偶然の誘発
クランボルツ先生の計画された偶発性理論にならって,偶然を引き寄せてみよう!
計画された偶発性理論というのは,心理学者であるクランボルツ先生がビジネスなどで成功したひとたちのキャリアを調査したところ,なんとその8割が偶然をきっかけにチャンスをつかんだということがわかりましたよー,というものです。
これはつまり,自身のキャリアをゴールへ向かって一直線に引いた道をただひたすらに計画的に突き進んでもチャンスは訪れない可能性が高いことを示唆しているのではないでしょうか。
しかしながら,クランボルツ先生は,なにも計画せずにテキトウに道を進んでいけば,偶然があなたのキャリアのターニングポイントをつくってくれますよー。だから必死に勉強しなくったって大丈夫ですよ!と言っているわけではありません。
たとえば自分が目指す分野とは異なる分野のひとたちが集まるところへ顔を出してみるとか,一見,無駄に見えるようなイベントやセミナーにも参加してみるとか,そういう自分のゴールから見ればちょっと脱線気味のところにさえも幅広く,柔軟にキャリアを広げていくことで,ミラクルを手にすることができるかもしれない,あるいはチャンスを逃すことを防ぐ,すなわち「計画的な偶発性」なのだとおっしゃっているのです!
そしてその偶然が起きたそのときに,チャンスを逃すことのないように常にアンテナを張り,行動に移せるように日頃から備えよと,そうおっしゃっているのです。
このことは,ひとつのゴールに固執することは,その他の可能性の芽を摘んでしまうという点で,トータルではマイナスに働く可能性を示唆しています。
広い視野で全体を見渡し,いついかなるときに訪れるかわからないチャンスをしっかりとGETしていきましょう!
偶然を誘発する仕組み
さ,そのためにひとつ,偶然を誘発する仕組みを考えてみたいと思っています。ポイントは3つです。
1)無作為に選ばれた広い分野の知識と事例の共有
2)ピンときたら即行動を起こせるような体制
3)協働できるひとたちとのネットワーク
この3つをなんかうまいことミックスできるような仕組みを考えてみます。ひとを集める媒体と,気軽に気楽に,視野を拡げる仕組みがあると良いなぁと思っています。
つまるとこ,自分じゃ絶対見ない映画とか,存在にすら気が付いてない本とか,聞いたことない偉人のなしえた事例紹介とか,そういうことを定期的にノンジャンルなひとたちと対話ができるような場があればいいのかなとも思っています。
興味あるひといませんかね。
続く
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