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仕事の悩みを考える相談室/ライフキャリア自分ドック

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2022年10月の記事一覧

仕事に迷うあなたのために,僕らが何をできるのかもう一度よく考えてみた結果,そんなサービスを利用するのは悪くないという結論。

シゴトってオトナにとっては大事な時間じゃないですか。 だからこそシゴトの迷いは時に人生そのものに影響を与えるような大きな問題や課題になりえます。 実際僕も,何度かそういう大きな壁にぶちあたって,その度に,自力で迷いの森を抜け出してきたのだけれど,思うに,そういうことを専門に解消にむけてチカラを貸してくれるひとが側にいてくれたらいいのにと思ったことはたくさんありました。 しかし,一方でそういうひとが側にいたとしても,そばにいるひとって基本利害が絡みますから,案外,仕事に迷う

自分の役割を意識してみること。

組織の中の自分の役割を意識してみましょう。 役職,立場,ポジション 言い方はなんでもいいのだけれど,自分はこのミッションにおいてどのような立ち位置を求められているのかは絶えずチェックしたほうがよいと思っています。 何をしなくてはならず,何をしたほうがよく,何をしない方がいいのか,を理解するには,求められている役割を理解していなくてはなりませんし,これはうっかりするとつい忘れてしまうことだからです。 手元の仕事だけをみていると,知らず自分の役割を超えてしまったり,あるい

上司のトリセツ#2 ー上司の話をじっくりと聞いて,上司の出力をアップする方法

■上司の話をじっくりと聴いて,上司の出力をアップする話。 上司の話ってどのぐらい真剣に聞いていますか。 もちろん上司の話と言っても多岐にわたりますから,仕事の話は当然ながら,直接仕事とは関係がなさそうな雑談,趣味の話,時にはお説教だったり,時にはプライベートな話だったりするでしょう。 仕事に関係のない話には興味がない,特段上司とプライベートな話はしたくない,という考え方もあります。 なかには上司と飲みに行ったときに聞ける話が大好きというひともいるでしょうし,上司の言葉

偶然の誘発

クランボルツ先生の計画された偶発性理論にならって,偶然を引き寄せてみよう! 計画された偶発性理論というのは,心理学者であるクランボルツ先生がビジネスなどで成功したひとたちのキャリアを調査したところ,なんとその8割が偶然をきっかけにチャンスをつかんだということがわかりましたよー,というものです。 これはつまり,自身のキャリアをゴールへ向かって一直線に引いた道をただひたすらに計画的に突き進んでもチャンスは訪れない可能性が高いことを示唆しているのではないでしょうか。 しかしな

上司のトリセツ#1

■上司が真に必要としているアウトプットを把握しよう。上司からの仕事の依頼がある場合,基本的に業務完遂に必要な事項が完全網羅されていることはありません。 したがって,受けた業務に手を付ける前に,まず上司が真に必要としているアウトプットが何かをあらかじめ把握する必要があります。 締め切りやゴールの共有といった具体な事項は,業務を進めるうえで紆余曲折,右往左往を経て自ずと共有がすすみますが,とりわけ根幹の齟齬は,回り道やすれ違いが生じる大きな要因になります。 根幹の齟齬とは,

なぜ,我々は変われないのか。

たとえば、ダイエットしたい,と考えているひとが実際にはダイエットに失敗したという話をよく聞くのは,果たして本当に多くのダイエッターたちに覚悟が足りないからなのか,根性がないからなのか。そのダイエット方法と相性が悪いからなのか,あるいは,ダイエットしたいというのがそもそも本心ではないのか。 ところがおそらくその答えはいずれでもなくて,ことはそれほどに単純でないというか,そんな技術論では語れないのではないだろうか,というのが今のところの僕の結論だ。 なにしろ,世にはびこるダイ

相談の仕事を始めてみる#3 ―やりたいこと整理してみる

クドいようですが,「お金を払って相談してみる」ことできたでしょうか? この一連の連載は本当に相談の仕事をやってみたい!と思っているひとが,勇気を出して一歩目を踏み出すために書こうと思って書いたものなので,まだできていないひとは,もう今すぐ決断して受けてみましょう。 話はそれからです。 まぁとは言え,誰しも未知の領域へ歩を進めるのは相当な勇気がいるものです。あとお店,一度入ってみたいと思っていながら,店内の雰囲気とか,一見さんお断り感とか,そういういろいろなこと想像しちゃ

垂直方向の成長と,水平方向の成長,上司に必要な能力とは

ある日の大衆酒場。 隣に座るいくらか歳の離れた友人が,ブツブツと部下の視点の低さを嘆いている。 彼女,自分の担当の仕事はあんなにスイスイできるチカラがあるんだから,もう少し全体が見られるといいのに,そんな話してもぜんぜん伝わらないのはなんでかしら。 彼女はこの9月に初めて上司になった。 まだひと月ちょっとなのに,もういろんな壁にぶつかっていて,そんな話を聞くと新鮮で面白い。 僕とはまったく異なる業種だけれど,上司道はやはり通ずるのか,そのひとつひとつの壁が僕の歩いてきた

知識や技術を獲得するまでの4段階

コーチングやキャリア・カウンセリングなどのセッションの際に,介入するタイミングや介入するレベルを考えるのに役立つかもしれないですね。 第1段階 無知の無知知らないことを知らない。知識や技術が不足していることに気が付いていない。 例)車には乗っているが,運転することもなく,運転する技術も不要な場合など「運転する技術が私にはない」ということにも気が付いていない状態。 第2段階 無知の有知知らないことを知っている。知識や技術が不足していることに気が付いている。 例)車を運転しよ

中年をこじらせないための3つのコツ(お父さん向けテキスト)

■ミッドライフクライシスを乗り越えるために 僕は,自身の長い中年の危機(ミッドライフクライシス)を乗り越えるためにキャリア心理学の教科書を何冊も紐解きました。そしてそこで見つけた中年をこじらせないための3つの秘訣。 せっかちなみなさんのために結論から書きましょう。 総じて,言っていることはひとつです。 年齢相応のファッションや所作,あるいは考え方や振る舞いをしましょう,ということです。 気持ちを若く保つことは大事ですが,気持ちを若く保つことは決して若さを真似ることでも,

上司の悩み解消します#2 ―上司で在るという覚悟

あたりまえですが現場はナマモノです。 一方で会議室の連中 ―僕もそこにいたのですが― は,基本的にナマ感が伝わりづらく,理論に走りがちなものです。 したがって”机上の空論”や”正論は人を傷つける”のような状態に落ちいってしまうことが多々あり,同時に会議室から見れば「とは言っても,正しい理屈や合理的な理屈をただ淡々と遂行するほかあるまい」ということになってしまいます。 しかしそれでは現場は浮かばれません。 とりわけ現場の最前線のひとたち ―多くの場合,若手諸君であり,ユ

上司のためのコーチング講座#3

コーチングの目的 上司からみたコーチング対象ですから部下の方へのコーチングを想定します。とすれば,コーチングの目的は部下の目標達成サポートあるいは技能の向上やチームへのコミットメントを促すなどが思い当たります。 当たり前ですが,コーチングを学びたいと考えるからには上司自身にも目的が必ずあります。 もしもなければ今すぐ探しあてるか,どうしても見つからないようなら止めましょう。 目的はすべての優先される大事なことです。 まずはご自身が部下に対して,なぜコーチングという手法

上司のためのコーチング講座#2

コーチングについて最初に読んだ本はこれです。 なかなか難解なところがあって,とっつきは悪いかもしれませんが,体系立てて書かれているので感覚的にコーチングを学んだ方は一度手に取っていただけるといいかもしれません。イチから順に学びたい初学者にとってはとっても読み応えのある一冊だと思います。 さて,コーチングを学ぼうと思ったとき,なにから順に学んでいくのがよいのでしょうか。コーチングという概念,定義,いろいろありますが, 僕はコーチングのいちばんスタートとして,重要なのは技術

上司のためのコーチング講座#1

こんにちは。 今日からちょっとずつコーチングのことを書きます。 キャリアコンサルタントでありながら,僕の専門はコーチングだと思っています。 コンサルティングとカウンセリングとコーチングの違いは他に譲りますが,ともかくコンサルもコーチング寄りだし,カウンセリングもコーチング寄りだし,結局なにしてても気が付くとコーチング風になってしまうのは,とにもかくにも現状をいかに回復させるかよりも,これからどうするのかに焦点をあてる方が建設的であることと,その方が僕の好みだからに他なりま