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学習塾はサービス業か

教育か。サービスか。
あるいはその両方か。

という議論自体は、そんなに意味はないのかなと思う一方で、そういう正論言っても粋でないというか、ここはひとつのっかってみましょう。



サービス業っていうのは、ここではたぶん「売り上げ至上主義」を指すのでしょう(他のサービス業に失礼ですけれどね)。わざわざ教育の対義語として用いているからには。

売り上げ至上主義は、そもそもそんなに悪いことでもなければ、悪徳商人みたいなイメージでもないです。

たとえば悪徳商人イメージだとしても、そういう売り上げだけを上げたいと思うひとが学習塾を開こうなんて思うとは考えずらいし、実際「売り上げだけ」を上げようと思っていたらたぶん売り上げはあがらないでしょう。



かと言って僕は「教育」を施す機関であるとも思ってないです。

大意では「教育」なのでしょうけれど、僕のやってる学習塾は「主体性」を持ってもらえるような工夫をたくさんしてますが、極論言えば「主体性が身につかなくても、それはそれで良い」とも思っています。だから、学び、覚え、成長したいと思うならすればいいし、そうでもないならしなくてもいいのです。

まぁ成長したくないなら塾には来なくていいので、塾に来る目的を見失っている子たちには、今すぐ帰って全力で遊んでくるように伝えています。

大事なことは学校や家庭で教育を受ければよいのです。

今のみんなにとって必要な学びを提示し、示唆し、いっしょにやってみよう!と呼びかけはするけれど、それを教育しているとはあんまり思いたくないというか、僕は指導者ではやっぱりなくて、自ら成長をしていく者を支援する貢献者で在りたいと思っています。


当たり前ですが、必要なお金はもらいます。

お金を払っているということが子どもたちにとってプラスに働くことはありますし、僕はこれで喰っていくと決めたのですから、喰えるだけのお金が欲しい。すなわち僕が最低限喰っていくための金額を塾生で按分して払ってもらうということです。

ちょっとざっくりしすぎていますけど、まぁそういう感じです。

だから必要以上にお金は不要です。
僕が善人だからでもなく、守銭奴じゃないからでもありません。
サービスに見合うものを提供できなければ塾でなく、僕が成立しなくなるからですね。

塾生が増えるのはうれしいけれど、増えたら「授業料は下がる」か、あるいは自分がしたいと思っていることができる範囲でしか塾生は増やしません。
というのがうちのポリシーでもあります。

売り上げだけを目的としていないのだから当たり前です。

そういう意味で、冒頭の話にのっかるとすれば、売り上げだけを上げたいと思っている塾なんて見たことないけどなぁというのが感想です。そういう一面を塾長が持っていることはあるかもしれませんが、その程度の想いで学習塾は続けられないですよ。そういうひとはすぐにいなくなるので、続けていられるということは、そうでないということじゃないでしょうか。


あ。
結局、野暮な話をしている…。


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