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朗読『イワンの馬鹿』(11)

こ林
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イワンの国の国民たちのように、戦う意志のないものと戦うことは不可能だ。だから、たとえ喧嘩を売られたとしても、買わなければいい話なのだ。
「売られた喧嘩はすべて買う」を信条にしていた頃の私に、イワンの馬鹿を読ませてやりたい。頑なだった私は、逆にその考えを強めてしまうかもしれないけれど。

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