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助動詞のCanの使い方

ここまで、イコールの役割、状態を表すBe動詞、動作を表すDo動詞を説明してきました。

・イコールの役割
 I am an English teacher.(私は英語の先生です。)
・状態
 I am smart.(私は賢いです。)
・動作
 He drives a car safely.(彼は安全に車を運転します。)

今までの文法を使えば、自分の名前や職業、状態、日常的な動作や事実について表現できるようになりました。

今日は助動詞「Can」の肯定文・否定文・疑問文について取り上げます。

🍅助動詞とは🍅

「助動詞」とは、読んで字の如く「動詞を助ける」役割をする品詞のことを指します。ルールはとてもシンプルで、助動詞を動詞の原形(もとの形)の前におきます。

🍅助動詞Canの肯定文🍅

今回は、助動詞の代表的な1つ Can を取り上げます。Can の意味は2つあります。能力をあらわす「できる」という意味と、可能性をあらわす「ありえる」という意味です。

🍅助動詞の肯定文:主語+助動詞(Can)+動詞の原形(もとの形)🍅

意味その①:能力の「できる」
では、このルールを使って先ほどの文章を見てみましょう。

He drives a car safely.
(彼は安全に車を運転します。)

もし、あなたが運転手を雇うとすれば、彼が安全に運転している日常よりも、きちんと安全に運転することができる方が大事ですね。

He can drive a car safely.
(彼は安全に車を運転することができます。)

3単現のSがついていた動詞 drive から s を取って、もとの形にしてあげるのがポイントです。

意味その②:可能性の「ありえる」

では、Be動詞の場合はどのような表現になるか見てみましょう。

・イコールの役割
I can be an English teacher.(私は英語の先生ということもありえる。)
・状態
I can be smart.(私は賢いともいえる。) 

Be動詞のもとの形は(am でもなく、are でもなく、is でもなく)be ですので、助動詞のあとに be をつけます。

Canの意味は①能力の「できる」②可能性の「ありえる」ということがわかったところで、否定文・疑問文の作り方も見ていきましょう。

🍅助動詞Canの否定文&疑問文🍅

みなさん、Be動詞の否定文、疑問文の作り方は覚えていますか?Be動詞の否定文は、Be動詞の後ろにnotを入れる。疑問文は、主語とBe動詞を入れ替えるでしたね。

助動詞の否定文、疑問文の作り方は、Be動詞「助動詞(Can)」にそのまま言い替えます。つまり、

🍅否定文:主語+助動詞(Can)+not+動詞の原形(もとの形)🍅

He cannot drive a car safely.
(彼は安全に車を運転することができません。)
危ないですね。まだ初心者なのでしょうか。

🍅疑問文:助動詞(Can)+主語+動詞の原形(もとの形)🍅

Can he drive a car safely?
(彼は安全に車を運転することができますか?)
一応確認しておくことは大事ですね。

ここでいくつか会話によく出てくる can のフレーズを紹介しますね。
肯定文、否定文、疑問文の順で紹介します。

I can call you later.  I might call you in 30 minutes.
(後でかけ直すね。たぶん30分後には話せると思うので)
Sorry, I cannot call you today. How about tomorrow?
(ごめん、今日は電話できないや。明日はどう?)
Can you call me later?
(後でかけ直してくれますか?)

これで助動詞の使い方はバッチリです。

次回はDo動詞の否定文と疑問文について書きますね!(🍅)

今日は「私たちが考える、中学英文法の理想的な順番」より「5. 助動詞のcan」をお届けしました!

1. 名詞の単数形・複数形
2. 指示代名詞の単数形・複数形
3. Be動詞(現在形)肯定文・否定文・疑問文
4. Do動詞(現在形) 肯定文・否定文・疑問文
本記事 → 5. 助動詞のcan
6. 5W1Hと組み合わせた疑問文
7. 現在進行形
8. Be動詞とDo動詞(過去形と時制について)肯定文・否定文・疑問文

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