キャリアカウンセリング
今月から半年にわたって航空自衛隊基地にて隊員向けキャリアカウンセリングを行います。若手隊員から定年を10年後に控えたミドルキャリアのみなさんのお話をうかがいます。
ぜひみなさんに自身のキャリアを振り返り、将来に向けてどのようにキャリアをつくっていくのかを考えてもらう時間にしたいと思っています。
ところで、このような組織としてキャリアカウンセリングを受ける機会を設けているところでは、我々キャリアコンサルタントはひとりで朝から晩までずっと話を聴き続けるという過酷な状況に入ります。
ひとりあたり60分のカウンセリングが昼休み60分を挟んで、ほぼぶっ通しで7~8人のお話を聴くのです。
話聞くだけでしょ?
と思うかもしれませんが、とんでもないです。
キャリアコンサルタントの「聴く」は、全身全霊をかけた「聴く」なので、本当に疲労感ハンパないのです。
話し手の気持ちを内側から聴くということは、これがそもそも簡単じゃありません。聞きたい話を聞くのではなく、話し手が話したいことを聞くのです。
つまり、キャリアコンサルティングの60分間を終えて、話し手が話したいことをしっかり話せていなければほとんど意味がないのです。
反面、60分間を話し手に寄り添い、コレまでの人生や今の仕事のこと、これからの人生のことを自然に考えてもらえる時間を過ごせたときの達成感はまぁスゴイです。
普段こんなこと考えたことなかったので、良い機会になりました。
意外と自分のことって話せるものなんですね、びっくりしました。
自分が知らなかった自分っているんですね!感動しました。
なんて言ってもらえた日には、キャリコン冥利に尽きるというか、ほとんど心の中で会心のガッツポーズであります。
そんなわけでこれから半年にわたってキャリアコンサルティングを続けていきます。どんなお話が聴けるかだろうかと今から楽しみです。
誰かの役に立てるというのはこの上ない幸せですよね。
サポートいただけると燃えます。サポートしすぎると燃え尽きてしまうので,ほどほどにしてください。