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「夏休みダラダラしていたい」という息子を、見守るという母の挑戦

年を重ねていくと、恋愛・仕事・自分らしさとか、ある程度いろんな失敗や学びを繰り返して、クリアした!と思える人生の課題も色々あるけど、

子育てに関して


これはマジで終わりがない気がしていて、そして私は真っ最中感が半端ない。

むずい…

これはきっと、楽しみたい・満喫したい故でもあるし、
自分の人生のテーマ(心理学でいうところの再挑戦のメカニズム)みたいな部分もあると思うので、
私がやりたくてやってる。
それだけはわかる。

そんな彼らは、もうすぐ夏休みである。

私は生まれ持った性質で、teacher(先生)の要素を持ってることを常々感じるのですが、毎年夏になると、teacher私👩🏻‍🏫がアクティブになってきます。

teacher私👩🏻‍🏫は、決して勉強を教えたいわけではなく、こども達に伝えたい何かがある。
それは自分の子供に限らずです。

感覚的なもので、言葉で説明するのは難しいのだけど、あえて言うなら
人は多様な存在なんだと言うことを知る柔らかさ とか
受け身じゃなく、あなたがわかりたいという気持ちを大切にしてほしい。能動的な学びのサポート とか
なのかな。

夏休みには、自由研究という宿題がある

これは私が唯一と言っていいほど、学校にまつわるエトセトラの中で情熱が燃えるところです。

というのも
超受け身人間だった自分を振り返って、お利口にこなしてきたお勉強よりも、自分で能動的に学んだりアクションを起こす姿勢こそが1番学びに必要な要素であり、子ども達に育んでほしいものだと思うからです。

なんで?って疑問に思うこと
楽しい!もっとやりたい!って思うこと

なんでもいいよ!サポートするから、何がしたいか言ってみて!

母は目をキラキラさせながら張り切って、子ども達に言うのである。

しかし子ども達は最初、暑さで死んだような目をしている。
この暑いのに、更に暑苦しい大人が登場…
てんてんてん、、
それに学校から「宿題」として義務付けられてる時点で、最初は発想も枠の中。
(もっと「空飛びたい!」とか言ってくれたらいーのになとか思っちゃう)

でも根気よく話してくうちに、次男からとびきりの腹の声が出てきた!

「オレお金稼ぎたい!」


学校の宿題という枠から飛び出した彼の目は、途端にキラキラ輝き始めた!

お〜!いいね!
どーやって稼ぐ?

「絵を上手に描いて、グッズを作って売る!」

どーやって売ろうか?
何のグッズがいーかな?
方法は?
ここは誰かに頼まなきゃね!
作る前にどんな絵がいいかアンケート取ろうかな!

よし!何パターンか作ってみる!


いつもカメペースなのに🐢
やりたい気持ちと、自分の好き・楽しいが合わさった時のスピード感がすごい速くてびっくりした!

きっと、うまくいったり失敗したりのいろんなことが、この子の学びの体験になるだろう。

母はもはや、やり切った気持ち。
彼はポイントさえキャッチしたら、あとは勝手に波に乗っていくんだ。

私たちは、この世の中でたくさんの枠の中で生きていて、この“ポイントをキャッチする”までが、大人だって1番難しいと思う。
どうしても様々な世間体や他人軸が、入り込んできてしまう。



さて。ここからが本題なんだけど、



問題は長男である。



彼はいくらリラックスして話していっても、すぐに他人軸に持っていかれる。
ちょっとインスピレーションが湧いてきて、いー感じ♡って思っても、


でもどーせ怒られるしな

とかなってしまう。

それで結局ずっと、

「ダラダラしていたい」


と言っていた。


数日そんな会話が続いて、私は思った。
あー私、何かやらせようとしちゃってる。
これじゃあ彼に、もー1個枠を作らせちゃうだけなんだ。


長男ってなんでかわからないけど、兄弟の中でも1番、コントロールの力が働いてしまう。
もっとこーしなよ!とか
それはないっしょ!とか
母1年生を担当してくれた彼に対して、私は本当に申し訳ないほど未熟である。(ちなみに父もである)

これは私にとっても、一個の大きな実験であり、挑戦だと思った。

ダラダラしていたいと言う彼に

わかった。とことんダラダラしてみるか!


と、伝えてみた。

彼はひゃっほ〜!と喜んでいた。

喜ぶんかいと、内心私は突っ込んだが、ピュアに浮かれてる姿はなんだか可愛かった。

三人兄弟の長男として、ずっとしっかり者だった彼にとって、自由にダラダラ出来る時間は、もしかして夢のまた夢みたいな遠い望みだったのかもしれない。
だいぶ私も父も、彼に助けてもらってきたんだな〜と、申し訳なく思ったり。


こんな風に自分の親としての不甲斐なさを痛感するたび思い出す、友人のお母さんの話がある。

友人であるその彼女は昔、同棲している彼氏に暴力を振られていた。
もう出てってやる!と決めて、お母さんの元に帰るのだけど、やっぱり好きだから、少し時間が経つと彼氏のところに戻ってしまう。

その時
友人のお母さんは引き止めもせず、娘の選択をただ見守った。
顔に暴力の傷をつけてる姿を見ても、お母さんはただ何も言わずに、娘の選択を尊重していたのである。


子育てをしていて、口を出すか見守るか、その線引きは本当に千差万別で、どれが正解なんかはもちろん誰にも言えないと思う。

けれど私は、この友人の話がとても好き。

今の彼女の姿を知ってるからって言うのもあるかもしれないけど、

自分で人生の選択を続けた彼女は、とても輝いている。
自分への深い信頼
体験でしか得られない、一生の財産が、育まれてきたように思うのだ。


「とことんダラダラしてみるか!」と、長男に言った言葉の中にあるエネルギーは、諦めとか、投げやりとかではなく、
君は、何があっても大丈夫という、深い信頼であり続けたい。

息子をコントロールすることしか守り方を知らなかった母の、密かな挑戦である。


夜、ふと子ども部屋を覗くと、長男の机が、未だかつて見たこともないくらい綺麗に片付けられていた。
びっくりした。

「過去1キレイにした!」
大人に言われたからじゃなく、自ら能動的に机をピカピカにした彼の顔は、「お金を稼ぐ!」と言った時の弟と同じように、やっぱりキラキラしていた。


能動的に、「ダラダラする夏休み」をクリエイトし始めた彼、どんな夏になるのかな😊

3兄弟と母の、夏休みが始まった。



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