしていた。

社会人になって、やたらとBBQをやっていた。

宿を選ぶなら高級ホテルより小さな山小屋みたいなペンションを選んでいた。


それらって、全部
【自然✖️人とのつながり】の中に凝縮されるものたち。


ふと気がつくとそういった選択をしていたけれど、それを“人生の中心”においたことはなかった。

今まで、人生の中心にあったものは“競争”。

・受験
・就活
・キャリア
・お金

それらで競争し、勝つことが価値だと思っていた。
というか、それしか知らなかった。教えられてなかった。


もちろん、競争に生きてもいいん。

けどそれって心から楽しい?

心からから喜んでいる?

他にやりたいことはない?


僕は、31歳でそれに気がついた。

競争を止めることを決心した。

だから、島にきた。

会社をやめた。見栄を捨てた。離婚もした。

一度リセットしたかった。

全部を振り出しに戻したかった。

これからは、「人の期待」ではなく、「自分のため」に生きるから。

そして、【自然✖️人のつながり】の中で生きていくと決めた。
それを自分の真ん中に据えて。

島に来て時間ができて、自分と向き合うことができたから気がつけたこと。


まだ、何もない。これからだけど、どうなっていくんだろう。

自分の心を大切に。喜びから人生を。

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