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小説:コーチ!

今日は本のご紹介です。
『コーチ! はげまし屋・立花ことりのクライアントファイル 』
(講談社文庫,2021) 青木祐子著
ビジネス書でもプロコーチの書いた本でもない、小説家が
書いた「お仕事小説」です。
先日本屋で偶然出合いました。

「コーチが日本の小説の題材になったんだ」感慨一入です。

昔、コーチ仲間との会話で
「どうなったらコーチングが世の中に普及したことになるか」
(効果測定)の返答が
「月9ドラマの主人公がコーチ」
でした。一歩近づきましたか?
(著者の作品はNHKでドラマ化された経験有りです)

Amazonの紹介文より一部転載です。
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《悩めるクライアントたち》
いいね探しのポリアンナちゃん ―24歳・女性・派遣社員・
 クリエイティブな職種に転職希望
白雪姫に恋したカサノバさん―45歳・男性・貿易会社経営・
 妻子あり・初めての失恋を経験
小説家になりたいジェインさん―33歳・女性・小説家志望・
 家庭は裕福で結婚願望なし
終わらないエイジさん―36歳・男性・ネットビジネス
 スターター・行動力はあるが非常識
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内容はコーチが強めにリードする感じがあります。
連載時の題名が「いいね探し~」&文庫の副題が「はげまし屋~」という
のも理由かと。
全体としてはコーチのお仕事がわかりやすく描かれています。
自分ならこう伝えるなあ、などと
考えながら読むのも乙です。

作中、先輩コーチから主人公への言葉です。
『コーチも例外じゃなくてさ、他人の未来のことばかり考えてると、
ぐらぐらしてくる。クライアントと自分の境目がなくなって、自分が
何かやらなきゃって気分になる。
だからコーチのコーチ、スーパーバイザーとして所長がいるわけ』

コーチングが更にに広まるといいですね。

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