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自分の評価は自分で決める

あなたは、自分の能力や可能性を自分で評価しているでしょうか?

小さい頃から親、兄弟、祖父母、学校の先生、近所の大人、友だちなどからあなたについて言われたことを受け入れて、それを自分の評価にしていませんか?

例えば、体操の時間に跳び箱が飛べなかったり、運動会のかけっこで最下位だったりしたことがあったとします。それを理由として、「〇〇さんって、運動が苦手ね」などと言われたら、自分のことをどう思うでしょうか。他の運動でも人より上手く出来たという経験がなければ、「私は、運動が苦手だ」と無抵抗に受け入れてしまうのも無理はないでしょう。

でも本当はまだ経験したことのない登山やロッククライミングなど、自然と向き合い智力と体力を使って、その時々の状況を判断しながら、身体を自由自在に高度に操っていく運動や、マラソンや自転車ロードレースなど長時間の有酸素運動が求められるスポーツなら、大人になれば本領を発揮できるのかも知れません。

本来備わった能力(潜在能力)を未来に発揮できる可能性は十分あるのに、自分でも気づかずに、自分がその可能性を持っていることを信じられていない段階で、他人に言われた評価を受け入れてしまっただけです。よくよく考えれば根拠薄弱にも関わらず、そういう時は妙に説得力があったりするのです。

要するに、自分の未来に対する評価を他人任せにしているのです。
自分の人生を他人に決められているということです。

もし先ほどの例で、運動が苦手という意識を持ち続けていたら、登山やマラソンなら存分に能力を発揮できたのに、そのチャンスを逃してしまう可能性が高いでしょう。わざわざ苦手だと思うものに対しては、人は手を出すのを躊躇します。

だから、まずは自分に対する評価は自分で決める。ここから考える必要があるのです。チャンスを狭めてしまわないように。

そうは言っても、「いまの私には、そんな自信は持てそうにない」と多くの人は思うかも知れません。

でもよくよく考えてみてください。

いまのあなたが自覚している能力のことを言っているのではありません。

とても自分には出来そうにない、いいアイディアなんて思い浮かびそうにないと言っても、いますぐにここでやれと言っているわけではありません。

未来のことなのです。でも、遠い未来のことではありません。

そもそも今の自分の能力に自信がないのなら、あなたが理解している世界は、極々限られたものであるはずです。(例えば、あなたは科学のすべての分野で最先端にいるわけではないですよね。)ということは、あなたの知らないことが無限にあって、その中にあなたの課題を解決する方法や、助けてくれる人やツールが数限りなくあってもおかしくはないでしょう。

それに今すぐではなく、将来、その能力を獲得して、心からやりたいと思うゴールを達成することができる自分だと思えば良いだけです。時間を味方につけることもできるのです。

だから、自分でもなぜだか分からないけれど、とにかく自分にはできるんだ!と思ってしまえば良いのです。他人がどんなことを言って来ても、自分についての評価は自分で決めるのだと。

もしあなたがいまの自分に自信が持てていないなら、自分には出来るんだ!と思った瞬間に、現状の外を見ていることになります。そして、現状の外側にゴールを設定してそれを達成できる!と思えば、これまでと違った自分に向けて、もう進み始めているでしょう。

その歩みを確実なものにするために、ゴールを達成した時の自己イメージを想像して、その未来の映像にポジティブな感情を乗せて、未来の記憶として頭の中にインプットしておきましょう。(ゴール自体ははっきりと見えないので、注意してください。)

今年もあと2週間と少し。
来年に向けて準備を始めるにはよいタイミングですね。

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