見出し画像

【感想】『恋は世界征服のあとで』、原作ファンも大満足のアニメ化でした!

1巻発売時からずっと連載を追ってきた『恋は世界征服のあとで』のアニメが4月から放送され、先日最終回を迎えた。
原作に思い入れのある厄介ファンなので、かなりハードルを高くした状態で毎週視聴していた。
その期待にそぐわず本当に素晴らしいアニメ化だったので、絶賛ブログを書き残しておこうと思う。


原作ではあまり描かれていない変身、口上、必殺技のアニメ化

まず感動したのが、変身、口上、必殺技をアニメで見られたこと。
これらの要素は原作ではあまり細かく描かれていないので、1話のアニオリでジェラート5の登場シーンを視聴した私は、さっそく泣きそうになってしまった。
あと、立木文彦さんの「チェーーーーンジ・ジェラーーーーート」、かっこ良過ぎだろ……!

ギャグの間がいい

ギャグ漫画のアニメ化で一番ネックなのは、テンポ感だと個人的には考えている。
読者が一番心地いいテンポで勝手に読み進めてくれる漫画とは違い、ギャグアニメは間が悪いと、面白いギャグも台無しになってしまう。
(この辺の持論は過去のnoteでもいろいろ書いているので、よろしければどうぞ。)

直近のアニメだと、前期の『ハコヅメ』はシリアス警察漫画のアニメ化としては良かったものの、アニメ1話で原作2話分を消化するという丁寧過ぎる構成の影響で、ギャグのテンポ感が損なわれているように感じた。

(Filmarksのレビューでも例に挙げたが、5話にて藤部長が、「勃起した陰部を押し当てたとこもう一回お願いしま〜す」と言った後の山田のツッコミがあまりにも遅いなど……。)

そんな私の杞憂をよそに、『恋せか』のアニメはギャグの間も素晴らしかったのである。
特にお気に入りは、11話Bパート冒頭の雪山のシーン。
原作では4コマしか描写されなかったシーンを丁寧に膨らませ、かつ間延びすることなく描写した制作陣の力量に感動した。

また立木さんのナレーションも、ギャグのスパイスとなっていたように感じた。
特に4話ナレーションの「説明しよう!バレたのである」は、原作で展開を知っているにもかかわらず爆笑してしまった。

声優陣について

推し声優をキャスティングしてくれてありがとう

このブロックは完全に私情丸出しになってしまうが、私はグリーンジェラート役の間島淳司さんのオタクをもう7,8年やっている。
大好きな漫画のアニメ化に、推し声優である間島さんの参加が決まった時点で、個人的にはもう恋せかのアニメ化は優勝決定だった。

また間島さんがグリーンジェラートを演じると決まった時点で、デス美とのトラウマエピソードのアニメ化を心待ちにしていた。
ついに7話でそのエピソードがアニメ化された時、「感無量とは、こんな気持ちのことを指すのだな……」と、得も言われぬ感情に襲われた。

またこのシーンは、ギャグのテンポ感も素晴らしかった。
矢継ぎ早に繰り出される「会えません」「ごめんこうむる」「出したことなかったんかい」「こっわ」というセリフを、推し声優のボイスで聴ける幸せと言ったら……!!!

声優陣がTwitterでアニメを絶賛

また原作ファンとしてうれしかったのは、Twitterをやっている出演キャストが恋せかを絶賛するツイートをよく目にしたということである。

ここでは間島さん、安元さん、立木さんのツイートを引用させてもらった。
お三方とも、140字という限られた文字数の中で恋せかへの愛が如実に伝わってきて、原作ファン冥利に尽きた。うれしい。

主題歌が総じて最高

そして主題歌。
OP、EDどちらも本当に最高だった!

OPは、イントロを聴いた時点で優勝を確信した。
4月の私は、本当に『恋はエクスプロージョン』しか聴いていなかった。
田村ゆかりさんのラップが聴けるのも良き。

あと度肝を抜かれたのが、第6話の特殊OP。
何度聴いても「どっか~ん!」の部分がおもろ過ぎるし、主人公を差し置いてサブキャラであるカルバリンベアをデュエット役に選んだのが、ナイスキャスティングだった。

そして、非常にかわいらしいED。

本当にかわいらしいのだが、この歌詞を田淵智也が書いたかと思うと笑いが止まらなくなる(良くない楽しみ方)。
また『謎解きはキスのあとで』大好きログっ子なので、竹内サティフォさん作曲楽曲にタイアップがついたのが、個人的に非常にうれしかった。

あと恋せかは一切関係ないが、『謎解きはキスのあとで』は早急にONIGAWARAセルフカバーをリリースしてほしい。

福岡でイベントがあるそうなので行きます

アニメの放映は終了してしまったが、なんと8月にデス美さんの故郷である福岡でイベントがあるらしい。

早速1,2部共にチケットを購入した。
日曜日に東京でアニメのイベントがあっても、西日本在住の社会人的にはなかなか参加しづらいため、福岡開催は遠征しやすくて本当にありがたい。

あと個人的に間島さんを生で拝むのが、有頂天家族2の先行上映以来5年ぶり(推し声優なのに……)なので、それも非常に楽しみである。


改めて、大好きな恋せかを素晴らしいクオリティーでアニメ化してくださり、本当にありがとうございました!!
知らない人にも!届け!(推し声優の言葉を借りて。)

この記事が参加している募集

金銭的なサポートは不要です。 スキやアカウントのフォロー、記事の拡散などを行っていただけますと、大変うれしいです。