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「ベタ」も突き詰めるとカッコイイ

先日「RRR」という映画を観ました。

これが最高にカッコよかった。

ベタではあるけれど、ベタも突き詰めるとこんなにもカッコよくて熱い作品になるんだと感心しながら観ました。

RRRは2022年に公開されたインド映画。僕が住んでいるオーストラリアではNetflixで観れるので、自宅で鑑賞。

ちょっと長いですが、映画の概要は以下。

『RRR』は、2022年のインドのテルグ語叙事詩的ミュージカルアクション映画。監督・脚本はS・S・ラージャマウリが務め、N・T・ラーマ・ラオ・ジュニア、ラーム・チャラン、アジャイ・デーヴガン、アーリヤー・バット、シュリヤ・サラン、サムドラカニ、レイ・スティーヴンソン、アリソン・ドゥーディ、オリヴィア・モリスが出演している。物語は実在の独立運動指導者コムラム・ビームとアッルーリ・シータラーマ・ラージュを主人公としたフィクションであり、2人が歴史上に登場する以前の空白の時代を舞台にし、2人がイギリス領インド帝国に戦いを挑む姿を描いている。

日本では2022年10月21日に公開され、興行収入は10億円を超えて日本で公開されたインド映画の中で最も高い興行収入を記録し、『ムトゥ 踊るマハラジャ』が保持していた記録を塗り替えた。また、第46回日本アカデミー賞では優秀外国作品賞を受賞している。

ウィキペディアより

この映画はずっと観たいと思っていたんですが、なにせ3時間を超える大作ということで観るタイミングをずっと伺っていました。

映画の尺を気にして観たい映画を後回しにしてしまうのはサブスクの大きな弊害だよな、なんて考えながら1年くらいタイミングを伺った末の鑑賞です。

具体的に何がベタでカッコよかったのかというと、男たちの友情、男たちの肉体、男たちのじゃれ合い、です。

言ってしまえば、一昔前の少年ジャンブの漫画っぽいところ、とでもいいますか。北斗の拳における男たちの友情に近いものを感じました。

でも、友情の表現の方法がしっかりとブラッシュアップされていて古臭く見えない。むしろかなりフレッシュな表現で見せてくれます。

例えば、主人公ふたりが出会う橋での救出シーン、ふたりでキャッキャとしてる回想シーン、中盤のパーティーダンスシーンなどなど。男たちの友情が発展していく様子をフレッシュな表現で見せてくれます。

個人的には終始、映画「クローズ Zero 2」のタフな男たちのじゃれ合いを連想しながら、RRRの主人公たちを観ていました。あわよくばゲイなのかな?という臨界点スレスレっぽい友情のかたちって言うんですかね。

他に連想したのは、ジョニー・トー監督の映画内での男たちの友情ですね。トー監督作品の男たちはもう少しドライでハードボイルドな感じてすけど、やっぱりキャッキャしながら友情を育んでます。

「クローズ」もトー作品も、かなりベタな感じで男どもの讃歌みたいな内容なんですけど恥ずかしがらずに突き詰めてやっているからカッコイイんです。そしてRRRもまた同じく。

RRRはとことん面白い要素を詰め込んだような映画なので、僕みたいなのが説明しようとしてもうまくまとめられない。ただひとつだけ確かなのは、ストレートにめちゃくちゃ面白いということです。

僕は主人公ふたりの友情にすごく熱くなったので、今回はその部分について少し説明しました。

RRR、時間があれば観てみてはどうでしょうか?


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