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【1】 見えていないもの

何かを欲しい、買いたいと思っていると、それを身につけている人や売っている場所が意外と多いことに気づいたという経験はありませんか?

たとえば、あるブランドのバッグを欲しいと思っていたら、電車や街中でそれを持っている人を何人も見つけたり、よく行くショッピングモールでも売っていたことに気づいたりした、といった経験です。

そのような経験をしたときは、その欲しいものが街中に「増えた」あるいは「出現した」ような感覚を覚えるかもしれません。もちろん、増えたり出現したわけではありません。自分が関心をもったことによって認識できるようになっただけで、それらは以前からそこに存在していたのです。

実は、私たちは自分にとって重要なものしか認識していません。目の前にあっても重要でないものは認識されず、自分にとっては存在していないのと変わりません。

コーチングでは、この認識できていないものをスコトマ(scotoma)と呼んでいます。

そして、自分の本当にやりたいことや、ゴールを達成する方法がわからないのは、それらが存在しているにもかかわらず、スコトマになっていて認識できていないせいだと考えます。

スコトマを外し、ゴールを達成していく方法については、他の記事で紹介していきたいと思いますが、スコトマを外す最初の一歩として、まずは「自分にはスコトマがある」と認識することがとても重要です。

以下のワークで、スコトマについて体感してみましょう。

ワーク
顔を上げて、目の前の世界を10秒ほどよく見たら、目を閉じます。
目を閉じたまま、どこに何があったかをできる限り思い出してみます。
できる限り思い出したら、目を開けて、答え合わせをしてみましょう。
見落としていたもの、スコトマになっていたものはありますか?

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