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マネージャーとして1on1を3年間で約2,000回実施しても大切にしていること

マネージャーの皆さん、1on1実施していますか?

私は、ここ3年ほどチーム編成が代わりながらも約2,000回ほど1on1を実施してきました。メンバーは15名〜35名くらいを増減してきました。
エンジニアリングマネージャーの役割は多岐にわたると思います。

  • ピープルマネジメント

  • テクノロジーマネジメント

  • プロジェクトマネジメント

  • プロダクトマネジメント

  • 採用マネジメント

  • などなど

今回はピープルマネジメントのさらに1on1にフォーカスしてお話しします。

1on1の必要性については、他でもいろいろ記載があると思いますのでそちらを参考にしてください。

実際に直近3年の1on1の実施方法は以下の感じです。

  • 2020年:毎週20分/人 

  • 2021年:隔週20分/人 

  • 2022年:毎週20分/人 

上記で約2000回/3年と記載しましたが、平均すると1週間に15人くらい1on1を実施となります。

コーチングにおいても重要なことですが、下の右側の方がより効果的です。

実施間隔長い&1回の時間長い  <  実施間隔短い&1回の時間短い

たまにやる長い1on1  <  頻繁にやる短い1on1

もちろん20分で収まらない内容については、スクラムでいうパーキングロットを設けているのでそちらの時間を活用し実施します。

2021年は、2020年に比べてメンバーが倍増したため、隔週実施としました。安易に倍増になっても隔週にすることで負荷は変わらないだろうと思っていたのですが当たり前ですがそんなに単純ではないですよね。

また、前年から実施してるメンバーからは単純に隔週になっため不満のコメントも1on1の中でフィードバックをもらったりしました。
1on1自体についても定期的にメンバーからフィードバックをもらって、そのメンバーにあった進め方にテーラーメイドすることも大切です。

よくマネージャーは忙しいから、月1回とか週2で設定してもほぼスキップしているマネージャーも多くいるのではないでしょうか。

ぜひメンバー目線で考えてみてください。

マネージャーからみると毎週1on1に全体で多くの時間を使っているでしょう。これを多いと捉えるか少ない捉えるかは個人差があると思います。

一方メンバーから見ると毎週or隔週たった数十分なんですよね。
そうなんです。そのたった数十分を簡単にキャンセルしてしまうマネージャーどう感じますか? 

1on1が誰のものを考えることで、大きく変わるかと思います。

この1on1はメンバーのものです。

マネージャーは、メンバー1人1人がより良い方向に向かっていくことを支援する感じでしょうか。

ただ、キャンセルせざるおえない状況も出てくるかと思います。
そこは仕組み作りで対応していくことが望ましいと考えます。

たとえば、
・最低2週間に1回は1on1を実施する(毎週実施している場合)
・スライド時間をあらかじめ確保しておく
上記をチームのワーキングアグリーメントに記載し、合意しておくなど。

非常にシンプルかもですが、

多くの1on1を実施してきても一番大切なことは

1on1がメンバーのものである点を中心におくことかと思います。

まだ1on1が定着していないマネージャーの皆さん

年末のフィードバックをきっかけに1on1ライフを初めてみてはいかがでしょうか。







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