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夏休みが終わる時期に心がけたい TALK と LISTEN の話

今回はアーカイブを再編集してお届けします。元記事はこちら。

夏休みが終わる、
夏休みがキラキラしていればいるだけ、リラックスできればその分だけ、
それ自体がドラマティックです。

ドラマティックな事柄は心を揺さぶります。ドキドキしちゃう。
揺れが大きければ酔っちゃうし、気分が悪くなっちゃう。

最近の夏休みは8月31日までではなくなっているところも多いようですが
やはり、8月29日頃になると、なんとなく気が重くなるのは
日曜日7時のサザエさんシンドロームの大きい版と言えるでしょう。

だから特にこの時期、
学校に行けない子どもに寄り添うために大人が気をつけること、などの話題が多くなります。


近年よく目にするのは「TALK」でしょうか。初期対応の位置付けと思っていいでしょう。


Tell:心配しているよ、愛しているよ、あなたのことが大切だ、ということを伝える
Ask:学校に行きたくない、などの気持ちについて、そらさずに率直に尋ねるListen:しっかりと話を聞く、気持ちを聞く
Keep safe:安全を確保する

だそうです。

TとKは、心理的安全性の担保と言えます。
そもそも、君は大丈夫なんだと身近な大人に言われることはどれほどの勇気になるでしょうか。
Aは、そんなの気のせいだから、とか、そんなこと気にするな、とはぐらかしたり、
行ってみたら大丈夫かもよ?のようなサジェスチョンをしたくなるところをグッと堪えてください。

そしていわゆる「傾聴」がLです。自分の考えはひとまず横に置いておいて、じっくりと話を聞く。

TALKのあとは「それで、君はどうしたい? そのために僕は最大限の努力をするよ」ということを伝えられたらいいでしょう。
ここでもサジェスチョンや聞かれてもいない「わしの若い頃」の話は禁物です。


他に「LISTEN」もあります。

Listen:これは同じ
Include:ひとりじゃない、と気づいてもらう
Support:大人が彼らの成長のために最大限の努力をする
Talk:話すことで共感のコミュニケーションを取る
Encourage :励ます、というよりも褒める。あなたは大切なんだと伝えるNurture: その子どもの特質に寄り添うように育む

みたいな感じでしょうか。夏休み明けに関わらず心がけたいものです。


あえて、当事者である子どもたちに言っておきたいことを。
人間は「危険なもの」「危ないこと」「嫌なもの」などに目を向けてしまう生き物です。
これは生理として仕方のないこと(危険を察知する能力)ではありますが、
「嫌なもの」に注目すると自分の周りは全て「嫌なもの」と感じてしまいます。
そういう仕組みにできているそうです。

なのでここで実験。
もし、こんなことできる余裕があればで結構ですが
「いいこと」「嬉しいこと」「楽しみなこと」を
どんな小さなひと粒でも構いませんので見つけてください。探してください。
できれば遠い未来ではなくて、明日明後日しあさって、くらいのスパンで。

そして、そこだけに注目してみる。

これで9月1日からが楽しみ、でなくてもいい。
ま、普通かなくらいで迎えられたらいいなと思います。
(ただし、あなたの命に危険がある場合は除きます。誰かに声をかけてください。私でもいい)





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