確実に、誰でゴールに到達する技術
TCS認定コーチのウスイです。
僕は都内に住んでいて、「東京スカイツリーに行こう」と思ったら、徒歩で行けます。
地図とかも必要ですが、最悪肉眼でゴールは捉えてるので、その方に歩き出せばいつか着きます。
多分、左足から出して、次に右足を出すでしょう。
一歩踏み出して、2歩めを踏み出す。
人間工学を持ち出さずとももはや自明の人間の構造により、僕はスカイツリーに到着できる。
でも、もし仮に、スカイツリーを知らない人がいたとします。
全くの未知で、その人にとっては大冒険に等しい。
そうなると、目的地のことを調べたり、道順を計画したりもするでしょう。
きっと誰かにも聞く。
そして、その誰かがあなただったとして、「どうやってスカイツリーに行けばいいですか?」と聞かれたら、きっと丁寧に答えてあげるはずです。
でも、追加でその人は聞いてくるんです。
「どうやってバスに乗ればいいですか?」
「どうやって電車に乗ればいいですか?」
と。
それでもきっと教えてあげるでしょう。だって大冒険ですから。
でも、「どうやって歩き出したらいいですか?」と聞かれたら「とっとと行けよ」って思います。
スカイツリーの方向に向かって、一歩踏み出せば2歩めも決まるだろと。とっとと行けと。
そう思うはずなのに、とかく目標や夢、人間関係の話になると、あれやこれやと調べるだけで動けなくなってしまうことがあります。
もう、歩き出せば良いはずなのに、何かにつけて動かない理由を探し当てては調べる。聞く。
それも、やりたくないというより、「一足飛びに行けないか」を探したりもしてしまう。
まだ一歩めすら踏み出していないにも関わらず、100歩目、1000歩目に行けないか。
もしくはそこに到達したときのことを心配しだす。
そうこうしているうちに、本当に目的地に到達する人は、わかんないことがあっても、とりあえず1歩めを踏み出した人です。
そういう人は、2歩めも行けるから、いつかたどり着く。
どれくらいかかるかは未知数ですけど、それでも歩みを止めることはないから、到着する。
1歩目を踏み出すから2歩目がある。
こんな、至極当たり前のことの先に、100、200、1000がある。
僕たちは、過剰に未来を不安視し、訪れるかもわからない不安に襲われては「動かない理由」を求めます。
なんなら、転移魔法を求める。
0歩目なのに、1000歩目に飛ぶことを求めてしまう。
でも、ありえないんですよね。
基本です。
1歩めがあるから2歩目がある。
ゴールに向かって歩き出すからゴールが近づく。ゴールに到達する。
ショートカットはあるかもしれないけれど、どのみち歩き出すのは自分の足でしかありえない。
それが、確実かつ誰でもゴールに到達するためのスキルなのだ。
TCS認定コーチ。企業でがんばる主体的サラリーマンを応援する者です。