K-popセクシーブッタ 「JYP Entertainment」
世界ストーリー図鑑とは、人、企業、業界、プロダクト、国、地域など、あらゆるモノ、コトが、大切にしている価値観や一貫している文化をストーリー(物語)として捉えて、分析するマガジンです。
こんにちは、世界ストーリー図鑑編集部です!
世界ストーリー図鑑の第15段は、今、話題沸騰中のJYP Entertainmentです!
今回は、有名音楽グループを数多く輩出しているこの会社を、親しみやすく擬人化して、どんなストーリーを持っているのか考察していきたいと思います!
JYP Entertainmentのストーリー
己と向き合う
この会社の大きなストーリーの一つとして、己と向き合う、というものが流れていると言えます。会社として様々な困難を乗り越えてきたり、今の代表であるパク・ジニョンさんが、アーティスト・経営者として自分を深掘りし表現してきたことから、そういった流れが浮かび上がってきているように感じます。
まずパク・ジニョンさんは、1994年にアーティストとして挑発的な衣装とダンスで一気に注目を浴びたことで有名ですが、それまでは、オーディションに落ちまくる・当時のバックダンサーの地位の低さから散々な扱いを受ける、などの大変な苦労をへて成功を勝ち取られています。
次に会社としてですが、これもまた試練の連続です。
表向きには、「god」が大ブレークしKOSDAQへの株式上場を果たしたり、「ワンダーガールズ」が歴史的ヒットを記録したり、歌唱とダンスにそれぞれ特化した「2AM・2PM」がデビューしたりと、順風満帆に見えました。
しかしその裏では、作曲やプロデュースを担っていた中心人物が退社、当時の代表が契約満了しJYPをさる、追い討ちをかけるようにリーマンショックが起きる、などと各フェーズごとに、困難が待ち受けていました。
2014年以降「TWICE」をデビューさせたりと世界的な躍進を果たしますが、その軌跡は平坦なものではなく、「どのように進んでいきたいか?」といった自問自答があったことでしょう。
このように会社として、己と向き合い続けたからこそ成功を納めたのだと思います。
優劣ではなく特徴と役割
こうした波乱万丈な成功物語の過程で、様々なグループが誕生しました。彼らの飛躍は、メンバーに優劣をつけることなく各人がもつ個性を尊重し愛を注ぐ、パク・ジニョンをはじめとする会社としてのストーリーに支えられていたものだと思います。
パク・ジニョンが練習生に対して
「他の人を真似るな。あなたそのものを見せてほしい」
「人は皆、顔が違うように精神と心も違う。“自分が特別だ”ということを表現してほしい」といった言葉がけをしていることが、それを表していると言えます。
また、選ばれなかったメンバーたちの元に先に駆け寄り「頑張ったね」と、細かい配慮を忘れないところからも、メンバー全員への愛情が伺えます。
さらに、グループを解散しJYPを離れたアーティストが起業をする際にも、「君が会社を運営するということは、君の人生においてとても役に立つことだ。冷静になる時は冷静にならなければいけない。会社を運営するというのは、すべての職員たちが君に対して物足りなさや恨めしさが起こるということだ」と、慈愛と知恵に満ちたアドバイスを送っていたりします。
このように、プレイヤーやプロデューサーとして苦労しながらも成功を納めた経営者と、会社としてメンバーに心からの愛を注ぎ、皆の成長をサポートしています。
そんなJYP Entertainmentという会社は、「K-pop界のセクシーブッダ」と言っても過言ではないのではないでしょうか?
作成の様子はこちら
参考文献
JYP Entertainment社のオーナーであり、エンタメ業界をリードするパク・ジニョン(J.Y.Park)さんのこれまでの人生を振り返る
Nizi Project パク・ジニョンが持つ二つの顔 ’優しい父親’と’冷静沈着な経営者’
1万人の頂点に立った9人の少女たちから見るeスポーツ業界におけるストーリーの重要性について
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