見出し画像

やはり人は感情で動きます。

お目通しいただきありがとうございます!プロコーチの寅さんです。

若かりし頃は、ビジネスの世界には感情はないと思い込んでいました。前回投稿した『心理的盲点=スコトマ』が働いていたのでしょうね。
でも人の世界は全て感情で動いています。

『いや、そうじゃない!私は理屈で動いている。』

という意見も分かります。
私もそう思っていましたし、今でもそう思っている節もあります。

例えば、上司から自分の価値観とは違う指示をもらったとします。

その仕事をやるかやらないかは、最終的には自分が選択しています。
このような時があったら、自分に対して「なぜ」を5回訊いてみてください。
最初の質問は「なぜ、その仕事をやるのか?」。それに対して出てきた答えに対しても、「なぜ、〇〇なのか?」と訊いていきます。

私の場合、
「今の職場を辞めたら、収入はなくなるし、他の会社で雇ってもらえるようなスキルもないし、食べていくためには仕方がない」
とか、
「早く出世したい」
「上司に気に入られるようにしっかりやろう」
「異性にもてたい」
「同僚に羨望の眼差しで見られたい」
などでした。

誰もが、
このようなやむを得ない理由をつけて、
価値観とは異なる仕事もこなしているはずです。

言語化しなくても、無意識下で「生存のための欲求」として、
働いていると考えられます。

そうです。やはり最終的には自分が選択しているのです。

では、無意識下とは何かというと、意識していなくても、
脳が心臓や胃腸などを自動で動かしていることに似ていて、

何となく嫌い、何となく好きという「嫌気」や「好気」から来ています。

これも生存するための感情の動きで、
生きるために自分にとってより良い選択をするように反応しているのです。

ですから、結論から言うと、やはり人は感情がベースで動いているのです。

感情は自動装置なので、放置したら、好き勝手に喜怒哀楽が暴走します。

これでは他の人とコミュニケーションが取れません。

コミュニケーションをとるためには、
普段からこの感情を観察しておくことです。

つまり、コミュニケーションの改善には、
俯瞰力をトレーニングすることが効果的です。

ここ10年ぐらいのブームであるマインドフルネスは、
この俯瞰力の筋トレとも言えます。

具体的に何を鍛えるかというと、理性を司る前頭葉を鍛えるのでしょうね。感情の源である海馬体の肥大を改善する効果も期待できるそうです。

感情を暴走させないで...相手との関係性を保つためにも、
感情を俯瞰する力をつけましょう。

最後まで読んでいただき、有難うございます。

/コーチングx投資術
コーチ寅さん

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?