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「緊急ではないけど、重要なこと」と「廃棄されるハンバーガー」の関係
真逆の考え
![](https://assets.st-note.com/img/1715868366552-uQDJZ5z4XT.jpg?width=800)
「緊急ではないけど、重要なこと」
というのは
ここに時間や労力をかけると、重要なことをするので
緊急なことがあまり起こらなくなるというものです。
7つの習慣という本から
「緊急ではないけど、重要なこと」の例を抜き出してみると
・将来に向けた準備や計画
・真のレクリエーション
・勉強や自己啓発
などと書いてあります。
時間管理を考えるときには、
できるだけ「緊急ではないけど、重要なこと」を
やれるように計画を立てようとするわけです。
が、なかなかその時間がもてません。
だから
「どうしたら、この時間がとれるのか?」
「何をすれば、これがやれるようになるのか?」
と考えようとします。
でも、僕は、まったく真逆の考えをもっています。
「緊急ではないけど、重要なこと」は
どんどん減らすべきだと思っているのです。
なぜ、そうおもうのか
これからお話をしますね。
もしかすると、この話を聞けば、あなたも
「長年悩んできた
なかなか本来やるべきことに
手がつけられない問題」
を解決できるヒントがあるかもしれません。
ハンバーガー調理のシステム変更
僕は以前、会社員でした。
米国資本の某ハンバーガーチェーンの会社にいたのです。
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仮に、M社としておきます(笑)
そのときの話です。
以前のM社では
ハンバーガーは来店客を予測して
温かいウォーミングビンという
保管場所につくりおきをしていたのです。
なので、予測がはずれると
大量に廃棄がされていました。
(それが批判されたりしていましたね)
現在はお客さまの注文を受けてから商品をつくっています。
僕は、このシステム変更が起こったときに
どうしてもわからないことがあったのです。
もともとは
たくさんのお客さまの
大量の注文に答えるには
いちいちオーダーメードで
つくっていたら間に合わないから
作り置きシステムにしていたはずです。
なのに、なぜ注文を受けてから
つくっても間に合うようになったのか?
もちろん、機械の進歩もありました。
でも、新しい機械による
短縮時間を足し合わせても
たいして速くなっていないんです。
なぜ、作り置きしなくても大丈夫なの?
「廃棄」を一生懸命つくっているから、いつまでたっても、忙しい
![](https://assets.st-note.com/img/1715868753744-k398eInodh.jpg?width=800)
僕は、新しいシステムを
じっと観察しているうちに
だんだんわかってきたのです。
なぜ、同じ人数で、作り置きせず、完全に対応できるのか?
それは
「予想して作り置きして
結局、廃棄してしまう分を
ピーク時につくらないから」
だとわかりました。
つまり
「捨てる分を
忙しいときにつくらないから
ピーク時間にやることが大幅に減る」
だから、注文をうけて作っても間に合うわけです。
逆に言うと
あれだけ忙しかったのは
「もしかして、必要かもしれない」とおもいこみ
捨てるためのハンバーガーを
一番忙しいときに、大量につくっていたから
だから、目が回る忙しさだったわけです。
準備をするのは無条件に良いことではない
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僕はこのシステムの考え方に
大きなショックをうけました。
それまでの僕は単純に
「何かを計画し予測して
そのための準備を万全にしておくことは
無条件によいことだ」
と思いこんでいたのです。
でも、そうではないんです。
どれだけ予測しても
わからない未来のために
万全の計画を立てて準備する
しかし、実は
その準備をすることそのものが
大きなムダになっていることがある
と、強烈な実感をもってわかったのです。
僕がやることは
万全のプランを立てることではない。
注文をうけてつくるシステムのように
何かが起こってもその時点で
すぐに対応できるようにすること
そしてこの状況を
つくることに力を注ぐべき
と確信したのです。
重要なこととは?
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「緊急ではないけど、重要なこと」
は果たして、本当に将来、重要なのでしょうか?
確かに実際に必要不可欠になるものも
あると思うのです。
でも、なんでもかんでも
頭で考える「緊急でない将来」に
本当に重要なこととして
果たして、役立つのでしょうか?
もしかすると、かつての僕のように
無条件に将来の準備はよいことと信じて
緊急ではないけど重要なことをやっているとしたら…
それは、もしかしたら
一生懸命「廃棄されるハンバーガー」を
つくっているのと同じかもしれません。
「緊急ではないけど、重要なこと」の呪縛
![](https://assets.st-note.com/img/1715871323907-9hdYBF43NM.jpg?width=800)
僕は、むしろ「緊急ではないけど、重要なこと」を
できるだけ減らすべきでは、とおもうのです。
わたしたちは
「緊急ではないけど、重要なこと」が
おもったほどできていない
できるだけやらないといけない
という呪縛にとらわれていないでしょうか。
それはまるで、ピークに備えて
「いずれは廃棄されるハンバーガー」が
まだ できていない
できるだけつくらないといけない
と、焦っている姿と似ている気がするのです。
そう。
わたしたちが、やるべきは
「緊急ではないけど、重要なこと」
を、やる時間をできるだけ減らして
「重要なことが必要になったときに
すぐに対応できる状態をつくる」
ことに力を注ぐべきではないか?
僕はそうかんがえているのです。
、、、、、、というか
もしかすると、実はそれこそが
「緊急ではないけど、重要なこと」
なのかもしれませんね。
では、また次回!
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