「会社員としての自分でないと価値がない」と感じていた私の変化
あなたにとって、「人生の成功」とは何ですか?
また、「自分の価値」を決めるものは何だと思いますか?
私の親や先生などは「安定した大企業に勤めて定年まで働くことが人生の成功であり、幸せだ」というような価値観の人が多かったように思う。そのような考えを聞くと、どこかでモヤモヤしつつも、「なんだかんだ言ってそうかもな」と思う部分があった。
だから、就職活動の際には、自分が本当にやりたい職種に絞ったうえで、内定をいただいた中から一番有名で安定していると感じた上場企業を選んだ。
実際、会社のネームバリューや業界内での立ち位置は、仕事を進めるうえで私を大いに助けてくれたし、色々な書類に会社名を書くとすぐに社会的信用は得られたように感じている。
そのため、「この企業に勤めている自分」「ここで仕事を頑張っている自分」という事実が、自分に価値をもたらしていると思っていた。
逆に言うと、そうでない自分には価値がないし、幸せな人生ではないということだ。
そんな風に考えていた私なので、夫が転勤族であり、自分だけがキャリアを諦めなければならないかもしれないことが不満であり、悩みの種だった。
専業主婦になったら自分には価値がないと思っていたし、家族だけでなく社会に必要とされる人でいたかったから。
しかし、そんな時にコーチングを受けて、
「私にとっての人生の成功とは?」
「自分が本当に大切にしたいものは何か?」
などを考えた時に、ジワジワと新しい答えや感覚にたどり着いて驚いた。
・いくら収入がよくても、高い地位に立っても、周りから羨ましがられるような生活ができても、家族との時間を大切にできていなかったり、自分の人生を自分でコントロールできないのでは意味がない。
・夫と同居して子育てをしたい。
・いつまでも挑戦・成長し続ける自分でいたい。「あなたを産んだから仕事を諦めた」なんて気持ちで子どもに接したくない。
・「信用」ではなく「信頼」で繋がった人との関係をもっと大切にしたい。
・今の職種を選んだ理由を実現できるのは、この職種だけではない。コーチも同じだ!
…などなど。他にも色々あるけれど。
以前の私は「この会社で働いている自分」にしか価値がないと思い込んでいたが、
自分が思い描く成功や幸せのためには、この要素は全く重要ではなく、むしろ当時の私にとっては足かせになっていたことにも気づいた。
このことに気づけてから、私は人生について考え直し、コーチに転職する決断をした。
「会社を辞めてまでコーチになったなんてすごいですね!」と言われることがよくあるが、コーチとしてやりたいことが見えてきて、そちらの人生の方が”自分の考える幸せ”に近づける選択だったというだけ。
これはあくまで私の価値観なので、大企業や有名企業に勤めていることにプライドを持っている方を否定するものではない。
ただ、なんとなく「いい大学を出て、大企業に就職すれば幸せ」という世間の風潮に流されている部分はないだろうか?
あなたにとってそれが本当の「成功」や「幸せ」ならよいのだが、もしかすると他に本当の答えがあるかもしれない。
また、あなたの価値は「◯◯会社に勤めている」ということ以外にもあるかもしれないとも思う。
(よく会社名を出して自分の優秀さをアピールしてくる男性がいるが、本当にそれがあなたの一番の価値であり、アピールポイントなのだろうか?)
もし、自分の状況を人と比べて一喜一憂している方がいらっしゃったら、自分にとっての“成功”や“幸せ”の定義を見つけてほしいなと思う。
私はコーチとして、そんな方をサポートしていきたい。
正直なところ、私もまだしっくり度100%の答えにはたどり着けていない感覚なので、この問いをより深めながら進んでいこうと思う。
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TCS認定コーチ
MCS認定マザーズティーチャー
PAA認定パートナーシップコーチ
岩谷けいこ(いわたに けいこ)
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