イギリス就活 内定獲得までの道のり① 海外での就活とは(キャリアフォーラム)
こんばんは、コンス(@cnsltntatgaishi)です。昔運営していたブログからの転載ですが、新卒が海外大学院生としてどう就活してきたか(対策等含め)綴っていきます。情報は最新でないかもしれませんが、本質ってそんなに変わらないと思ってます。
どうやって海外で就活しましたか、今どうしてますかってところはTwitterもしくは、以下質問箱で聞いていただければ答えます。
まず就活って何すんの、どうすんのって考える
新卒の就活で困ることとして、まずどのような企業で自分が将来的に働きたいのか、どのような職種で働きたいのかがわからないといったことがあるでしょう。そのため、自分の性格やキャリア志向、将来のなりたい像等を客観的に分析する自己分析が必要になります。海外留学生は、国内で就活をしている学生と比較すると、ある程度の目標や自分の将来についてより深く考えている傾向があると思います。実際に私も、イギリスの大学院に行くにあたって、将来的にグローバル企業で働くという確たる目的をもって渡英しました。自己分析にあたっては、このような自分自身の軸を再確認することが重要です。
新卒から高い年収にありつきたい!!って動機でも全然OKです。むしろ清々しいので、私的には好感度が高いです。
自己分析とやらをやってみる
自己分析は正直なんとかなります!自己分析についてイメージが湧かないのであれば、周囲の友人や家族に聞いてみるとよいでしょう。例えば、そのときにあなたは気配りができる人だとコメントをもらったとしましょう。そのコメントに対して、どう自分がリアクションするかが、自己分析の鍵となります。自分の気づいてないよさをコメントされた場合、新たな自分の発見ですし、もらったコメントが当てはまらないと思う場合は、そこが自分自身と他人から見たあなたのPersonalityにはギャップがあるわけです。とにかくいろいろな角度から分析することが重要なわけです。これがいわゆる自己分析。自分自身のことを他人に説明するために、自分自身を主観的・客観的に把握することが重要です。
業界、業種を調べてみる
さて、就活で次にすることは、企業・業界研究です。日本にいる場合だと、周りの友達とか先輩に聞くことができるわけですが、留学先だとこれがなかなかできないことも多いわけです。あと、そもそもちゃんと就職活動とか考えていない人も割といます。俺は海外の大学/大学院にきてるし、どこでも就職できるでしょみたいな人たち。。。この考え方は、正直かなり危険かと思います。現地で、日本企業をターゲットに就職活動をするならば、競争相手のメインである日本人学生たちのバックグラウンドは必然的に似てくるので、そこで差別化要因がない限り、ちゃんと準備していない人はほぼ選考で落とされます。さて本題に戻ると、企業・業界分析は、就活初期だと特定の業界に絞り込んで実施するのは難しいですよね。
ミーハーな私は、とりあえずFortune500のランキング上位企業から、どんな企業・業界があるかを調べました。おそらく、就職活動初期段階ではこれで十分だと思います。留学生の皆さんだったら、ロンドンキャリアフォーラムとかボストンキャリアフォーラムに来ている参加企業リストを眺めるのも結構ありだと思います。まず自分のような海外留学経験者がどのような企業・業界で必要とされるかを知ることができますからね。働き出して思ったことですが、仕事で楽しさややりがいを見つけるってすごく難しいので、有名企業とか、いわゆる年収が高い企業から、順番にリサーチし、なんとなく10年後これくらいの給料が欲しいなと漠然とイメージし、その企業・業界を調べてみることもお勧めです。
出陣に向けていざ準備!(面接までなんとか行く)
では自己分析、企業・業界研究が進んできたら、実際に志望する企業にリーチしてみましょう。残念ながら、イギリス在住で、日本企業もしくは外資系企業の日本法人に応募するのは意外と大変です。そもそも募集資格を満たしているのか、海外留学生採用を実施しているのか等、募集要項を細かくチェックする必要があるためです。例えば、日本での現地説明会参加必須な企業だと、そもそもイギリスから、日本に一時帰国する必要がありますし、そのためだけに一時帰国するのもなかなか難しいものです。そのため、私はそもそも選考に進めるのかをしっかり確認するために、片っ端から名だたる企業の採用担当者にメールを送り付けました。一見、無駄のように見える作業かもしれませんが、先に自分が募集要項を満たしているかを確認することは非常に重要です。実際に私は、自分で問い合わせテンプレートを作成し、50社くらいにメールしましたがと、残念なことに20~30%くらいは、海外留学生採用はやってない(日本の大学生と別選考フローはない)という返答でした。グローバル企業を目指すとか言いながら、Skype面接の機会も与えられず、海外留学生を取る気なく、何がグローバル企業を目指していますだよと悪態をつきたくなる企業も正直ありました。応募時のES作成や面接準備は思ったより、時間と労力が割かれるので、自分自身が先に企業をフィルタリングすることも非常に重要ですよ。
海外大生はキャリアフォーラムが主戦場
ただ、ここで悲観してほしくないのは、そもそも海外留学生を積極的に採用したい企業も多いということです。私が実際にイギリスで就職活動をした際にも、企業は多くのヨーロッパ圏留学生の積極採用を行っていました。アメリカとイギリスの留学生数を比べると、アメリカの留学生の方が圧倒的に多く、海外留学生を手っ取り早く採用したいなら、企業はアメリカで採用説明会を多く開催するほうが合理的です。そんな中でも複数の日本企業は、わざわざヨーロッパまで来て、ヨーロッパ圏に留学している学生を採用したいと思っていることも多いのです。そんな企業は、前述したSkype面接や、日本人留学生との別選考フローも用意してくれ、ちょっとしたVIP待遇で面接を実施してくれることも多いです。ヨーロッパ圏の留学生にとって、一番の内定獲得チャンスとなるのは、BALJOBとロンドンキャリアフォーラムの2つでしょう。
週末の2日間×2イベントだけで、面接から内定まで獲得できるスピード感は、勉強に忙しい留学生にとって最高のチャンスと言えます。私も両イベントで内定を獲得し、そこでご縁があった企業で今でも働いています(常に転職を考えるような環境ではありますが。。。)2019年も同イベントが開かれるようですので、留学生の皆さんはしっかり準備して、両イベントに臨んでくださいね。内定がっぽりの学生さんと一つも内定がもらえない学生さんの二極化がみられるイベントなので。。。 両イベントの流れと戦略についても今後書いていきます。
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