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気づきの支援日誌6/30

「AをすればBになる」という方法論というか、機械論と呼ばれている考え方って、人間みたいに、それぞれの個体が様々な意味づけを独自にして、物事を複雑に認知して生理的反応を多様に表す存在には向かない。

「Aをすることで、一瞬Bになったけど、それを上回るCとDの特徴が出る」とかもありそうだし、そのCとDの特徴は本人にとって望まないものだったということも、当然考えうることだろう。

たとえば、ランニングを習慣化することで一瞬気分が安定したけど、その後パニックになりやすくなったり、怒りやすくなって感情のアップダウンが激しくなった、など。

誰も予測しきれないからこそ、人間科学という領域は、哲学や社会科学、人類学や生物学、心理学とかの複数の大きな分野で成り立っていて、互いにいりくんだり、論争が終わらなかったりと、複雑化しているんだろう。

まぁ、だからこそ、セッション提供している時の自分自身にとって、ご利用くださるご本人の感覚や気づきが、貴重な判断材料や理解の手がかりとしての主軸になっているんだなぁ…



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