DOPING PANDA mugendai THE CARNIVAL 2024 mellow fellow FUKUOKA w/the band apart ライブの感想とセトリ
前置き
バンアパは3rdアルバム全曲演奏ツアー札幌公演以来3カ月ぶり、ドーパンは年始のメロフェロ徳島以来8カ月ぶりに見ました。
the band apart
セトリ
higher
The Ninja
led
MC
Crazy
夢太郎
coral reef
MC
DEKU NO BOY
夜の向こうへ
感想
ほぼ定刻通りに開演したライブは、higherからスタート。
アウトロで原さんがアンプの後ろに回り、木暮さんの真横でベースを弾いていました。
この曲以降も、この日の原さんはアンプの後ろにいたことが多かったように思います。
そのまま木暮さんのドラムが続き、「竿隊の音の響き的に、Eric.WじゃなくてThe Ninjaかなー?」と予測したところ、見事的中。
だんだん分かるようになってきましたわよ!
リキセさんは、原さんの後ろらへんでカウベル、シェイカー、タンバリンを担当していました。
曲中のクラップをやっている人が少なめで、「きょうはバンアパ初見の人が多めかな?」と感じました。
また、前に見た時よりアウトロが長めになっていたように感じました。
The Ninjaが終わり、荒井さんが後ろに置いてあるシーケンサーらしきものを触ります。
「荒井さんこんなことしてたっけ??」と衝撃を受けつつ、シーケンスから流れたカウントと共に披露されたのはled。
3rd全曲披露ツアーの時こんなことしてましたっけ??
3rdツアーが終わっても、ledがセトリに入ってくれたのがうれしかったです。
ここで荒井さんのMC。
荒井さんいわく、きょうは見知った顔が少なく、メイニアが多めの会場とのこと。
やっぱり演者側から見ても、いつもよりバンアパファンが少なめだったんですね!
MC後に披露されたのは、この曲はやらないといけないでしょう、Crazy。
バンアパカバーは、イントロのコード進行が特に好きなんですよね……。
原さんコーラスなし曲ということもあり、原さんはずっとアンプの後ろにいました。
続いてもスプリットEPから、夢太郎。
nakedで聴いていた頃から、エレキセットでも全然イケるよな〜と思っていた曲だったので、今回を機にエレキアレンジを聴くことができて良かったです。
そして……そして……そして……、6曲目はcoral reef!!
個人的にバンアパの英詞曲の中で一番好きなため、イントロが流れ始めた瞬間声ならぬ声を挙げました……!
代表曲の一つなのに、なぜかメンバーがセトリ入りを嫌がってそんなに頻繁にはセトリに入らないこの曲。
(恐らく)去年のイタフェスぶりにまた聴くことがでにて、本当にうれしかったです!
ここでお次は木暮さんのMC。
「ユタカは自分の大事なギターを俺が触ると怒るが、まーちゃんが弾いても怒らない。世の中いろんな愛のかたちがある。ユタカは人によって、愛情表現をうまく変えている。開演前、タロティとユタカが5分ぐらい中身のない話をしていて、長く続けてきて良かったなと思った」。(※要約)
笑いから始まり、最後は2バンドの付き合いの長さをしみじみと感じる締めの名MCでした。
MC後は、この後ドーパンも披露するであろうDEKU NO BOY。
曲が終盤に差し掛かるにかけて力強さを増していく木暮さんのドラミングが、本当に大好きな曲です。
また今回は特に、ヘドバンしながらアウトロのギターを弾く川様がかっこ良かったです……!
荒井さんから「最後の曲です!」という悲しいアナウンスがあり、ラストは「夜の向こうへ」。
持ち時間39分でバンアパのライブは終了。
本当にあっという間でした……!
そして、Eric.Wがセトリから外れていたことに驚きました。
DOPING PANDA
セトリ
goodbye to the old me
beautiful survivor
Kiss my surrender
Lost & Found
MC
DEKUNOBOY
Moralist
MC
THE PROMISE
ーー無限大ダンスタイムーー
The Fire
Imagine
Hi-Fi
Transient hapiness
beat addiction
MIRACLE
MC
Crazy
感想
ハヤトさんは今回も、リハに登場。
25分程度で転換が終わり、6時35分頃にドーパンのライブがスタートします。
1曲目はgoodbye to the old me。
個人的にギターのフレーズが大好きな曲です。
ギターソロ前にスターがタロティの元へ近寄り、その後お立ち台でギターソロ。
ドーパンのライブが始まったな〜と、実感が湧いてきます。
そこから間髪入れずにSEが鳴り、「太陽 さえもー」とスターがbeautiful survivorをBメロから歌い出します。
このライブアレンジめちゃくちゃかっこいいですね!!
3曲目は、再結成のアルバムからKiss my surrender。
個人的にライブで初めて聴くことができました。
楽曲が終わったっぽいタイミングで観客が拍手をし始めたところで、スターが「しーっ🤫」と合図。
静まり返ったビートステーションで、スターがアウトロのギターソロを弾き始めます。
なんだこの演出カッコ良っっ……!!!!
音源では、アコギソロだったところですね。
めちゃくちゃ高まったライブアレンジでした。
まだまだノンストップで楽曲披露が続きます。
ギターソロでスターにスポットライトが当たった状態から、今度はタロティにスポットライトが切り替わり、特徴的なベースのフレーズが聞こえてきます。
そう、お次はLost & Found。
昨年のメロフェロ名古屋で聴き、めちゃくちゃ刺さった楽曲だったので、またライブで聴けてうれしかったです。
本当にライブ映えする楽曲ですよね。
ここで最初のMC。
スターが「DOPING PANDA改め、7人でMELLOW FELLOWというユニットだと思っています。7人中俺一人だけ」という、一人だけメロフェロへの熱量が段違いな自虐を含んだ自己紹介を披露します。
その後、「タロティは、ステージ上よりも朝飛行機に乗る時の方が元気だった」とタロティをイジり、先ほどの木暮さんのMCへの釈明タイムに。
スターが木暮さんに「ギターを触るな」と忠告しても、スターの目を盗んで勝手に弾くため、「だから触るなって言ってんの!!!」と怒る羽目になるとのこと。
2階の関係者席でドーパンのライブを見ていた木暮さんを「アイツは木偶のボーイだよ」表現し……、
そして始まりましたDEKUNOBOY。
バンアパの原曲とはまた異なる、横揺れできるアレンジがいいですね。
そのままハヤトさんのドラムが続き、Moralistが始まります!
この曲順がめちゃくちゃいい!!!
個人的にMoralistはドーパンの好きな楽曲3本の指に入るのですが、曲調的に無限大ダンスタイムに入るような楽曲ではないですし、セトリに組み込むのが若干難しい楽曲だと思うです。
飛び跳ねて踊りまくって〜というドーパンの十八番とはまた違うモードの楽曲をライブで2曲連続で聴けたのは、かなりうれしかったです。
ちょっと大人モードな楽曲ゾーンが終わり、再びMC。
「ドーパンのファンネームはメイニアだけど、バンアパのファンは?住人?」と言って、スターがスベります。(と本人は言っていましたが、スベっていなかったですよ!)
ハヤトさんが自費でメロフェロTを作った事情で、メロフェロTのみお会計が別。
川様スタイルで、ハヤトさんが自ら売り子をしているそうです。
「ファンから逃げるように、ライブ後すぐ車に乗り込んでいた再結成前だったら、そんなファンサ絶対にありえない」とスターw
「ハヤトさんとファンとの距離が学校の先生と生徒みたい」という話題から、「タロティは竹刀を持った体育教師」「スターはいくら怒られても胸元の空いた服装で出勤する美術教師みたい」と、ユルいMCが続いていきます。
「来年で再結成4年目(マジか!)ということで、来年は再結成ムードを消し去ることが目標」というスター。
「3年も経ったら、みんな中学や高校を卒業しちゃいますから」と言うスターに続き、ハヤトさんがタロティは大学に6年通ったことを暴露w
そんなこんなでユルめのMCが続いておりましたが、「比較的新しめの曲を」とTHE PROMISEが演奏され、
ライブが再開します。
そして照明が赤くなり、The Fireのイントロと「無限大ダンスタイム」のSEが聞こえます!
来ました、無限大ダンスタイムのスタートです!
マジで楽し過ぎて諸々記憶が吹っ飛んでいる状態なのですが、確かImagineからHi-Fiが披露され、ギターソロ前に「見せてやる、俺がロックスターだ!」と宣言して超絶ギターソロが始まったのが、もうめちゃくちゃかっこ良かったですね……。
Hi-Fiのクラップや、beat addictionの「ここで〜」など、定番の盛り上がりに参加できて楽しかったですし、Transient hapinessのギターソロでいつになくキレキレなハポネスステップを見られたのもうれしかったです。
また、「エディ・ヴァン・ヘイレンからの手島いさむからのフルカワユタカという系譜」と勝手に言い続けているタッピングのギターソロもたくさん堪能できました。
ハポネス〜beat addiction〜MIRACLEと続いた無限大ダンスタイムも終わり、最後のMCへ。
「フルカワユタカ46歳(早生まれ)、バンアパとハヤトは学年1個下の46歳、タロティだけ47歳!はいおーじーさん!おーじーさん!!……いや全員おじさんだわ!!」と、スターのタロティイジりが止まりませんw
来月に迫ったグリーンズピアの告知をし、ラストは本家がこの曲をやらないと終われない「Crazy」。
本家は「ミラクル起こしちゃってさ!」に、もちろん歌詞変更。
1時間10分弱の大盛り上がりの中、ライブ本編が終了しました。
アンコール
セトリ
MELLOW FELLOW
SEE YOU
感想
黒ラベルを手にしたドーパンの3人がまず現れます。
「『丸くなるな、星になれ。』とのことですが、市川さん(LOW IQ 01)には『星になるな、丸くなれ。』と言われます。」とのこと。
イッチャンうまいですねww
荒井さんのマイクの前に並びに、その高さを改めて痛感するスターとハヤトさん。
すかさずスターが、知人の結婚式で酔っ払ておイタをし、荒井さんに耳元で「殺すよ」と言われた鉄板エピソードトークを話し出しますw
そんなこんなでバンアパを呼び込むのですが、荒井さんと原さんしか出てきませんw
遅れてやっと川様と木暮さんもステージに登場。
木暮さんはスターのギターに触ろうとして、怒られますw
スターは川様にグータッチを求めますが、川様は首を傾げてガン無視www
スターも無視は想定内とのことでしたが、首を傾げられるのは想定外だったそうですww
そして2バンドのコラボ曲、MELLOW FELLOWが披露されます。
木暮さんはタンバリン、そして原さんはエレキギターを弾いていました!
原さんのエレキギターはレアですよ!!うれしい!!!
木暮さんはタンバリンを演奏しながら客降り、ステージに戻ったかと思うと、スターの眼鏡とタロティのハットを奪い取って我が物にしていましたww
裸眼NGなはずのスターですが、意外とTOSHI-LOWさんに外されまくっているよう。
その後荒井さんが、同じ美容院でスターと会った際、せっかくだから一生に写真を撮ろうと誘ったのに、「きょうは裸眼だから」という理由で断られたという、これまた鉄板トークをキレ気味で話していましたw
そして再度グリーンズピアの告知。
荒井さんもおっしゃっていましたが、そう言えばグリーンズピアはドーパンとバンアパの出順が逆になるんですよね。
これまでのライブは全てドーパンが後攻だったと思うので、その点でも改めてめちゃくちゃ楽しみです。
バンアパが後攻になることで、「ユタカがさらにMCでイジられるだろうから、イジられユタカが見たい方は大阪までぜひ」とのことでしたw
最後はSEE YOUを披露し大団円。
ハヤトさんはタンバリン、荒井さんはアコギ、スターはハンドマイク、そして原さんは引き続きエレキギター担当でした!
8時過ぎにライブは終了し、2時間半強ずっと楽しかったです!
MUSIC CITY TENJIN
普段ならゆっくり物販を物色するのですが、今回は後に用事があったので、ビートステーションを出て福岡市役所の広場まで全力疾走。
お目当ては、くるり・岸田繁さんの弾き語りフリーライブでした。
本当はKIRINJIの弾き語りも見たかったのですが、さすがにライブとドン被りしていました……。
私は新曲初披露の途中からしか見られませんでしたが、
ブレーメン
琥珀色の街、上海蟹の朝
男の子と女の子
奇跡
の4曲をじっくり堪能できて良かったです。
アコースティックの上海蟹が新鮮だったのと、ラストの奇跡がめちゃくちゃ沁みました……いい歌詞……。
総括
フロントマン・フルカワユタカの話
改めて、
フルカワユタカってマジでかっけぇな……
と思いました。
私は大学時代に音楽の趣味が大きく変わっており、ポスト渋谷系やアキシブ系の楽曲にどっぷりハマって以降は、バンド系の音楽も前述のKIRINJIやくるりなどを中心に聴くようになりました。
つまりは、ガンガン観客を煽るようなバンドのライブにあまり行かなくなった訳です。
私が今現在もライブに行っている数少ないロックバンドも、フロントマンが照れ屋気質な人が多い気がします。
それこそ荒井さんは「俺がバンドを引っ張ってやるぜ」タイプでは全くないですし、奥田民生なんかはその際たる例です。
ホリエアツシは上記二人に比べると、まだやる時はやってくれる方ですが、それでも世のバンドマンに比べると控えめな印象です。
……何が言いたいかといいますと、久々に、それこそ年始のメロフェロ以来に、いい意味で“カッコ付けた”ロックバンドのフロントマンを見て、ライブ中「うわ、めっちゃカッコいいわ……」と、改めてフルカワユタカに見惚れた訳であります。
当人が元から持っていたフロントマンとしての気質、その気質をさらに膨らませ、「自分は“ロックスター”である」というキャラクターを背負い、その覚悟を持ってライブを完遂する自己プロデュース能力。
MC中にユルい雰囲気を見せることはあっても、演奏中はゆるっとしたモードになることが一切ないですもんね。
ギターを弾きながら観客を煽る姿も、確かな演奏力に裏打ちされたギターソロも、改めてカッコいいなと思いました。
フルカワユタカは曲が書けるし、歌も歌えるし、ボーカルとは思えないレベルのギターソロも弾けますが、観客を煽ること、自分をカッコ良く見せること、そしてライブを盛り上げる雰囲気作りがうまく、いわゆるアジテーションの能力も高いんだなあと、3回目のドーパンのライブにして気付かされました。
私は来月のグリーンズピアでドーパン、バンアパ両バンドは2024年ライブ納めになる予定です。
年内にメロフェロがもう一度見られることを楽しみに、あと数週間日々の生活を頑張ろうと思います。
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