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あるもの。僕が一番欲しかったもの。

何ができるかわからない。
でも、「あるもの」しかあげられない。

こんにちは。
コーチのりょうくんです。

「僕のできることで
誰かの役に立てるだろうか?」

これが独立した時の
僕の頭の中にあった質問だった。

コーチになる、と決めた僕は
その時点でコーチになって、

コーチング理論でいう
「未来を先取りして今そのように生きる」
という、

僕がのちに言う
「なる前になる」を実践した。

だけど、
知識だって、スキルだって、実績だって、
もちろんクライアントだっていない。

友達に「コーチングやりたいんだけど」
と、「コーチになる」を決めた病院のベッドの上から
電話した。
(なぜ、病院のベッドからなのかは、
どこかのエピソードに書いているよ)

10人の友達を紹介してくれて、
僕はコーチングセッションをする機会を得た。

「僕のできることで
誰かの役に立てるだろうか?」

その質問に対する回答を出す機会を得た。

何ができるかわからない。
でも、「あるもの」しかあげられない。

後に、「ないもの」を探して、
「あるもの」に気づかない人たちを見ることになる。

僕のその時に「あるもの」

相手の話に耳を傾けることだったり、
その人を認めることだったり

傾聴、承認というけれど、
スキルではなく、あり方であり、

「あるもの」だった。

友達に電話をして紹介してもらったのも、
その友達は僕にとって「あるもの」だったし、

友達は友達で僕に人を紹介してくれるという
「あるもの」をくれた。

人に「優しい」と言われることも、
「あるもの」だった。

人はみんな「あるもの」を持っている。
「あるもの」があるから分かち合うことができる。

僕がこれまで生きてきた体験だって、
誰かにとって「あるもの」だ。
というか、それこそ「あるもの」だ。

別に大成功したとか、
大失敗したとか、

人が驚くべき波乱万丈の人生とかではない。

でも、僕の体験は
後の誰かの役に立ったり、喜びになったり、
勇気になったりすることだってある。

偉い人の、立派な人の話なら
身近に感じられなくても、

僕の話なら身近に感じられる人だっている。

それが、その人が自分の可能性を
信じることができるようになったり、

実際に、それでその人もまた
新たな体験をするようになったりして、

またその人が出会った人に
その体験が役に立つようになったりして、

「あるもの」が
誰かの「あるもの」に繋がっていく。

僕は最近、
あるプロジェクトでコーチのリーダーとなって、

それは、僕の「あるもの」になった。
その「あるもの」をどう分かち合えるか。

僕がリーダーとなったことで、
僕が誰かに機会を生むということができたり、

僕がリーダーとして、
体験していることもまた分かち合うことで
後の誰かの役にたつことになる。
後のリーダーだって生む。

リーダーというからには、
そこに集まっている人たちがいて、
その目の前の人たちに

「僕のできることで
誰かの役に立てるだろうか?」

という回答は、
「あるもの」になっていく。

その人たちが、
その機会を得て、何かを体験していく。
それはその人たちの「あるもの」になっていく。

またその人たちが、
その体験を誰かに話すことだって、
分かち合うことだって、

その人の「あるもの」を
誰かに贈っていくことになる。

子どもの頃、
弁当をひっくり返して
泣いていた友達に

僕の好きな卵焼きを分けてあげた。

その笑顔を見た喜びは
分かち合う喜びだと思う。

「あるもの」を人に贈った喜びだと思う。

その後、他の友達も
その子におかずを分けてあげるという
ムーブメントが起こった。

それだけで、「あるもの」は役に立った。
それだけで、「あるもの」は完了した。

しかし、卵焼きをあげるそばから
手を差し出して、何かをもらおうなんて、
ことは、この世界で当然ある。

交換だ。

(今日、コンビニでアイスコーヒーを交換した。
それはそれで有難いことだ。
しかし、それはまた別の話ね。)

だけど、「あるもの」はない人に贈ったから喜ばれたわけで、
その人の「あるもの」が僕にとって欲しいものとは限らないし、
それをもらったからといって、喜ぶとは限らない。

(卵焼きをあげた友達が後に僕に何かをくれるかもしれないけれど、
それを計算して、卵焼きをあげていたら嫌だ笑)

僕だって、誰かの「あるもの」をもらうことがあるわけで、
その時は満面の笑顔で喜ぶ。その笑顔もその時の僕に「あるもの」だ。

ある人がない人に贈り、
それは循環して巡り巡って、

また、もらうことになる。

「僕のできることで
誰かの役に立てるだろうか」

みんな「あるもの」がある。
だから、答えはイエスで、
「あるもの」に気づいているかどうかだ。

「ないもの」を見て、
「あるもの」を忘れている人たちに。

(追伸)
これを書いていたら
ある歌を思い出した。

「僕が一番欲しかったもの」
槇原敬之

そして、僕の「あるもの」
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