【研究日記】教職員用の教材アプリを開発しようとしてみたら。
「先生は忙しすぎる、昼ごはんゆっく食べる時間もないやん!」
先生たちを少しでも支えることできやんかな?
そんな動機から”研究”は始まります。
こんにちは。
Co-Labブログ担当ヒナノです。
ジャンルを問わずに色んなことを研究していく
私たちCo-Labですが、研究第1弾は、
「忙しい教職員のための教材アプリ開発」に取り組むことにしました。
その過程と結果を報告いたします!
前回初めてブログを書いたのですが、
12件もスキをいただくことができました!
ありがとうございます。
「めっちゃ嬉しいわ!」って言葉に出ました。笑
このブログは、自己紹介記事でも書いたように
”夢×共生×共創”をキーワードとして
“ワクワク”を探求していく研究の日々を
書き残す場です。
https://note.mu/co_lab_jp/n/n3ab033022e3c
色んなテーマで実験や調査をしていき
まさに研究者、被験者となって「面白いコト」を発掘します!
また、私たちの研究日記を読んでくれたあなたと、やる気や勇気、ワクワクを共有することもブログを書く理由の1つ。
読んで”共感”することがあったり、
自分の周りで”気になること”や
“挑戦したいこと”があれば、
是非一歩踏み出してみてください。
今回の研究・実験
さて、本題に入っていきます。
今回の研究は
「忙しい教職員のための教材アプリ開発」
です。
実を言うと、私(ヒナノ)は、英語科の中高の免許を持っています。
なので、教育実習で忙しい現場も体感してきましたし、教育についても4年間びっちり学びました。
そこで一番感じたことは
「先生は忙しすぎる、昼ごはんゆっく食べる時間もないやん!」
先生がどんな感じで働いてるかと言うと、
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7:30 クラブの朝練監督
8:00 校門で挨拶運動 (遅刻・欠席の電話対応)
8:30 担当生徒出欠確認
8:35 職員朝礼
8:45 担当教室朝礼
8:50 授業開始
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12:40 給食(班机準備、給食準備)
(給食余らないように配る、デザートじゃんけんさせる)
13:00 給食かき込むor職員室に持っていく
13:05 ごちそうさま
13:20 授業開始
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15:10 授業終了/終礼
15:30 クラブ活動
17:30 クラブ活動/生徒完全下校
18:00 溜まっていた仕事開始
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こんな感じ。
自分の授業がないときには、丸つけ、配布プリント作成、授業準備、テスト作りや他の先生と打ち合わせをし、生徒が話しに来た場合には、ずっと話しっぱなしなんです。
休み時間なんてありません。
学校を出るのが20時を回ることなんてざらで、
家で授業準備することも当たり前。
土日もクラブや授業の用意で学校にきます。
忙しすぎると思いませんか?
そりゃあ、余裕もなくなりますよ。
いや、もう一般企業なら
「ブラックブラック!」って騒がれますよね。
この状況をどうにかしたい!と思い
先生の授業を用意する時間を削減できないかと教材アプリ開発を考えたのです。
教員の時間の余裕を作ることは、授業の質、生徒に対する対応、親に対する対応、教員の私生活の質を上げることができるはず。
具体的に動いてみると…
私たちは速攻で行動に移し、
何をすべきかリストアップしていきました。
①教材アプリは、本当に需要があるのか
②アプリを使った授業を行うことは可能か
③アプリ開発は可能なのか
大きく分けてこの3つに。
1つずつ調査を開始です。
① 教材アプリは、本当に需要があるのか
知り合いに先生と話し合い、現場で働く生の声を聞かせていただきました。
【結果】
需要は、ありました!!!
先生たちは授業準備に追われていて、
中には教科書の内容を、ただ教える状態になっている人も…。
先生たちはもっと教材研究したいんですね。
【問題】
・プロジェクターなどのデジタルな教具が揃っている学校は少なく、使えない学校がありそう…。
・用いる教科書が学校によって違うので、アプリの内容が統一できない。
② アプリを使った授業を行うことは可能か
現場の先生と、文部科学省のサイトの情報から調査しました。
【結果】
んー、難しい!厳しい!
【問題】
・文部科学省が定める規定内で、生徒に指導しないといけない。
・アプリより、紙媒体で教えることに慣れてしまってる教員が多い。
・ネットで調べて少し出てくる情報を頼りに無料で授業を作っている。
③ アプリ開発は可能なのか
アプリとして形にして、先生たちに届けることができるかを考えました。
【結果】
現時点では、アプリが作れません。
【問題】
・一番の問題が発覚。2人ともアプリを開発する技術がありませんでした。。。
非常にもどかしい〜〜
今回の研究の結論
私たちは、
「忙しい先生たちを少しでも支えることできやんかな?」
という動機と疑問から、教材アプリ開発に挑みました。
事実、先生たちには時間がありません。
自分の余暇すらないのです。
しかし、公的な条件の壁と技術不足で
今回の研究は、良い結果になりませんでした。
ですが、この教育の現状は必ず変えないといけない。
先生のため、子どもたちのため、保護者のためにも絶対に必要ではないでしょうか。
この必要性については、今回の研究でしっかりと発掘することができました。
2020年から教育が大きく変わっていきます。
小学校には本格的に英語が導入され、プログラミングの授業も行われるのです。
先生の負担は想像を絶するものになるでしょう。
そんな状況に対し、少しでも緩和できるように、今回の研究を活かしていきたいと、強く思います。